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菊地成孔 IDC大塚家具新宿ショウルームの超絶接客術を語る

菊地成孔 IDC大塚家具新宿ショウルームの超絶接客術を語る 菊地成孔の粋な夜電波
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菊地成孔さんがTBSラジオ『粋な夜電波』で、かつてIDC大塚家具の新宿ショウルームで家具を一式揃えた時の話をしていました。

(菊地成孔)はい。菊地成孔の粋な夜電波。ジャズミュージシャン、そしてですね、まあ、歌舞伎町から出てちょっと立っちゃったんですけど。とは言えですね、伊勢丹からの距離は近くなったんですよね。それで、なんかあって事務所に戻る、家に戻るっていう時にかならず大塚家具の前を通るんですよ。ええと、IDCですね。もうちょっとネタ的には古いですよね。すでに収束しました。ですが、とにかくほぼ毎日通ると言ってもいいんじゃないですかね?南口の。東京在住の方じゃないとちょっとわからないと思いますけど。申し訳ない。新宿の新南口。サザンテラスのところの高架を下りて行くと、左手がIDCですからね。

IDCからちょっと行ったら、まあ私のご贔屓筋の方にはおなじみ、トラットリアのプレゴプレゴがありますから。で、まあ思い出すのはね、歌舞伎町に2004年に私、来たんですよね。もうあの日から10年以上たちますか。ねえ。歌舞伎町に2004年に来たその時に、あのね、なんでしょうね。調子こいてたんですかね?家具を全部IDCで揃えたんですよ(笑)。その、代的に言うとオヤジの代ですね。あ、オヤジの代って言っちゃあいけませんね。あの・・・(笑)。しまった。ええと、主観がテメーの方に移っちゃいました。あの、お父様の代ですね。お父様の代だと思いますね。

もう、すごかったですよ。買ったこっちもね・・・まあその時はね、調子こいてたんです。何かに。歌舞伎町に行くんだ!っつーんで、気合が入ってたんでしょうね。その、まあ別に企業的にディスるわけじゃないですけど、丸井のインテリア館なんかじゃ買わねーよ!っていう。IDCで全部揃えんだよ、こっちは!って感じでですね。まあ、当時は現ナマ主義ですから、こんな分厚いの握りしめて行ったんですね。ガーンガーンガーンって。そしたらもう、ブワーッ!って。ここ、ベルサイユ宮殿ですか?みたいなところですよ。あそこ。本当に。

しばらくね、テレビカメラがずーっと置かれっぱなしでしたけどね。もう最近はないですけどね。もう、あれじゃあね、娘さんの気持ち、わかりますよ。あれ。あんなことをやってちゃあね、いけないと思うわっていうぐらいの。もう、だってね、そんなに・・・だってほら、買うか買わないか、言っちゃあわかんないですよね。『見せてください』って言っているだけで。私ね、ベッドだけはいいのがほしかったんで。ちょっと高めのベッドを買ったんですよね。一人寝用のベッドで。まあちょっと、ベッドグルメみたいなところがね、小生意気にありまして。

オーストリア製のね、いいベッドが大塚家具にしかないっつーんで。ほんで、行ったんですよ。あの事件って最後、フランスベッドの社長が出てきて収拾したら笑いましたけどね(笑)。フランスベッドはフランスベッドで、あの、昔住んでいた職安通り沿いにビルがある。バーン!って。で、外人の友達とその前を通ると、ゲラッゲラ笑うんですよね。『France Bed!』って。みんなね。まあ、それはともかく、『ベッドください』っつって。

それで、『ちょっと目当てのものがあって・・・』って。紙を持っていって。クシャクシャクシャって。『これなんですけど』っつって。『それでベッドで、ちょっと引っ越しですぐ歌舞伎町の方に行くんで、一式揃えたいんですよね』って言ったら、もう私の頭の中ではタキシードなんですけど。タキシードのはず、ないですよね。普通の背広の案内の方が、『こちら、どうぞお掛け下さい』って言って。で、掛けて。枕にかける布とか、あるじゃないですか。『枕を包むやつとか、何色にしようかな?』と思って、フッと振り返ったらもうシャンパンが来たの。うん。

もうね、後にも先にも、まだ買う・・・買うって決めてですね、それで、まあ50万だ100万だって買い物をすると。私、ほら、バイク乗らない。っていうか、免許ないですから。バイク乗らない、車乗らないってなると、買うもんなんてたかが知れてるんですよね。飲み食いだけですから。私は。で、だからいちばん大きくて、服ね。たとえばグッチの路面店がありますよね。中村屋の隣にね。あそこでね、『cure jazz』のジャケットのためのスーツ。まあまあ、なんかこんな話を長々としてていいんですかね?トム・フォードの最後のシーズンですよ。ねえ。

その後、長きに渡るね、あのお姉ちゃんの。お姉ちゃんっちゃあいけないですけどね(笑)。もう、いまやグッチのCEOの奥さんで子どものいますけどね。そのトム・フォードのね、最後のシーズンにスーツを買った時に、まあまあ上下でちょっとあったんですよね。で、それはね、買ったから。買って、ちょっと軽く袖詰めたりするのをやってる間にシャンパンが出たことはあります。それはまあ、でもね、グッチで。ほんで、スーツがっつり買って。スーツだけじゃないです。インナーだとか、いろんなもんを買ったんで。まあ、3ケタ近く行ったんで。そしたら、シャンパン出るでしょう。ねえ。

まあ、逆に言うと、出さなきゃダメぐらいの話ですけど。IDCはね、ヤバかったですよ。だって、まだ買うかどうか決めてないんだもん。『これ、ちょっと見せてもらいますか?』って言った段階でもう、シャンパンが出てきて。なんて言うんですかね?まあ、そこは畜生の浅ましさで、グーッ!って飲んじゃったんですよ(笑)。あの、少しずつじゃなくて。なんかね、緊張して喉が乾いてたのかもしれないですけど。それで、グーッと飲んじゃって、トンって置いたら、もうすぐ、あっという間に。グラスを下げて新しいのが出てくるんじゃなくて、クーラーごとシャンパンを持った人が来ましたからね。

『やっべーな、ここ!』とか思って。それでもう、その勢いで。まあ、狭い部屋なんですけどね。ワンルームでね。ただ、まあそこで買う家具全部、IDCで買ったんですよ。でも私、なんかもう『すっごいな、ここ』って思って。そういう風になると、なんでしょうね?育ちが悪いんですよね。なんか、あまりにすげーことになっちゃうと、ふざけたり態度悪くしないと落ち着かないところがあって。『なんで大塚家具なのにIDCっていうんですか?』って言って。『あの、アイデンティティ・クライシスですか?』って真面目にその人に言ったんですよね(笑)。その、ギャグのつもりだったと思うんですけど。

『いや、違います』っつって。何だったっけな?なんかちゃんと理由があるんだよね。『インターナショナル・なんとかかんとか・センター』なんですよね。まあ、なんとかかんとかっちゃあ失礼ですけども。まあまあまあ、これもね、毎回毎回、最近同じですけども。検索すりゃあすぐ出てくるんですけども。別に検索したって、なんてことないですから。そのまま、なんとかかんとかで行きますけども(笑)。IDCで説明されて。『おおーっ!』なんつってね。懐かしいですよ。本当に。そのベッドね、まだ使ってますけどね。はい。

まあ、あの事件が表沙汰になって、いわゆる鎮火するまで。だいたい三月だったと思うんですけど。始まってから三月の間にもうお父様とそっくりになってきたね。あの娘さんね。大変な、絵に描いたようなエディプスコンプレックスっていうか。美魔女とは言わねえが、なかなか、ねえ。シャキッと、シュッとされた女社長かなんか思っていたら、みるみる、もう3ヶ月でお父さまと瓜二つになって。あれこそ労力士だと思うんですけども(笑)。まあまあまあ、そんなことも懐かしいなと思い出しておりまする菊地成孔がTBSラジオをキーステーションに全国にお送りしております。

<書き起こしおわり>

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