OKAMOTO’Sのオカモトレイジさんがblock.fm『Smooth Navigation with EMPORIO ARMANI』に出演。最近急にハマってディグった1990年-2000年代の韓国ヒップホップについて話していました。
(TJO)いま注目しているアーティストとかも聞きたいなと思うんですけど。ちょうど今日、後ろでかかっているBGMを6曲選んでもらったんですけど。前半はこれ、全部韓国の?
(オカモトレイジ)そう。全員韓国の人なんですよね。そうなんですよね(笑)。昨日から突然韓国の90年代とか2000年代ぐらいのヒップホップをディグり始めて。
(TJO)そうなんですね。じゃあこの曲も最近の曲っていうよりかは?
(オカモトレイジ)いまかかっているドランクンタイガーの……これ、なんて読むのかわかんないんですけど。
(TJO)『ナンニョルウォンヘ』かな?
Drunken Tiger『도레미 미디어』
(オカモトレイジ)とかはたぶん90年代なんですね。
(TJO)ああ、そうなんですね。
(オカモトレイジ)あれ、あるじゃないですか。俺の完全に肌感覚ですけど、国民性的にキース・エイプとかもOG・マコのモロパクリじゃないですか。で、それをなんの恥ずかしげもなくやれちゃうからこそ、USと並ぶクオリティーの音楽をたぶん作れちゃうんだろうなと思って。全然いい意味でモロパクリができるっていうことが。で、全然劣等感を感じてないんですよ。
(TJO)うんうん。
(オカモトレイジ)っていうのがあったんで、あんなにキース・エイプとか世界的に流行っているラッパーとかが生まれる国っていうことは絶対に下地があるんだろうなと思って昨日ちょっといろいろと調べていたら、この今日流れているBGMのアーティストたちにたどり着いて。でもやっぱりもう90年代、2000年代の頃から信じられないぐらい、もうまんまやれていて。
(TJO)あっちの雰囲気のまま持ってきている感じなんですか?
(オカモトレイジ)次にかかる曲のアップタウンっていうアーティストの『My Style』っていう曲が、98年リリースなのにドクター・ドレーの『2001』の感じをまんまやれていて。
(TJO)マジっすか?
(オカモトレイジ)結構ね、びっくりしたんですよね。
(TJO)すごいですね。しかもその曲を、本当に昨日見つけたって言うことですよね? それって誰か詳しい人に教えてもらったっていう感じですか? それとも……
(オカモトレイジ)いや、「韓国 ヒップホップ」とかで調べて。それでなんかいろんな人が書いているブログとかにたどり着いて、そこからいろいろとYouTubeで見てみたりとか、iTunesで買ったりとかして。今日1日かけてずーっと家で聞いていて。
(TJO)面白いですね。それこそ本当に昨日探したっていうことは、昨日か一昨日ぐらいに探して。「今日、掘ってみようかな?」って思ったっていうことですか?
(オカモトレイジ)そうなんですよね。で、このアップタウンの下に書いてあるグースバンプスっていう。これがね、ラッパーの名前なのかトラックメーカーなのかはちょっとわからないんですけど。これはもう、つい最近リリースされた曲で。このEPが結構かっこよかったんで。ちょっとそっち系の韓国のヒップホップとかに興味があって。
GooseBumps『BIRD GO BIRD GO (FEAT. SIMAHOY)』
(TJO)なるほど。
(オカモトレイジ)で、たまたまたどり着きました。昨日。
(TJO)すごいですね。たった1日でここまでちゃんと情報をピックアップしてくる感覚っていうか。でも、たしかにおっしゃる通りキース・エイプとかに代表されるようにモロ感。たしかにありますね。そこはあれですか? 自分ももちろんヒップホップのアーティストとかされるじゃないですか。ヒップホップっていう音楽自体はどうですか? ドラムを始めて音楽が好きになった時に、いちばん最初に入ってきた音だったりします? ロックとか……
(オカモトレイジ)ああ、でもそうですね。俺が初めてドラムを叩いた時に練習していたのがN.E.R.D.の『She Wants To Move』だったんですよ。イントロが「ドンツクドンツッ、ドンドン……♪」って。あれがなんかかっこいいなと思って、あれを練習したっていうのがきっかけだったりとか。やっぱりルーツはブラックミュージック寄りの……
(TJO)なるほど。
(オカモトレイジ)『Fly Or Die』はだいぶロック寄りですけど。まあ、そういうところはありますね。
(TJO)たしかに。N.E.R.D.はロックだけれども、ネプチューンズのメンバーがやっているというところもあって。要はヒップホップマインドだったりするし。なるほど。
<書き起こしおわり>