吉田豪 2015年9月アイドル周辺新譜特集

吉田豪 2015年9月アイドル周辺新譜特集 bayfm with you

吉田豪さんがbayfm『with you』に出演。2015年9月にリリースされたアイドル周辺の新譜を特集していました。

(松本ともこ)今日は、どんな特集でしょうか?

(吉田豪)はい。いつもの感じのアイドル周辺の新譜特集です。

(松本ともこ)まあ、新譜ということで、知らない曲もたくさんだと思いますが。ぜひみなさん、楽しんでほしいと思います。まず、聞こえてきました。ロック。ロック。

(吉田豪)ロックですね。ええと、あヴぁんだんどというグループの『Feedback Friday』という曲ですね。

あヴぁんだんど『Feedback Friday』

(松本ともこ)あヴぁんだんど?

(吉田豪)まあ、まず説明します。ええと、『ポップコーン!』というコンピが出たんですよ。これが9月16日発売なんですけど。TRASH-UP!!っていう雑誌がありまして。これが創刊初期はホラー映画で、いまアンダーグラウンドのアイドルを中心としたトラッシュカルチャー雑誌。

(松本ともこ)へー(笑)。

(吉田豪)もうかなり大幅な路線変更して。グロな表紙だったのが、最近もうアイドルの表紙しかないっていう。

(松本ともこ)そんなことがあるんだー。

(吉田豪)奇跡のような方向転換をしてた雑誌があって。それが今度、レーベルとかを作ったりとかして。そしてコンピを出したんですけど。まあ、選曲というか、出てくる人たちがここで流したような人たちばっかりですよ。amiinaとか。他、Hauptharmonieとか。KOTOさんとか、少女閣下のインターナショナルとか。まあ、僕が共演するような人たち。基本的に。

(松本ともこ)イベントとかでね。会うというか。

(吉田豪)あの、音楽的に面白いことをやっている人をギュッと集めた感じで。まああの、僕がこれまで2回、アイドルコンピを出したことがあるんですけど。それ、理由は本当、シンプルで。他のアイドルコンピが正直やっつけ仕事みたいなのばっかりで。で、自分でやるしかなかったからやっただけであって。こういうのが出てくれるんだったら、僕がやる必要がなくなるっていう。

(松本ともこ)やらなくても。もう、これでうれしい。買うよと。

(吉田豪)もう、ちゃんとしたコンピです。本当。で、このあヴぁんだんどっていうのは濱野智史さんっていうAKBにハマッたことで有名な社会学者の人がいまして。

(松本ともこ)えっ?社会学者の方なんですか?

(吉田豪)そうです。そうです。AKBにハマると同時にどんどん地下アイドルにもハマッていって。で、自分でアイドルをプロデュースすることになったんですよ。

(松本ともこ)へー。

(吉田豪)で、PIPっていうグループを作ったんですが、それがいま、結構たいへんなことになっていて。メンバーがほとんど離脱。

(松本ともこ)なんかあったの?

(吉田豪)アイドルグループの悪いところを全部正すグループにしたいって言ったら、結局・・・(笑)。それが問題をいっぱい起こすっていう(笑)。おかしなことになっているんですけど。

(松本ともこ)たいへんなんだ。それが?

(吉田豪)で、そこに選ばれなかったメンバーで結成された、見捨てられたアイドルっていうのがこのあヴぁんだんどなんですけど。ある意味、だからASAYANのシャ乱Q女性ボーカリストオーディションに選ばれなかったメンバーがモーニング娘。になって平家みちよよりも売れたような感じですね。

(松本ともこ)ふんふん。なんか懐かしいけど、それを言われるとすごくよくわかるな。

(吉田豪)ちなみに、TOKYO IDOL FESには呼ばれず、夏の魔物に呼ばれたような人たちですね。

(松本ともこ)ああー、あのね、TOKYO IDOL FES。あんなに出るのに、でも呼ばれず?

(吉田豪)そうなんですよ。夏の魔物っていう僕も出ているイベントがあるんですよね。

(松本ともこ)すごいですよね。夏の魔物はなんかいま、ものすごい勢いを感じますね。

(吉田豪)そしてこういう、ロックな感じのアイドルが大量に出ているっていう。曲もいいです。はい。

(松本ともこ)なるほど。で、それはいま、このバックにかかっているので、曲は以上ってことなんですよね?コンピを買って聞いてください。『ポップコーン!』です。

(吉田豪)ほとんどいい曲でーす。はい。

(松本ともこ)16日発売だから、発売になっていますね。

(吉田豪)そうですね。

(松本ともこ)では、1曲目は?

(吉田豪)ここのコンピに入っていてもおかしくないメンバーということで、おやすみホログラムという・・・

(松本ともこ)この、私、いま写真を見てるんですけど。これ、夏の魔物に?

(吉田豪)夏の魔物に出ている組なんですよ。そして、TOKYO IDOL FESにはやっぱり呼ばれていない。知名度はあって、アルバムは出るレベルで、ワンマンでもかなり集客しているのに呼ばれないっていうね(笑)。

(松本ともこ)その歪み(笑)。

(吉田豪)(笑)。はい。っていう二人組アイドルなんですけど。まあ、かなり激しいライブをやるグループです。そして9月16日に一般流通のファーストアルバム『おやすみホログラム』というのが出まして。非常にいいアルバムで。

(松本ともこ)こういう方たちはライブの時にはオケを流して自分たちは歌うのみ?

(吉田豪)まあ、たまにバンドとからむこともありますけど。まあ、オケでもぜんぜん、かなりバンド感がある。どういうことか?っていうと、まあバックの音が完全に、いわゆるグランジに近いっていうか。ダイナソーJr.っていう僕も大好きなバンドがあるんですけど、あれの轟音ギターサウンドなんですよ。

(松本ともこ)えっ、こんなかわいらしい女の子が?

(吉田豪)ダイナソーの、しかもメジャーデビュー前。『Bug』とかの頃の感じのノイズギター感。なので、そのへんわかる人だったらわかってもらえると思うんですよ。で、いちばんそれっぽい曲を選びましたということで、おやすみホログラムで『before』。

おやすみホログラム『before』

(松本ともこ)ちょっと危ういボーカルだけど、メロディーがものすごくいいんですけど。

(吉田豪)かっこいいですよね。

(松本ともこ)ただ、別にギター女子でバンドを組むとかよりも、アイドル2人でこの感じが出せるっていうのは、いいかもしれない。

(吉田豪)本当に、バンドよりも機動力いいですからね。カラオケでやってる分には。

(松本ともこ)もうちょっとボーカル、もうちょっとがんばってほしい感じ。でもその感じがいいのかな?

(吉田豪)これがアイドル感ですよ。

(松本ともこ)アイドル感がいいんですよね。吉田豪が言うところの。

(吉田豪)力いっぱい叫ばない方がいいっていう(笑)。

(松本ともこ)そうだ。それがいいんですね。へー。でも次は、一般流通されるアルバムが出る?

(吉田豪)そうです。もう出てます。はい。16日発売です。

(松本ともこ)おやすみホログラムの『befor』でした。続いては?

(吉田豪)続いては、これがまたですね、これも夏の魔物に出た組なんですけど。こっちはTOKYO IDOL FESにも呼ばれた。そして夏の魔物はオープニングアクトだったんで、サイトには写真が出てないんですけど、すごいですよ。6時45分ですよ。出演。朝。

(松本ともこ)朝!?

(吉田豪)しかも、本人たちすごい呑気に、『すごい朝早いですが、みなさんの来やすい時間だと思います』って。行けないわ!っていう(笑)。

(松本ともこ)(笑)

(吉田豪)地元の人でも困難だよ!前乗りしてなきゃ無理わ、それ!っていう(笑)。

(松本ともこ)ちょっと、犬の散歩ぐらいなんだけど。本当に、時間的に(笑)。

(吉田豪)僕らも間に合わなかったですからね。車で行って。

(松本ともこ)えらい!今度、メインで出るしかないよ。

(吉田豪)sora tob sakanaという、よくね、ここでも何度かかけたamiinaというのが、中学生にポストロックというか、エレクトロニカ的な曲を歌わせるグループだったんですけど。そういうのがちょっと増えてきていて。こちらも平均年齢13才の、ビジュアル的には正統派だけど、音楽的には攻めた感じの音楽ユニットで。

(松本ともこ)うん。

(吉田豪)いままでCDアルバムはリリースしないで、全曲soundcloudに音源をアップして来たんですけど。アソビシステムと絡んだアイドルレーベルができて、それがタワーレコード新宿店限定で10月10日にシングルデビュー決定という。

(松本ともこ)へー。

(吉田豪)その音源を、ね。これがその夏の魔物でいただいたんでね・・・という(笑)。

(松本ともこ)(笑)

(吉田豪)すごいですよ。夏の魔物でライブが終わってなにがびっくりしたって、間に合わなかったんですよ。間に合わなくて、僕が着いた頃に、やっぱみんな平均年齢13才だから、公園で遊んでるんですよ(笑)。

(松本ともこ)かわいいー!(笑)。

(吉田豪)すげー!と思いましたよ。本当に子供だ!っていう(笑)。

(松本ともこ)そうかー!

(吉田豪)僕も一緒に遊んで写真撮りましたよ。

(松本ともこ)大人が(笑)。いやいや、ちょっと応援しちゃう!曲を・・・

(吉田豪)じゃあ、いってみましょう。sora tob sakanaで『夜空を全部』。

sora tob sakana『夜空を全部』

(松本ともこ)sora tob sakana『夜空を全部』。ものすごくいい曲だ!って、いま聞きながら。でも、公園で遊んだのかって思って。

(吉田豪)子供なんだっていう(笑)。

(松本ともこ)いやー、私はいま、改めて様々なフェスがありますが、本当に6時45分からスタートしてるのね。タイムテーブルを見て・・・

(吉田豪)7時から普通にスタートっていう。

(松本ともこ)これから早くなっていくかもしれないですよ。スタートが。

(吉田豪)大変ですよ。みんな、だから前乗りしてましたから(笑)。

(松本ともこ)じゃないとだって、見られないもんね。

(吉田豪)ただ、前乗りしようとしたら、前乗りの日が大雨で。途中でバスが浸水したりとかで、地獄だったんですよ。

(松本ともこ)うわー!じゃあ、行かれた方は結構今年も大変だったと。

(吉田豪)面白かったですよ。

(松本ともこ)sora tob sakanaでした。

(吉田豪)はい。続きましては、テクプリという仙台のテクノアイドルグループがいて、僕、大好きだったんですよ。で、僕選曲のコンピにも参加してもらったりしたんですけど。リーダーが腰痛で活動できなくなって、2013年のTIFで解散したんですね。で、プロデューサーのトベタ・バジュンさんからも離れてアイリスっていうグループを結成したりとか、リーダーがまた脱退して、NONAMESっていうアイドルグループを結成したら、昨日ですね、突然の解散が発表されたりとか。

(松本ともこ)ええっ!?昨日の今日?

(吉田豪)そう。なんかいろいろ上手く行かない感じではあるんですけど、そんなテクプリの代表曲をトベタ・バジュンさんっていうそのプロデューサーさんが今度ソロアルバムを出すんで。そして、そのシングルが先に出たんですけど。先行。これが、『テディベアとパスワード』っていう超名曲があるんですよ。それを、元ピチカートの野宮真貴さんが歌うっていうね。

(松本ともこ)すっごーい!

(吉田豪)最高!(笑)。

(松本ともこ)野宮さん、ここにフィーチャリングで登場。

(吉田豪)すごい、うれしいですね。

(松本ともこ)トベタ・バジュンさん?

(吉田豪)はい。プロデューサーの人なんですね。男性の。

(松本ともこ)で、自分のアルバムなんですね。

(吉田豪)そうです。というわけでちょっと、これを聞いてみましょう。トベタ・バジュンさんで『テディベアとパスワード feat.野宮真貴』。

トベタ・バジュンさん『テディベアとパスワード feat.野宮真貴』

(松本ともこ)いま、みんなほしいと思いますよ。この曲。

(吉田豪)素晴らしい。

(松本ともこ)野宮真貴のフィーチャリングされたナンバー。

(吉田豪)ぜひ、テクプリバージョンもお願いします。

(松本ともこ)『テディベアとパスワード』。これがトベタさんなんだ。ちょっと写真を見させていただきました。続きまして?

(吉田豪)ええとですね、tofubeatsさんが9月16日にアルバム『POSITIVE』を発売したんですが。この発売前日に僕、新宿タワレコにいつものように行ったら、宣伝ポップを書きに来ていたtofubeatsさんと遭遇し。

(松本ともこ)(笑)

(吉田豪)『アルバム買いに来たんですよ』って言ったら、『初回版をどうぞ』って言われて渡されて、その瞬間を写真に撮られてTwitterにあげられるというね(笑)。

(松本ともこ)撮られちゃっったの?(笑)。

(吉田豪)そういうプレイを食らったんですけど。

(松本ともこ)なんかすごい。でも、うれしいじゃないですか。

(吉田豪)そんなアルバムの収録曲で。いろんな人がボーカルで参加してるんですけど。玉城ティナさんっていうミスiD初代グランプリの方。

(松本ともこ)もうかわいい、かわいい。絶賛、絶賛。

(吉田豪)そうそうそう。が、ボーカルやっている曲が非常によかったので。ねえ。これもアイドルポップの流れで聞いていただきましょうっていう感じです。

(松本ともこ)あ、じゃあいまかかっているこの曲なんですね?ちょっと聞いてみましょう。

tofubeats『すてきなメゾン feat. 玉城ティナ』

(松本ともこ)玉城ティナさんがフィーチャリングされています。『すてきなメゾン』という曲。アルバムはなんていう?

(吉田豪)『POSITIVE』っていうアルバムです。

(松本ともこ)これも発売になっている。tofubeatsもそれをツイートしたんですってね。

(吉田豪)そうですね。トーフさんにツイートされました。

(松本ともこ)ねえ。でも、そうやってどうして出会うんだろうね?

(吉田豪)まあ、発売日とか発売前日は大体アーティストの人、いて。よく会うんですよ。大体僕もそういう日にフラゲしに行ってるんで。また結構知り合いも多いので。どうも!っていう。買いました!っていう感じの(笑)。報告をするっていう。

(松本ともこ)すごーい。今日は随分いろんな曲を聞いて。なんかあの、アイドル、そしてまた野宮真貴さんまでっていうことで、幅広かったなと思いますね。

(吉田豪)まあ、アイドル周辺っていうことですからね。テクプリの曲ですから。あくまでもこれ、僕の中で。これ。

(松本ともこ)そうか。たくさんのいま、アーティスト名とか、あとユニット名も出たから、バーッ!って全部わかんなかったかもしれないですけど。でも、with youのブログでフォローしてもらって。ぜひ気になっている方はチェックしてほしいと思います。

<書き起こしおわり>

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