宇多丸 アルバム『ダンサブル』全曲名と『Back&Force』を語る

宇多丸 アルバム『ダンサブル』全曲名と『Back&Force』を語る 宇多丸のウィークエンド・シャッフル

宇多丸さんがTBSラジオ『タマフル』の中でRHYMESTERの新作アルバム『ダンサブル』の全曲とプロデューサーやゲスト、そしてALI-KICKプロデュース曲『Back&Force』について話していました。

(宇多丸)はい、そんなRHYMESTERなんですが9月6日に11枚目となるニューアルバム『ダンサブル』の発売が決定したという件、先週発表いたしました。よいしょ~! で、先週ね、宇宙初オンエアー。mabanuaくんプロデュースの『Future Is Born』という曲を宇宙初オンエアーさせていただきました。

宇多丸 RHYMESTERアルバム『ダンサブル』と『Future Is Born』を語る
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あ、(バックで)流れておりますね。私が言うのもなんですが、まあぶっちゃけ、最高です。これは間違いなく。ぜひみなさん、歌詞もちゃんと聞けるようになるとさらに、自分が言うのもなんですが、この大変な完成度。構造としてよく出来すぎている件。いずれ、わかっていただけるのではないかと思っておりますが。さあ、そんなRHYMESTERのニューアルバム『ダンサブル』なんですが、今夜24時を過ぎたところから、公式ホームページでアルバムの全容が発表になります。たとえばアルバムのアートワークであるとか曲の全部、こんな曲が入っていますっていうタイトルと、プロデューサー陣が発表になるわけですが、まあこの番組ね、偶然にも同じグループの人間がやっているということで。私がこの場でいち早く、諸々情報を発表していいということで。これはいいですよね? これは問題のあるネタバレじゃないですよね。最近ね、そういうのが問題になりやすいですからね。

ということで、アルバム全収録曲と参加プロデューサー、そしてゲストを発表させていただきます。久々にゲストが入っているということでございます。行きますよ。収録曲数ですが今回は、最近のヒップホップというか、最近のアルバムの流行りですね。タイトめ、短めです。全10曲です。はい。まあ、ダラダラと……前から言っていたんですよ。「10曲で勝負がつくんだったら、その方がいいに決まっている」と。10曲で勝負がつかないから、いろんな場面を入れて足しちゃうんだよねっていうところもあるし。なので10曲で今回、勝負がつきました。タイトルも『ダンサブル』。で、タイトに10曲。

で、曲順とプロデューサー、そしてゲストを1曲ずつ紹介して行こうと思います。まあ後ほど、詳しくは……たぶん音で聞いてもわからないところもあると思うんで、公式ホームページを見ていただきたいんですが。

ダンサブル
ライムスターのオフィシャルウェブサイト。ミュージックビデオ、CDリリース、ライブなどの最新情報を掲載。

アルバム全曲名紹介

まず1曲目。『スタイル・ウォーズ』。これはライブとかでもちょいちょいやっている曲です。プロデュースはDJ WATARAIくんです。割とストロングスタイル・ヒップホップというか。もう私の考えるストロングスタイル・ヒップホップ・ラップ曲ということでございます。『スタイル・ウォーズ』。ライブでやっているバージョンより、今年からさらにホーンを入れてバージョンアップしたもの。バージョン2.0でございます。そして2曲目がいまかかっている『Future Is Born feat. mabanua』ということでございます。

そして3曲目がこれもライブで……いま、リリースもしていないのに、ライブでいちばん人気曲です。『Back & Forth』。プロデュースド・バイ・ALI-KICK。ねえ。元Romancrewね。元じゃないのか? 解散はしていないか? まあ、その話はいいや。ALI-KICKプロデュース。TBSラジオとも縁の深い男、ALI-KICKがプロデュース。非常に2本のマイクのかけ合いが激しい曲です。4曲目。これはみなさん、はじめてタイトルを聞くと思いますね。『梯子酒(はしござけ)』。はい。プロデュースド・バイ・SONPUBということで。これ、来ましたね。ちょっと最先端ダンスミュージックのところを……『ダンサブル』というタイトルで、どんな感じのビートで来るのか? そして、『梯子酒』。久々にRHYMESTERで「酒」テーマということでね。いま、ほら。Young Hastleとか酒テーマ、いっぱいあるじゃないですか。

だからちょっとやそっとのダメな感じじゃもうダメだということで、ただ事じゃあないダメさ。これをね、目指した曲でございます。5曲目、これはプロデュースド・バイ・DJ JINの曲です。『Don’t Worry Be Happy』という曲でございます。これはどんな曲かはちょっとね、初オンエアーを楽しみにしていただきたいと思います。まあ、ひとつだけ言っておくなら、久々に結構、ショートショートというか、ストーリーテリング物ですね。6曲目、タイトルは『ゆれろ』。バカみたいなタイトルですけどね、『ゆれろ』。プロデュースド・バイ・LIBROということで。LIBROですよ! これ、どうですか? 日本語ラップシーンにちょっと詳しい方だったら「おおっ!」ってなったんじゃないでしょうか?

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まあ、2000年代初頭ぐらいからずっと、活躍してきたMCです。LIBROがしばらく活動をやめていたんだけど、活動を再開して。餓鬼レンジャーのポチョムキンなんかと一緒にユニットをやっていたりしましたけども。

トラックメイカーとして非常に素晴らしいなと思っておりまして。「デモテープ、ちょうだい」なんて言ってもらったところ、非常にいいのが来たので即採用となりました。7曲目。これは先日の『人間交差点』でもやりました。『爆発的 feat. サイプレス上野 & HUNGER(from GAGLE)』です。プロデュースド・バイ・DJ JINということで。久々の、これもゴリゴリとしたいわゆるポッセカットというか。それぞれが自分のパートを担当して、自分のラップスキルというか、言いたいことをドカン! と爆発的にぶつけるという、非常にわかりやすいヒップホップトラックでございます。

そして8曲目は、これですね。タイトルは『Diamonds』というタイトル。そしてフィーチャリング KIRINJIでーす! はい、よいしょ~! 来たね。先日、KIRINJIの方で、『The Great Journey』という曲。フィーチャリング RHYMESTERで作りましたが。

それもまあ、非常になかなか楽しかったし、相性も。まだまだいっぱい作りたいねということで。今度は堀込高樹さんをプロデュースに、こちらにお招きして『Diamonds』という曲を作りました。アルバム全体、いまお聞きいただいている『Future Is Born』みたいにブギーっぽい感じの曲。現代版ディスコみたいな曲ばっかりっていうわけじゃないんだけど、あえていえばその路線はこの曲『Diamonds』だと思います。KIRINJIの中でも結構またきらびやかなダンス・チューンというかね。これ、ちょっと楽しみにしていただきたいと思います。

9曲目が『カミング・スーン』という曲で、これはプロデュースがBUZZER BEATSのSHIMIくん。そしてYotaくんという方にギターを引いていただいております。SHIMI & Yotaによる『カミング・スーン』という。これも実際のオンエアーをいずれ、楽しみにしていただきたいと思います。最後に『マイクの細道』。『SR サイタマノラッパー マイクの細道』の主題歌が入っているということで、以上10曲。すいませんね。ダラダラと説明をして。ということで、アルバム発売まで毎週1曲ずつここからオンエアーしていきます。ということで、本日お聞きいただくのはすでにライブなどではおなじみ。非常に人気曲です。ALI-KICKプロデュースのこちらの曲でございます。

これ、ALI-KICKのプロデュースしたトラックにさらに生ドラムを差し替えまして。トータルプロデュースのMummy-Dから、「これは生ドラムを……しかも普通のきれいなドラムじゃなくて乱れ打ちとかそんな感じにしたら面白いんじゃないか?」ということでやってみたら、それが非常に2本のマイクとのかけ合いをすごく生んで。すごく、1ランク上の曲になったんじゃないかという曲でございます。ということで、お聞きください。一応、宇宙初オンエアーですね。RHYMESTER11枚目のアルバム『ダンサブル』よりALI-KICKプロデュース、RHYMESTER『Back & Forth』!

RHYMESTER『Back & Forth』

はい。失礼しました。RHYMESTERのニューアルバム『ダンサブル』よりALI-KICKプロデュースの、もうライブではさんざんやっているんで僕的には全然新曲っていう感じはしないんですけども(笑)。という感じでございます。放送終了後の24時に更新されるRHYMESTERのオフィシャルホームページで改めて収録曲の曲順やタイトルが掲載されておりますので、そちらもご覧ください。あわせてジャケットのアートワークも公開となります。今回デザインは前作の『Bitter, Sweet & Beautiful』に続きて木村豊さん。ここのところ木村さんにお願いしておりますが。で、メインビジュアルはイラストです。我喜屋位瑳務さんという気鋭のイラストレーターの方のあっと驚くイラスト。こちらがアートワークになっております。

まあ、全体にだから今回『ダンサブル』っていうタイトルで、すでに公開になっている曲からもわかる通り、たぶんRHYMESTER史上でいちばん、平たく言えば明るいというか。ものすごいイケイケな、もちろんダンサブルなっていうか、アルバムになっております。ぜひぜひ楽しみにしていただきたいんですが。アルバムの初回限定盤には映像特典として代官山ユニットでのライブハウスセットでのツアー追加公演。そして今年5月に行われたRHYMESTER主催フェス『人間交差点』のダイジェスト映像、合わせて1時間半分がつく。で、その1時間半分プラス、音声解説ということで2時間弱(笑)。入っております。1時間半飲み続けたので、最後の方はかなりな余韻になっているというのがお聞きいただけるということで。

まあ非常にアルバムにくっつく特典としてはかなり豪華な方じゃないでしょうか。さらに明日、30日の正午からツアーチケットの第一次販売がスタートとなります。先着順の先行販売となりますので、お買い逃しのないようにお願いします。今回はいろんな、いままでに行ったことない小箱とかそういうところもこまめに回っていこうじゃないかということで。たぶんお住いのお近くに行くこともあるかと思いますので。いい機会なのでぜひ。お安めになっていると思いますよ。ねえ。そんな感じでございます。以上、詳しくは今夜24時に更新されるRHYMESTERのオフィシャルホームページをご覧ください。インストアイベントの情報もあわせて発表いたしますということでございます。来週以降も宇宙初オンエアー曲。アルバム『ダンサブル』から次々とかけていこうと思いますのでお楽しみに!

<書き起こしおわり>

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