原発取材などでお馴染みのTBSラジオ、崎山敏也記者が『荒川強啓デイ・キャッチ!』に出演。アルバムがビルボードトップ40入りしたBABYMETALについて、熱く語っていました。
(荒川強啓)続いて、気になる項目はこちらです。
(片桐千晶)日本のアイドル、BABYMETALが全米トップ40入り。坂本九さん以来、53年ぶりの快挙。7位 24ポイント。3人組女性ユニットBABYMETALの新しいアルバム『METAL RESISTANCE』がアメリカの音楽ヒットチャート、ビルボードのアルバム総合ランキングで初登場39位を記録しました。日本人アーティストがトップ40に入るのは、坂本九さんのアルバム『Sukiyaki And Other Japanese Hits』が1963年に14位を記録して以来、53年ぶりの快挙です。
(荒川強啓)まあ、アイドルがヘビーメタルの音楽に合わせて歌ったり踊ったりするということを考えると、我々の世代からしますとですね、ヘビーメタルバンドのKISSの前でキャンディーズが歌っているような……
(片桐千晶)そういうことなんですか?(笑)。
(荒川強啓)そういう感じかな?っていう……
(崎山敏也)あ、崎山METAL DEATH!
(荒川強啓)ちょっ、ちょっと待って。なに? いきなり……
(片桐千晶)ポーズも決めてますけど(笑)。
(崎山敏也)アイドルは、何ものとでも融合できる。それがアイドル、DEATH!
(荒川強啓)はい。えー、なんだかよくわからない……
(片桐千晶)力強い(笑)。
(荒川強啓)あの、原発からアイドルまで追っております、TBSラジオの歩くイミダス。崎山敏也記者に……
原発からアイドルまで追いかける崎山敏也記者
(崎山敏也)はい。上の職場で大阪のアイドル、キャラメル☆リボンを聞いていたらいきなり電話がかかってきて。「BABYMETALの話をしろ」と。あ、キャラメル☆リボンのことはどうでもいいですね。はい。すいません。
(荒川強啓)なんですか? このBABYMETAL……
(崎山敏也)あ、いま聞いていただいているのは事実上のデビュー曲というかですね。『ド・キ・ド・キ☆モーニング』という。
(片桐千晶)ほう。
(崎山敏也)途中で、私はYUIMETAL推しなんですけど。YUIちゃんがですね、イギリスのライブでこうやって寝ちゃうシーンがあるんですね。一瞬だけ。それが大映しになって。それがイギリス人の間から、「ウォォォォォーッ!」みたいな。「YUIMETALが寝てる!」みたいな。
(片桐千晶)ど、どういうこと?(笑)。
(崎山敏也)あ、すいません。
(片桐千晶)近藤(勝重)さんが突っ伏してる(笑)。
(崎山敏也)正確に説明をいま、しますと、2010年にご存じですかね? 成長期限定アイドルユニット、さくら学院っていうのがあるんですよ。で、そのさくら学院のメンバーの中から、SU-METAL、YUIMETAL、MOAMETALの3人が選ばれて。普通、「軽音楽部」ってよくあるじゃないですか。軽音部。
(荒川強啓)はい。
(崎山敏也)あれに対して、「重音部」ということで。さくら学院重音部として始まったのが、このまさにメタルダンスユニットBABYMETALなんですね。で、アイドルとメタルの融合なんですけども。基本的にはライブではね、一切アイドルのようなことはしゃべりません。
(荒川強啓)ほう。
(崎山敏也)ひたすら、「神様に命じられて、ヘビーメタルを復興させよう。そのために我々は歌っている」という設定なんですね。あ、「設定」って言っちゃった。だから、歌っている時のことは一切覚えていないと、ある時にYUIMETALは言っていたけど、本当は覚えているみたいですね。まあ、それはいいんですけども。
(荒川強啓)魅力ってどのあたりなんですか?
(崎山敏也)魅力ですか? まあ、これ見てもらえばわかりますけども。赤と黒。非常におしゃれ。どうですか、こういうの。あまり、嫌いですか? まあ、いいんですけども。まず、メタルがね、本格的なんですよ。まず、バックバンドは「神バンド」と呼ばれる非常に高いレベルのアーティストが集まったバンドが後ろを支えながら、世界でYouTubeで有名になった曲は『ギミチョコ!!』っていう曲なんですけども。
(崎山敏也)その『ギミチョコ!!』は……SU-METALはボーカルなんですが、YUIとMOAはスクリーム&ダンスなんですね。
(片桐千晶)3人組ですよね。
(崎山敏也)そう。3人組。YUIとMOAがスクリーム&ダンス。で、そこで「あたたたたーた たーたたた ずっきゅん」とかってメタルに合わせて踊って歌うんですよね。
(荒川強啓)はあ……
(片桐千晶)温度差(笑)。
(崎山敏也)ただ、僕が残念なのは、彼女たちはまさにメタル復興のためにがんばっているので。握手会とかをやってくれないんですよ。で、実はつい2週間ほど前に、このアルバム『METAL RESISTANCE』というのが発表されたんですけども。その3日前がNegiccoの新曲で。僕、Negiccoと握手とかはね、しまくったんですけども。
(片桐千晶)そうなんですね(笑)。
(崎山敏也)BABYMETALは一切日本でそういうのをやってくれないんで。ちょっとそこが違うんです。やっぱりね、レディ・ガガの前座とか、すでに3年ぐらい前にやっているんですよ。すごいと思いませんか?
(荒川強啓)ふーん。それはすごいですね。
(崎山敏也)いや、だからすごいんですよ。とにかく、アイドルっていうのは何とでも融合できるよって。さっき、強啓さんが、たとえば「ヘビーメタルはKISSだ」だとか言ってましたけど。別にラップでもメタルでもロックでも。向こうは割と分野にこだわるんですよ。でも、日本っていうのはどちらかって言うと分野にこだわらず。僕はね、アイドルは何をやってもいいと思っていますので。レゲエやろうがですね、全然問題ないと思っておりますので。なので、『ド・キ・ド・キ☆モーニング』、いい曲ですよ。
(荒川強啓)あのー、は、はい……じっくりと聞かせてもらいます。
(崎山敏也)あの、新しいアルバムの『METAL RESISTANCE』の中では、『META!メタ太郎』という曲がありまして。メタルヒーローの曲。ヒーローの行進曲。とってもいい曲ですので、ぜひ聞いてみてください。
(片桐千晶)うれしそう(笑)。
(荒川強啓)あの、崎山さんにおうかがいしますが。原発の取材、裁判取材、いろいろとハードな取材の中に、どうやって時間を見つけ出しているんですか?
(崎山敏也)いや、それは上手く調整する以外に……
(荒川強啓)はー!
(近藤勝重)アイドルは融け合うんですよ。
(崎山敏也)アイドルは融け合う。融合するんですよ。まさに。
(荒川強啓)なんか、唐突に入ってきましたね! いま、近藤さん(笑)。
(崎山敏也)先週も僕、六甲山中で、KOBerrieS♪という神戸のローカルアイドルのあれに行ったばっかりで。
(片桐千晶)どれだけ追ってるんですか(笑)。
(荒川強啓)ありがとうございます。
(崎山敏也)で、そのついでに大阪でちょっと取材を……
(片桐千晶)ありがとうございました(笑)。
(荒川強啓)私が気になったBABYMETALについて……
(崎山敏也)みなさん、それぞれに魅力を見つけてください!
(荒川強啓)崎山敏也記者に来てもらいました(笑)。
<書き起こしおわり>