町山智浩 冨田勲 追悼特集

町山智浩 冨田勲 追悼特集 たまむすび

町山智浩さんがTBSラジオ『たまむすび』の中で、作曲家の冨田勲さんを追悼し、その音楽を特集。1962年に生まれ、冨田さんの音楽で育った町山さんが、そこから受けた影響などを話していました。

(赤江珠緒)来週はね、また『たまむすび』でも大統領選についてうかがえればなと思うんですけども。今日のお話は違うんですね。

(町山智浩)はい。先日お亡くなりになった作曲家の冨田勲さんについてお話をさせてください。いろいろニュースで取り上げられているんでみなさん、ご存知だと思うんですけども。非常に代表的な冨田勲さんのシンセサイザーの曲をまず聞いていただこうと思います。ドビュッシーの『アラベスク』をお願いします。

『アラベスク』

(町山智浩)すごい美しいですよね。本当に素晴らしいんですけども。これは当時ものすごい画期的だったんですね。これは1974年に発表されたんですけども。シンセサイザーっていうと、みなさん知っているものとはちょっと違うんですよ。当時のシンセサイザーは。

(赤江珠緒)ねえ。ここに当時のシンセサイザーの写真がありますけども。もうコックピットかな?っていうぐらい、なんでしょう、これ?っていう……マシンですね。

(町山智浩)はい。みんなが知っているのはカシオキーボードみたいなものですよね。シンセサイザーって。あれは、デジタルシンセサイザーなんですよ。で、この冨田勲先生が1970年代のはじめに使っていたのはこれ、アナログシンセサイザーというもので。モーグ(MOOG)っていうメーカーが作っていたものなんですけども。これ、プラグの差込口とボリュームのつまみしかないですよね?

(赤江珠緒)うん。

(町山智浩)それがズラーッと並んでいるんですね。だからこれ、アメリカから輸入する時に「コンピューターじゃないのか? 軍事目的なんじゃないか? スパイなんじゃないか?」っていうことで、大変だったみたいですね。

(山里亮太)そう思わるぐらい、不思議な。ねえ。

(町山智浩)そう。シンセサイザーっていうものを知らないから。「楽器だ」って言って説明しても、信じてくれなかったみたいなんですよ。

(赤江珠緒)楽器には見えないですもんね。

(町山智浩)見えないですよね。で、これは本当に初期のシンセサイザーなんですけども。これ、いかに大変かっていうと、いまかかっているこの音楽って、ものすごい作るの大変なんですね。当時のシンセサイザーはまだ音が一音ずつしか出ないんですよ。要するに、クラシックですからいろんな楽器がアンサンブルになっているわけなんですけども。それを全部、多重録音で。一音っていうか、ひとつのメロディーだけ入れていって、重ねていくのはもう1回、やらなきゃならないんですよ。

(赤江珠緒)うん。

(町山智浩)だからすごい、100回ぐらいの多重録音で作られているんです。このレコードは。

(赤江珠緒)へー!

(町山智浩)大変なものなんですよ。で、こういったシンセサイザーの音楽っていうのは、最初にやっているのはウォルター・カーロスっていう人なんですけども。その人が世界で一番ぐらいで、冨田先生は二番目ですよ。

(赤江珠緒)あ、そんなに早く?

(町山智浩)世界で。だから、クラシック音楽と言うと、楽器での演奏力を聞かせるものだったので。せっかくこれで『月の光』というドビュッシーのものを集めたアルバムを作ったんですけど、日本ではクラシックレコードの会社が「この音楽は何だかわからないから、売れない」って、発売を断っているんですよ。

(山里亮太)うん。

(町山智浩)それで、アメリカから発売されているんですね。最初は。

(赤江珠緒)ああ、そうだったんですね。

(町山智浩)で、これ、つまみがいっぱい付いているじゃないですか。あのつまみの調整でもって、あれが「抵抗」というものにつながっているわけですけども。音の形が変わるわけですね。波形が。ただ、どんな音になるかは、やってみなきゃわからないんですよ。で、いろいろやって試行錯誤して、「あっ、こんな音が出た!」とかいう感じなんですよ。

(赤江珠緒)えっ、大変!

(町山智浩)そう。だからその時にボリュームのつまみの位置とかを全部、正確に記録しておかなくちゃならないんですよ。同じ音が2度、出せないんですよ。

(赤江珠緒)ああ、そうかー!

(町山智浩)つまみの位置とかに印をつけたりね、ものすごい大変だったみたいですね。

(赤江珠緒)へー!

(町山智浩)あと、湿気・湿度とかで抵抗値が変わってきちゃうんで。音が変わっちゃうんですよ。波形が。だからもう、天気によって違う音が出るという、すごいものだったみたいですね。

(赤江珠緒)大変な作業だったんですね。

(町山智浩)で、僕の世代にとっては冨田勲さんの大ヒット作っていうのはホルストの組曲『惑星』のアルバムなんですね。これ、ちょっと聞いていただけますか?

『木星』

(町山智浩)これは有名なホルストの『惑星』から『木星』を聞いていただいているんですけども。これ、1976年に出たんですね。アメリカで。日本では1977年に出たんですが、これ、大変な年なんですよ。

(赤江珠緒)どんな年でしょう?

(町山智浩)『スターウォーズ』が来るんですよ。この直後に。

(赤江珠緒)はー!

(町山智浩)で、史上空前の、世界中が宇宙SF大ブームになるところでこの『惑星』というアルバムが出たんですよ。宇宙をテーマにした。もう、空前のヒットでしたね。

(赤江珠緒)たしかに。なんか宇宙のイメージにぴったりですもんね。

(町山智浩)もちろん宇宙についての曲なので(笑)。

(赤江珠緒)「宇宙ってこんな感じ」みたいなのに、あまりにも……

(町山智浩)そうなんですよ。

(山里亮太)新しいな。まだ、いま聞いても新しく感じるもん。

(町山智浩)これでね、すごかったのは途中で、宇宙人らしき人たちが……「宇宙人らしき人」って変ですが(笑)。無線で会話をするんですよ。シンセサイザーの音で、しゃべり合うんですね。「ワワワワッ↓」「ワワワワワッ↑」とかって。この直後に公開されたスティーブン・スピルバーグの『未知との遭遇』でそっくりのシーンが出てきます。

(山里亮太)(BGMを聞いて)あっ、これだ! いまのところ!

(町山智浩)ねえ?

(山里亮太)すごい。これを参考にしたんですね。じゃあ。

(町山智浩)これね、スピルバーグはたぶんこれに影響されたと思うんですよね。で、この冨田先生の音楽って、クラシックなんですけどすごくユーモラスでしょ?

(山里亮太)はい。

(町山智浩)いつも同じ、このおじさんの声が出てくるんですよ。これもシンセサイザーで作ってる声なんですけど。「パピプペおじさん」って言われてましたね。当時。「パーポピプペポ、ポポポポッ……」ってしゃべるんですよ。

(山里亮太)あ、ああ、いまのは町山さんか(笑)。

(町山智浩)そうなんですけど(笑)。すごく楽しい。すごく明るくて楽しいんですよ。冨田勲先生の音楽っていうのは、どれも。で、これ以上、シンセサイザーとかクラシック音楽については僕は専門家ではないので、個人的な、1962年生まれの少年として、冨田勲さんの音楽で僕、子供の頃から育ってきたんで。体験的な話をちょっとさせてください。

(赤江珠緒)はい。

(町山智浩)最初に好きになったアニメが僕、『ビッグX』っていう手塚治虫先生が原作のアニメで。それの主題歌が冨田勲さんだったんですね。

『ビッグX』

(赤江珠緒)へー。

(町山智浩)で、冨田勲さんは初期の手塚治虫作品のほとんどの音楽をやってられるんですよ。

(赤江珠緒)ふーん!

(町山智浩)だから、手塚アニメっていうともう冨田勲の音楽っていう感じで、もう刷り込まれていたんですけども。その中でも、最もすごかった……どれもすごいんですが。最初にすごかったのがですね、『ジャングル大帝レオ』の音楽ですね。聞いてください。

『ジャングル大帝レオ』

(町山智浩)はい。これは作曲が冨田勲さんなんですけども。歌を歌ってられるのは弘田三枝子さんですね。ものすごいパンチのある歌声なんですけども。彼女はその当時、まだ18才だったと思います。

(赤江珠緒)へー!

(町山智浩)世界でいちばんぐらいに歌が上手い人ですよ。

(赤江珠緒)18才の声に聞こえない。

(町山智浩)もう天才ですから。で、これは1965年なんですね。で、これはカラーアニメとしても画期的だったんですけども。世界的にもね。この音楽のすごいのは、アニメとかテレビドラマっていうのは普通、音楽を悲しい場面とか楽しい場面とか、それぞれの場面ごとにあらかじめ作曲をしておいて。それを場面ごとに当てはめるんですね。

(赤江珠緒)うんうん。

(町山智浩)でも、『ジャングル大帝』の場合には毎回毎回、場面ごとに作曲して新録音してるんですよ。

(赤江珠緒)えっ? じゃあ、いろんな曲を?

(町山智浩)そう。大変な手間がかかっているんですよ、これ。だからもう、スケールもデカいし、すごいものでしたね。意欲的な作品で。手塚治虫先生のね。で、これ話もすごいんですよ。アフリカの百獣王のライオンのレオっていう王子が主人公なんですが。

(赤江珠緒)うんうん。

(町山智浩)で、レオが人間に捕まって、動物園に入れられるんですね。でも、すごく天才的なライオンで、人間の言葉を覚えるんですよ。で、人間によって救われて、アフリカに戻ります。レオが。で、アフリカでは人間たちの乱獲によって動物の生活が脅かされているんです。でも、動物たちは動物ですから。肉食獣と草食獣が争っているから、協力体制をとって、自分たちを人間から守ることができないんですよ。

(赤江珠緒)うん。

(町山智浩)そこで、王であるレオは文明を学んできたんで。動物たちに文明を教えようとするんですよ。人間に対抗するために。自分たちの生活を守るために。で、「肉食獣と草食獣は手を組まなければならない」って言って。で、肉を食べないで、植物性たんぱくとか虫を食べるような社会を作っていこうとする話なんですよ。

(赤江珠緒)えっ、そこまででしたっけ? 虫とかを食べる。へー!

(町山智浩)あの、『ズートピア』よりもはるかに早いんですよ、こっちの方が。

(赤江珠緒)そうですね!

(町山智浩)『ジャングル大帝』の方が。で、これは何の話をしているのかと思いません? 『ジャングル大帝』って。

(赤江珠緒)ああ、でも『ズートピア』のことを考えると、ちょっとね。人間社会を。

(町山智浩)そう。これ、アフリカやアジアの新興国の話なんですよ、実は。

(赤江・山里)へー!

(町山智浩)要するに、部族間抗争を続けているから、欧米の列強から侵略されちゃうわけですよ。ところが、欧米に留学して学んできて帰国したインテリのレオが、部族間抗争を止めて、国家として団結するということを呼びかけていくっていう話なんですよね。

(赤江珠緒)はー!

(町山智浩)まあ、『ジャングル大帝』っていろんなシリーズがあるんですけど、だいたいそれが大筋なんですよ。

(赤江珠緒)へー!

(町山智浩)だからこれ、ものすごい画期的だったですね。で、その次にですね、これは『リボンの騎士』。1967年。これを聞いていただけますか?

『リボンの騎士』

(町山智浩)これは17世紀ぐらいのヨーロッパのシルバーランドという架空の王国が舞台なんですね。

(赤江珠緒)このへんもシンセサイザーってことですよね?

(町山智浩)いや、シンセサイザーはないです。この頃は、まだ。で、この歌もすごい上手いですよね。これ、前川陽子さんっていう『キューティーハニー』の歌を歌っていた人ですね。

(赤江・山里)ああー!

(町山智浩)『魔女っ子メグちゃん』とか。で、これ、主人公のヒロインはサファイアっていうお姫様なんですけど、一人娘なんですね。王家の。その頃、男子しか王位継承権がないので、サファイア姫は王子として振る舞わないとならないんですよ。そうしないと、権力を狙っているやつらにやられちゃうので。国を取られちゃうので。でもこのサファイア姫は男の子の心も持っているんですよ。

(赤江珠緒)うん。

(町山智浩)女の子の心と、男の子の心を持っていて。どんな男よりも強くて勇敢に悪と戦うっていう話なんですね。

(赤江珠緒)うん。

(町山智浩)これ、『ベルサイユのばら』の原点ですよ。

(赤江珠緒)ああー!

(町山智浩)これが先なんですよ。で、その頃、ディズニーアニメもお姫様ものってたくさんあるんですね。『眠れる森の美女』とか『白雪姫』とか。でも、その頃のディズニーアニメはみんな、お姫様はただ王子様に助けてもらうだけの人なんですよ。

(赤江珠緒)うんうん。

(町山智浩)この頃、手塚治虫さんはお姫様が自分で戦う話をはじめて描いているんですよ。で、ディズニーがはじめて少女が自分で戦う話を作ったのは、『ムーラン』っていうアニメなんですね。もう20年、30年以上後ですよ。

(赤江珠緒)そうですね!

(町山智浩)これ、「男の子の心も持っている」っていう部分で非常にジェンダーフリーとか、そういったものを先取りしている内容でしたね。

(赤江珠緒)うわー、なんかすごい人間の本質的なところを、メッセージ性として含めてらっしゃったんですね。

(町山智浩)だから手塚治虫さんもすごく革命的で、進歩的だったんですけども。だから冨田さんの音楽っていうのは手塚さんのすごく進歩的な部分とつながっているんですよ。すごく未来を見ている感じがするんですね。この冨田さんの音楽は。明るい未来を。

(赤江珠緒)うん。

(町山智浩)でね、次に『キャプテンウルトラ』を聞いていただけますか? 1967年です。

『キャプテンウルトラ』

(町山智浩)これはね、すごいのは宇宙開拓時代の話なんですよ。

(山里亮太)そうですね。言っていましたね。

(町山智浩)そう。地球人類が宇宙全体に進出して、他の惑星に移住し始めた頃の、宇宙パトロール隊の話なんですね。でも、僕の世代にとっては当時、アポロ計画で人類が月旅行を目指していた頃なんで。僕たち、その頃の子供たちはみんな、近いうちに人類は宇宙に広がっていくんだって本当に信じていました。

(赤江珠緒)ふーん!

(町山智浩)その感覚って、赤江さんたちにはないでしょう?

(赤江珠緒)そうですね。大人になって、それはさすがに。実感ではなかったですね。

(町山智浩)その頃の子供は、「僕らが大人になったら宇宙に行くのは普通だ」と思っていたんですよ。本当に。

(赤江珠緒)へー!

(町山智浩)で、そういった感覚とこの冨田さんのすごく未来的で明るい、しかもこれはちょっとサーフィンサウンドが入っているんですね。『キャプテンウルトラ』はね。このね、おしゃれな感じっていうのはすごくその時代の雰囲気を思い出させてくれるんですよね。

(赤江珠緒)本当ですね。勢いがあって、なんかわくわくする曲ですもんね。

(町山智浩)ただね、そういった世界の夢っていうのはその後、崩壊していくんですよ。それは、ベトナム戦争があったり、いろいろあったからなんですけど。『どろろ』を聞いていただけますか?

『どろろ』

(町山智浩)これ、和楽器ですよね? これ、冨田勲さんの音楽なんですけども。これは日本の戦国時代が舞台なんですけども。日本中で大名たちが戦争をしている状態っていうものが当時のベトナム戦争を象徴しているんですよ。この『どろろ』は。

(赤江珠緒)ええっ?

(町山智浩)で、戦国時代っていうとNHKは武将の話ばっかりを描くじゃないですか。でも、その下で踏みにじられている普通の人たちはいったいどうなったのか?っていうことを描くのが『どろろ』だったんですよ。これはなかなか、いま見ても強烈なアニメなんですね。で、この冨田さんはそこで和楽器を非常に美しく使っているんですけども、その和楽器の使い方が素晴らしいのはですね、『新日本紀行』というNHKのドキュメンタリーです。どうぞ!

『新日本紀行』

(赤江珠緒)そうですね。うわー、『新日本紀行』は見ていたなー!

(町山智浩)これ、拍子木の音がすごくいいんですけども。これは、要するにクラシックのホルンと日本の和楽器を巧みに使った素晴らしい曲なんですすが。この『新日本紀行』というドキュメンタリーはNHKでやっていたんですが。これは、日本の田舎の風景と、そこで暮らす人々の生活を記録している番組なんですね。

(赤江珠緒)うん。

(町山智浩)これがなぜ、その時に重要だったか?っていうと、その時、高度成長期だったんです。で、日本がどんどんどんどん変わっていって、田舎とか自然がどんどん破壊されている状況だったんですね。忘れられたり。

(赤江珠緒)だからあぜ道と菜の花みたいなのが映ったりしますもんね。この曲で。

(町山智浩)ああ、そうなんですか(笑)。日本の伝統的な生活が失われていくっていうところがポイントですね。『新日本紀行』は。で、それを描いている。非常に重要な、さっき言った科学の進歩の裏で消えていくものを描いていたんですよ。

(赤江珠緒)ふーん!

(町山智浩)で、その後、『ノストラダムスの大予言』っていう映画が1974年にありまして。これ、冨田さんが曲を書いているんですが、それは環境破壊で地球が破壊されるっていうような映画だったんですよ。だから、冨田さんでずーっと音楽を聞いていくと、人類の希望がまた、人類自身の自然破壊によって失われていくことも描いていたんですね。彼の作品を追いかけていくと。

(山里亮太)うん。

(町山智浩)で、すごく僕世代で思い出すのは、『70年代われらの世界』の主題歌をかけていただけますか?

『青い地球は誰のもの』

(町山智浩)この時、『70年代われらの世界』というドキュメンタリーがNHKで放送されていまして。NHKで、1年間連続で。これが、我々の文化とか社会が高度成長の頂点に達したけども、実はいっぱい問題を抱えてるんだっていうことを描いていくドキュメンタリーだったんですよ。

(赤江珠緒)へー!

(町山智浩)で、この後、我々はこれとどう戦っていかなければいけないのか?っていう番組だったんですけど。これがまた、冨田さんが音楽だったんですね。だから僕は、シンセサイザーよりもこういったことで、僕の子供の頃と日本の高度成長からその終わりと、でも、この冨田さんの音楽を聞くと非常に未来の希望を感じるんですよ。で、この頃の未来の希望っていうのは、どこかに消えてしまっているんですけど。取り戻したいなと思うんですよね。

(赤江珠緒)ふーん!

(町山智浩)僕の子供の頃は本当に世の中、将来はロケットとかが飛び交って、宇宙に行って、本当に素晴らしい世界が待っていると思っていたんですよ。

(赤江珠緒)そうか。その要所要所に冨田さんの曲がね。

(町山智浩)あるんですよ。で、いまこの冨田さんの音楽、歌を聞いても、明るい人類の未来と希望を思い出すんですよね。はい。過去のものとして(笑)。という、ちょっと駆け足でしたが、そんな感じです。はい。

(赤江珠緒)いやー、そうですか。今日は先日亡くなった冨田勲さんについて、町山さんに語っていただきました。町山さんの視点から、本当に分かりやすかったです。ありがとうございます。

(山里亮太)ありがとうございました。

(町山智浩)どうもでした!

<書き起こしおわり>

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