田中康夫・菊地成孔が語る デジタルリマスターの功罪

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田中康夫さんがTBSラジオ『菊地成孔の粋な夜電波』にゲスト出演。再発盤が発売される際などに、デジタルリマスターで曲が変わってしまうことについて話し合っていました。

(菊地成孔)はい。多少のですね、傷によるノイズが入っておりますが、こちらは田中先生の私物(レコード)ということで。ヤッシー私物ということで、味として。

(田中康夫)なんかその、傷が入っているとかけちゃいけないとか、あるんでしょ?

(菊地成孔)ありますね。

(田中康夫)そういうわけわかんないの・・・

(菊地成孔)わけわかんない。いや、それは本当わけわかんないですよ。いや、いいと思います。すごく。今日は傷とともに。ヴァイナルが鳴っているなっていう。

(田中康夫)サッチモの曲なんか、かけられないっていう話になるじゃん。

(菊地成孔)いや、デジタルリマスターしたのをかけるんですよ。

(田中康夫)いや、それはさ、やっぱりいじってしまっているわけでしょ?

(菊地成孔)そうですよ。

(田中康夫)なんか美容整形したみたいなもんだから。

(菊地成孔)あらららら。美容整形の話題。

(田中康夫)交通事故で足を怪我した時に、形成外科はいいんだけど。あるいはまあ、その後の整形外科はいいけど。美容外科までしてしまったら、私はこれは芸術じゃないんじゃないか?って。

(菊地成孔)そうですね。まあ、ここは難しいところですね。本当にね。あ、いまの・・・CMです!(笑)。

(田中康夫)(笑)

(中略)

(田中康夫)続いての曲は、もう皆様ご存知のLisa Stansfield。

(菊地成孔)Lisa Stansfield。はい。

(田中康夫)ちょっと行ってみましょうかね。

(田中康夫)まあ、もともとイギリスの方なんですけど。

(菊地成孔)はい。英国系、多いですよね。田中先生の選曲は。あ、これはちょっと・・・

(田中康夫)このへんは松田くんでも知ってるでしょ?で、これがね、最近CDで出てるのは別バージョンになってきているわけですよ。まあ、よくそれは我々だって単行本を文庫版にする時に、てにをはを直すとか表現を直すとか。

(菊地成孔)はいはい。

(田中康夫)やっぱり音楽の場合にね、あまりに全部変えてしまうっていうのは、ねえ。

(菊地成孔)まあ、そうですね。

(田中康夫)菊地大明神のご見解を。

(菊地成孔)まあ・・・やっぱり音楽は完成形がないんで。なんか動かす、マスタリングする度に音を変えるとかね。山下達郎さんみたいな。凝るタイプの人は動かしますよね。これは、90年ぐらいですか?89年とか。

(田中康夫)89年ですね。で、初めてアメリカでもスマッシュヒットになったという。

(菊地成孔)イギリスのがアメリカで売れる話が好きですね。

(田中康夫)これはやっぱりチークの後のスロウから始まる、またディスコタイムになる時にこういう感じとか。最初にVoyageの『Souvenirs』とかをかけちゃうと、最初はいいんですけどね。そうすると、あまりにアップテンポになっちゃうんで、次になにをもっていこうか?っていうね。

(菊地成孔)ああー。

(田中康夫)悩んでしまう。

(菊地成孔)すごいな。今日はあの、番組が始まってから45分間でターンテーブルの使い方も、最初はおっかなびっくりだったのが、もういまはスッススッス動かしてますからね。モノにされましたね。

(田中康夫)ぜひあの、たぶん3度目はないと思いますけども。もう1台、2台用意していただけると、楽しいかなと。

(菊地成孔)2台用意したらたぶんこう、本当にDJになりますよね。

(田中康夫)ダメですか?

(菊地成孔)いや、素晴らしいです。まあ、リスナーに信を問いましょう。

(田中康夫)リスナーに信を。ああ、菊地様がそういうなんか民主主義的な発言をする
っていうのがすごい世界ですね。

<書き起こしおわり>

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