サイプレス上野さんがTBSラジオ『ザ・トップ5』の中で、日本語ラップ初心者の外山惠理さんに推薦曲を紹介。RIP SLYME『マタ逢ウ日マデ』について解説していました。
(サイプレス上野)さて、このランキングの締めくくりは恒例のこちらのコーナー!『日本語ラップKILLA☆2015(クリスマスでも仮)』。
(外山惠理)(笑)
(サイプレス上野)サンタさん、来なかったっすね。『(クリスマスでも仮)』というね。このコーナーは毎週、私、サイプレス上野が惠理ちゃんに日本語ラップの名作を聞かせ、日本語ラップを好きになってもらおうというチャレンジ企画です。チャレンジしてください。
(外山惠理)してます!
(サイプレス上野)ありがとうございます。今夜、惠理ちゃんに紹介する日本語ラップはRIP SLYMEで『マタ逢ウ日マデ』という曲でございます。言わずと知れたRIP SLYME。超有名じゃないですか。けど、これが2000年のメジャーデビュー直前のインディーズ5枚目のシングルなんですよね。
(外山惠理)へー!
(サイプレス上野)で、クリスマスの曲では別にないんですけど。クリスマス感がある感じのトラック。いわゆる、オケですね。音が流れていて。ちょっと季節的にすごい俺もクリスマスによく聞いてたなっていう気がしたんと、あと、この曲のインディーズ最後だっていうのと、あと、メジャーに行くっていうので、『マタ逢ウ日マデ』ってなんなんだろうな?っていう風に思って聞いてみたら、なんか人との別れの話なのかな?と思ったら、たぶんこれはもう一段階上に行くよっていう、メンバーからのメッセージなんじゃないか?っていう風にいまだに俺は思っていて。
(外山惠理)へー!
(サイプレス上野)なんか、誰かとの別れを歌ったっていうよりは、インディーズにさよならして、もう一段階上に行きますっていったら、その後はもう本当、活躍はご覧の通りで。ズバーッ!って行ったじゃないですか。
(外山惠理)うん。
(サイプレス上野)本当にRIP SLYMEっていうグループは類まれというか。いままでやってきたハードコアな人たちだったり、LB。スチャダラパーのクルーとかもある中で、FGクルーなんですよ。RHYMESTERとかと同じクルーの中の、本当に弟子というか。いちばん歳も下だから。いた人たちなんですけど。オリジナルさがすごい突出していて。要するに、怖い側からも『あいつら、すげーな』って言われて。キャッチーな人たちにもすごい気に入られているっていう。
(外山惠理)へー!
(サイプレス上野)で、俺たちもすごい好きで。この人たちももともと、原宿の服屋とかでバイトとかしてるような人で。KREVAさんと一緒にバイトとかしてるんですけども。そん時に出したシングルとかが、まあ先週も言わせてもらいました。DEV LARGEさんの連載とかでも取り上げたりとかしてて。『白日』っていう曲なんですけど。『あいつらはすげえ!』みたいな。
(外山惠理)へー。
(サイプレス上野)一気に、本当に迷彩を着ていたやつらが手のひらを返すように、『RIP SLYMEやべー!』っていう風に。『なんかナヨナヨしてんな』っていう空気を一発で変えた人たちなんで。楽曲の強さも、やっぱり魅力ですね。RIP SLYMEは。なんで、この曲、たぶんライブでも何回もやったりとか。本人たち的にもすごいターニングポイントだったんじゃないかな?っていう曲なんで。
(外山惠理)へー!楽しみだな。
(サイプレス上野)めっちゃキャッチーとメジャーで思われるRIP SLYMEの前に、本当にこの人たちは本質的な部分ではこういう人たちなんだよっていうのを分からせた曲だと思うので。ぜひ、聞いてください。それでは、お送りしましょう。RIP SLYMEで『マタ逢ウ日マデ』。
RIP SLYME『マタ逢ウ日マデ』
(サイプレス上野)さあ、どうですか?惠理ちゃん。RIP SLYMEで『マタ逢ウ日マデ』。
(外山惠理)いいね、この曲。
(サイプレス上野)いいですよね。だから『メリクリ』『あけおめ』とか入っているから冬の感じがして。
(外山惠理)そうですね。最初の入り方がまた・・・
(サイプレス上野)『シャンシャンシャン♪』っていう。すごいかわいい曲じゃないですか。で、『マタ逢ウ日マデ』って意味で、別れがあるのかな?っていう。『もうダメかなと思ったね』とか、そういうPESくんのリリックとかもあったりして。なんか寂しい曲なのかな?と思ってよく聞いていたら、たぶんこれは『メジャーに行くから。みんなインディーの、サポートしてくれてありがとうね。さよなら』みたいな感じで。それを全部捨ててでも行く!っていう強い意思表示なんじゃないかな?っていう風にいまだに思っていて。結構、いまだに解析するんですよ。聞いていて。
(外山惠理)ふんふんふん。
(サイプレス上野)この後に、やっぱりメジャーで出した曲がバカ売れとかして。すごいスターダムに上がったんですけど。インディーズ時代からこういう掛け合いとかのキャッチーさとか。海外で言うファーサイド(The Pharcyde)っていうグループがいるんですけど。本当に遜色ない感じでやっていた人たちっていう曲でございました。これは。
(外山惠理)なんかでも、『君がいなかったらダメだった』とか。そういう感謝の気持ちがすごいあるよね。
(サイプレス上野)はい。そう。あるんすよ。もう、この人たちは。これ、だからすごいグッと来る曲、お送りしました!
(外山惠理)はい。
(サイプレス上野)これで日本語ラップが気になった人は、私も出演しておりますテレビ番組『フリースタイルダンジョン』をチェックしてください。夜の1時26分ですね。今夜、テレビ朝日にて放送されます。そして、翌日にはYou Tubeでも配信されまーす。チェックしてください。以上、『サイプレス上野の日本語ラップKILLA☆2015(クリスマスでも仮)』でした!
<書き起こしおわり>
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