AKLOとKEN THE 390『Outside the Frame』のフロウを語る

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AKLOさんが『超・STREAM on タワレボ』に出演。最新アルバム『Outside the Frame』のフロウについてや、タワレコ限定特典『サーフィン feat.JAY’ED & MUMMY-D』について、KEN THE 390さんと話していました。

(KEN THE 390)『サーフィン』の方はもともとJAY’EDくんが入っているんですけど。ここにタワー限定でまさかのまさかの、Mummy-D! この豪華使い、ハンパじゃなくないですか?

(AKLO)いや、もうね、Dさん……俺らね、まず一緒に舞台をやっていて。

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(KEN THE 390)楽屋も一緒だったっていう?

(AKLO)そう。楽屋、2人で一緒だったから。それで俺が「Dさん、ちょっとアルバム、まだ誰にも聞かせてないんですけど。1曲だけちょっと聞きません?」みたいな。

(KEN THE 390)プレゼンしたんだ(笑)。

(AKLO)それで、『サーフィン』を。「あ、なにこれ。すごいね」って言い出して。「ちょっとこれ、インストちょうだい」って。勝手にリミックスを作りたいって言ってて。で、俺が「えっ、マジっすか?」みたいな。

(KEN THE 390)すごい話。うんうん。

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ビートを聞いて燃えたMummy-D

(AKLO)なんかビートを聞いただけで、「三連符感がすごいね」って。で、Dさん、三連符すごい得意だし。ちょっと燃えちゃったんだって。

(KEN THE 390)「これは俺も……」って? でもAKLOのフロウもえげつないけどね(笑)。

(AKLO)(笑)。それでDさんにそれから本当にオファーして。そしたら、本当にやってくれて……みたいな。

(KEN THE 390)へー! すげえ。じゃあ、自発的なんだ? すごい(笑)。

(AKLO)ある意味ね。そうそう。

(KEN THE 390)まあ、でもそうだよね。逆にたのむのも、最初に「特典なんですけど……」ってたのみ方もDさんにはなかなかね。

(AKLO)そうだよ、そうだよ。

(KEN THE 390)でも逆にできたものにそれだと、たしかに流れがすげーわかりやすい。いきなりそれでMummy-Dって(笑)。(アルバムに)入れるわけにもな……ってなるしね。できている曲だし。

(AKLO)そうそう(笑)。だからその曲をフィールしてくれて。ぜひやってみるっていう感じだったから。そうなんだよね。でも、すっげーいい感じで。

(KEN THE 390)いや、これね、俺もまだ聞けてなくて。

(AKLO)いや、ヤバいよ。本当に。

[リンク]タワーレコード特典付き AKLO『Outside the Frame』
OUTSIDE THE FRAME [CD+DVD]<初回盤>

(KEN THE 390)めっちゃ楽しみ。それは。でも、やっぱり『サーフィン』も前回の『サッカー』聞いていても、ビートパターンから全然違くて。「あ、もうやっぱりそこを外してくるんだな、ちゃんと」みたいな。こっちはこっちでアップデートされたAKLOで、サーフィンの話で来る、みたいなところもすっげー! と思ったね。

(AKLO)ああ、そう? あのノリのまんまね。「タンタンタン……♪」って。

(KEN THE 390)でもやっぱり今回も、ラップ目線で言ったらAKLOのフロウのバリエーションとか、ビートに対するアプローチの取り方が、もちろんUSの最新トレンドが入っているんだけど。でも、全部AKLO節で。誰か一人とか、そういう次元じゃなく、パターン数がすごいなと思っていて。

フロウとスケボーのトリック

(AKLO)ああ、そうだね。なんか俺、スケボーのトリックみたいな感じで捉えていて。たとえば誰かが新しいトリックを編み出して。「あ、ヤベえ!」って思って練習してやる、みたいな感じで。いろんな、1個のビートにアプローチする方法っていっぱいあって。それが、いままでは三連符とか存在したけど、1個の技だと思っていたのよ。「タタタ、タタタ♪」だと思っていたんだけど。「タタタタタタ♪」とか、アクセントをつけるところが違うだけで同じ三連符なのに違う技ができることが開発されていって。すごいそれが成熟していってる気がしてて。で、そこのゲームには乗っかりたいなと。でも俺、別にあんまり「タタタタタタ♪」っていう技をもともとしてこなかったスケーターみたいな。

(KEN THE 390)はいはい。たしかに、そうだね。うんうん。

(AKLO)だからその基礎の「タタタタタタ♪」から練習してる、みたいなところから始まって。そっから……だからすごい、意外と、楽しかったんだけど、意外とちょっとモノにするまでは時間がかかった。

(KEN THE 390)ああ、そうか。いろいろトライ・アンド・エラーしつつ。1個1個技を習得していって?

(AKLO)そうそう。俺が避けてきてた部分だったから。それを一気にやんないといけなくなった、みたいな。

(KEN THE 390)でもやっぱそこをちゃんと自分のハードルに課して、吸収していくところがすごいよね。

(AKLO)いやー、まあ、そうだね。今回は、そう。いまいきなり思いついたけど、スケボーで言うと、グーフィースタンスに変えるぐらい。(利き足が)逆になっちゃうみたいな。「やりにくい」みたいな。

(KEN THE 390)でも、そっか。そういうスタイルチェンジ……チェンジでもないんだよね。バリエーションなんだろうね。これ、たぶんやっぱり。それはすごく思ったかもね。だって、普通誰かにインスパイアされてるフロウなんだろうなっていうところも、普通の人がやると1曲通してその人のインスパイアで行ったりするじゃん? この曲はたぶん誰々なんだろうって。でもAKLOのやつって、1曲通して同じアプローチはなくて。

(AKLO)そうなんだよね。

(KEN THE 390)もう16(小節)とかのバースの中でガンガン、アプローチが変わってきて。小節をまたいだら、「うおっ、今度この入りなんだ!」って。で、それがスムーズにひとつのまとまりとして出来上がっているみたいなのが。これ、たぶん構造的にすげーんだろうなと思って。

(AKLO)うーん。そうだね。でも、あんまり言うと「超マニアックなやつじゃん」って思われそうだから(笑)。

(KEN THE 390)(笑)。いや、マニアックなやつではあるよ(笑)。

(AKLO)そうだよね(笑)。

(KEN THE 390)こんなの、マニアックな人が絶対に作ってるよ!(笑)。ラップマニアック度はすさまじいと思ったもん。

(AKLO)まあ、だからつまりは全部自然にやった(笑)。

(KEN THE 390)(爆笑)。いや、めちゃめちゃこれは研究・練習、さらにいろんなもんが重なってできているとは思う。でも、それがやっぱりちゃんと前向きなリリック……そう。これ、リリックだけ読んだ時に、俺は思ったんだけど。リリックだけ読んで自分の頭で想像すると、結構普通のフロウでもできそうなリリックになっていて。リリックの想像と、ここの実際の聴感が……

(AKLO)合わない。

(KEN THE 390)そう。合わないの。すごく。それがすっげー不思議! と思って。

(AKLO)うんうんうん。

(KEN THE 390)普通に置きにいくライムをしたら……ほら、言っても韻は固いからさ。全部ケツで踏むみたいなフロウにもできるリリックなんだけど、聞いてみるともう全然置き場所が違う! みたいな(笑)。

(AKLO)そうなんだよね。置き場所が。いやー、さすがラッパーですね(笑)。

(KEN THE 390)いやいやいや(笑)。これ、だからそういう意味でも、みんな歌詞カードとか見ながら。

(AKLO)ぜひ。

(KEN THE 390)とか、やっぱり聞いてない曲とかあったら、自分で1回、歌詞カード見て、これで歌ってみてからAKLOを聞いたらぶっ飛ぶと思うよ。「えっ、こんな乗せ方になるの!?」っていう。

(AKLO)ラッパーの人はね(笑)。

(KEN THE 390)そうそうそう。

(AKLO)1回、それで。それこそ、フロウ予想AKLOみたいな。

(KEN THE 390)フロウ予想AKLOみたいな。それ、でもたぶん絶対正解できないでしょ、みたいなのは。

(AKLO)たぶんね、3周4周ぐらいすると、それが普通に自然に……それが答えとして聞こえていくと思うんだよね。

(KEN THE 390)うん。まあでも最終的にそのフロウが耳残りとかパンチラインにやっぱり直結しているというか。この言い方で言ってるから、耳に残っているよ、みたいな。

(AKLO)「マク、ラー↑レン!」みたいな(笑)。

(KEN THE 390)「マク、ラー↑レン!」って(笑)。そこはすごい。

<書き起こしおわり>

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