松尾潔 Neighbors Complain『Got It Goin’ On』を語る

松尾潔 Neighbors Complain『Got It Goin' On』を語る 松尾潔のメロウな夜

松尾潔さんがNHK FM『松尾潔のメロウな夜』の中で大阪のバンド、Neighbors Complainの『Got It Goin’ On』を紹介していました。

(松尾潔)そしてもう一組、もう1曲、新しい名前をご紹介いたします。ネイバーズコンプレイン(Neighbors Complain)ですね。『Got It Goin’ On』という曲。

Neighbors Complain『Got It Goin’ On』

これはネイバーズコンプレインのアルバムとしてはデビュー盤となるんですかね。『NBCP』からの1曲です。この人たちは大阪を本拠地にしている4ピースのバンドでございまして。ベース、ギター、ドラム、そしてキーボード。で、キーボードの担当がボーカルも取っている。逆に言えば、ボーカリストが鍵盤を弾きながら歌うという、そういう4人組ですね。これはね、僕がなぜご紹介したかと言いますと、この番組でもたびたびご紹介しておりますSkoop On Somebodyというバンドがございます。いまは2人ですから「バンド」と言っていいのかわかりませんが、3人組の時代がずっと長くて。

その頃に僕がプロデュースしてアルバムを3枚作っていますが。そこを脱退したドラマーのKO-HEYくんが一時、音楽シーンを離れていたんですが、この4人に出会ってプロデュース業を始めたというぐらい、それぐらい覚醒させたんですよね。KO-HEYくんをね。そういうバンドです。で、そのKO-HEYくんから「こういうバンドが大阪にいるんですよ」っていうのをずいぶん前から聞いていたんですが、まとまった音源をこうやって聞きますと、「やっぱり上手いな!」と。本当に失礼を承知で言うと、デビューの頃のSkoop On Somebodyより演奏力はこっちの方があるんじゃないの?っていうぐらい。まあ、それを言ったらKO-HEYくんは認めていましたけども。達者ですね。

まあ、東のSuchmosと比べられるのはもういまの時代の宿命かもしれませんけども。いろんな土地からいろんな音楽が出てくるっていうのは好ましいことだと思いますんで。ネイバーズコンプレイン、大阪をレペゼンするバンドとしてファンク、R&B、AOR、こういったところをグイグイと攻めてほしいもんですね。お届けしたのは『Got It Goin’ On』でした。

<書き起こしおわり>

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