みうらじゅんさんがTBSラジオ『日曜天国』に出演。安住紳一郎さんとともにタイ仏像に就任した話、ワッフルブーム、テープカッターについて話していました。
(安住紳一郎)それから、仏像好きのみうらさんにとってはうれしいタイの仏像大使の任命もありました。いとうせいこうさんとともに就任して。
(みうらじゅん)就任しました。前、インド仏像大使っていうのも引き受けて。節操がないって言われております。あの、仏像を東京博物館の方でタイ展をやるんですけども、仏像大使としてグッズをメインにやっているんですよ。Tシャツとか。
(安住紳一郎)へー。
(みうらじゅん)意外とああいう博物館のグッズって、まあまあのもんって多くないですか?
(安住紳一郎)ちょっと、ものすごくほしいなってものはないっていう。
(みうらじゅん)そこにちょっと光を入れて。そこをプロデュースしていますんで。メインはグッズ屋なんで。
(安住紳一郎)(笑)。博物館の展示でグッズ屋を展開してるんですか?
タイ仏像大使のスーベニアン
(みうらじゅん)そうですね。そのテリトリーで……まあ、「スーベニアン」って一応呼んでいるんですけども。スーベニールのことを考えて今後は生きていこうと。
(安住紳一郎)なるほど(笑)。やっぱりあれですね。どんどんどんどんとそういう仏像大使に任命。タイからの、インドからのちょっと声がけがあるなかで……
(みうらじゅん)ケンイ・コスギですよね。そこはね。
(安住紳一郎)そういう戦いになりますね。
(みうらじゅん)そこなんです。そこをスーベニールの方に持っていこうとして。
(安住紳一郎)さすがだと。
(中澤有美子)そうですね(笑)。
(安住紳一郎)大変ですね。そして、最新情報としてはワッフルブームが来ているということですね。
ワッフルブーム
(みうらじゅん)ワッフル。来てますよね?
(安住紳一郎)いや……(笑)。私、聞いてないですよ。
(みうらじゅん)あの、ほら。よく車窓から見える……崖のところでなだらかな崖のところにこういうのがハメてあるの、知りません?
(安住紳一郎)崩落防止の、コンクリートの抑え壁の格子状?
(みうらじゅん)そう!
(中澤有美子)(笑)。ワッフルっぽい!
(みうらじゅん)一応、「ワッフル」って呼んでいるんですけど。あれもね、やっぱり調べていくとっていうのもなんですけど。気になってみると、好きなワッフルとあまり好きじゃないワッフルがあるっていうことがわかってくるんですよ。
(安住紳一郎)ちょっと地肌のカーブをそのまま活かしてますもんね?
(みうらじゅん)ああ、いい! あれがもう最高に好きな……あの、バコーン! といっているやつ、あるでしょう? もう、カッチカチの。あれはいただけないし、地肌を上手く、表面を出しながら、上にちょっと苔をむしている時、あるでしょう? ちょっとワッフルなのに磯辺揚げみたいな。ああいうのがもう、最高ワッフルです。俺の。
(中澤有美子)(笑)
(安住紳一郎)ちょっと地下水が出てます、みたいな?(笑)。
(みうらじゅん)そうそうそう(笑)。地下水がチョロチョロ出ているところ。あれがいいんですよ。すごくいいワッフル。
(安住紳一郎)あとは、テープカッターっていうのはなんですか?
テープカッター
(みうらじゅん)テープカッターはね、先ほど言っていただいたように、博覧会によく呼ばれることになって。ケンイ・コスギになりがちで。ケンイ・コスギなテープカットの儀式。開会式の時に、誘われたんですよ。ずいぶん前に。で、僕1人でやっていたんですけど、やっぱりすっごい権威があるから。偉い人と横並びでテープをカットしますので。で、一笑いもないんですよ。いろいろ内覧会を見に来ている人たちがワーッと押し寄せているのに。拍手はあるんだけど、「ここに笑いを!」と思ったので、テープカッターのお盆で持ってくるハサミがあるじゃないですか。
(安住紳一郎)ええ。
(みうらじゅん)あれ、ちょっと調べてみたらテープカッターっていうものが売っているんですよ。だから、テープを切るだけのハサミがこの世に存在していることに気がつき。
(安住紳一郎)金色の?
(みうらじゅん)金色の。シザーが長いやつです。で、それを買ったんですよ。で、買って、テープも買って。いつでもどこでも、言われたらカッターができる状態においておくものをテープカッターという職業とするということになって。で、いとうせいこうさんと2人でいろんなところで「切らしてほしい」と。
「インドの仏」展、いよいよ明日3月17日からです!http://t.co/Zx5LpesbVs pic.twitter.com/lHvPJVZget
— みうらじゅん公式サイト (@miurajun_net) 2015年3月16日
(安住・中澤)(笑)
(みうらじゅん)「切ってもいいんじゃないか?」とかいろいろ発案して。ポールのないところはポールに似たものを用意してもらって、自分らでテープをかけて、とりあえずトークショーの前とかに切ったり。いろんなところで切ってるんですよ。
(安住紳一郎)さすがですね!
(みうらじゅん)ええ。で、やっぱりこれ、九州とかのトークショーとかになると、ハサミがやっぱり危険物なので、荷物扱いなんですよ。
(安住紳一郎)あ、飛行機に(手荷物で)乗れない?
(みうらじゅん)あんな小さいもののために、荷物のところで預かり所でじーっと待っているんですよ。あいつが2個、出てくるのを。そこもまたね、いい。一手間があるところもね。
(安住紳一郎)そうですね。また思いがわいてくるという。でも、たしかにいろいろな施設の開館とか開通式典でテープカッターありますけども、ちょっと盛り上がりに欠けるみたいな時はみうらさんを呼ぼう! みたいになれば……。
(みうらじゅん)ワーッとなっているのに、盛り上がりは欠けますよね。あれ。
(安住紳一郎)でも、なんかのオープニングには縁起物としてテープカッターを呼ぼう! みたいな。テープカッターのスケジュールに合わせよう! みたいな。
(みうらじゅん)そうですね。大きい牡丹も最近、手に入れましたので。牡丹みたいのが咲いているでしょう? テープの。
(安住紳一郎)テープの。はい。ぼんぼりみたいな。
(みうらじゅん)なんなんすか、あれ? ぶら下がっているじゃないですか。もともと、テープカットっていうのはなんなのか?っていうことですよね。外国でもあるんだと思うんですけど、日本だとたぶん結界を切るということで。こっちの仏と人間のところの間を切るんですよね。神との。茅の輪くぐりとか、ああいうのはテープカットの意味だと思うんですけど。だから、日本のテープカットって外国のテープカットと違って、ちょっと信仰が入っていると思うんですよ。霊的な信仰が。
(安住紳一郎)じゃあ、もう専門職としてテープカッターは望まれているなという?
(みうらじゅん)そうですね。でも、頻繁に呼ばれてもちょっと、1人で行くのも寂しいんで。それなりに呼んでいただければいけると思います。
(安住紳一郎)とりとめない話2017。お送りしてまいりました。みうらじゅんさんでした。ありがとうございました。
(みうらじゅん)ありがとうございました。どうも(笑)。
(中澤有美子)ありがとうございました(笑)。
<書き起こしおわり>