玉袋筋太郎さんが2020年1月17日放送のTBSラジオ『たまむすび』の中で第16回マムちゃん寄席についてトーク。その際に松島トモ子さんから聞いた力道山vs木村政彦戦の秘話を紹介していました。
#たまむすび 金曜コンビは昨日のマムちゃん寄席の話から?大盛況だったそうです?ご来場の皆様ありがとうございました。 #松島トモ子 さんもいらしたそうです? #外山惠理 #玉袋筋太郎 #毒蝮三太夫 #春風亭一之輔(スタッフ拝) pic.twitter.com/ArGEEYYy98
— TBSラジオ FM90.5&AM954 (@TBSR_PR) January 17, 2020
(玉袋筋太郎)やられたよ。ねえ。で、マムシさんと外山さんとラッキィ池田さんは2階の楽屋でね。大部屋で。それで寂しいからさ。
(外山惠理)でも玉さんね、一緒に来て。トモ子とかとね、一緒に話して。トモ子さんなんて本当にただ見に来ただけだったのに、紙まで切らせてっていうのもあれだけども。
(玉袋筋太郎)フフフ、紙切りね。林家二楽さんがいらっしゃったから、出てきてね。もうね、自分で「ライオンのエサです」って言っちゃっているんだから(笑)。
(外山惠理)あれさ、永さんがさ、「ライオンのエサです」っていう風に紹介していたんですよ。そしたらさ、トモ子さんも最初は嫌がっていたんだけども。今はもう自分で言ってますもんね。
(玉袋筋太郎)笑い取れるもんね! 本人が言っちゃっていたらそりゃあ強いよ。
(外山惠理)「どうも、ライオンのエサです」って言ってね、紙でライオンの形を切るっていうね。
「どうも、ライオンのエサです」(松島トモ子)
(玉袋筋太郎)俺は「生き餌」とか「生贄」とかって呼んでるんだけどね。また松島さんがいいんだよな! あの楽屋の雰囲気が。面白かったなー!
(外山惠理)そうですよね。トモ子さんっていつも変わんないからね。あの感じで。
(玉袋筋太郎)で、楽屋でもいきなり俺、プロレスの話をさ、マムシさんと始めたらさ、急に松島さんがさ。松島さんなんて絶対にプロレスのことなんか知らないと思ったら、急にプロレスの話に入ってたんだよね。笑ったよ。これがすごい! 松島さん、天才子役だから。小さい頃から出てるわけでしょう? あの力道山対木村政彦! 1954年、昭和の巌流島決戦! あったわけですよ。力道山がキレて柔道の鬼の木村をボコボコにしたっていう話になってたんだよね。そうしたらですよ、そん時の両選手の花束贈呈を松島さんがやってたっていう。これは俺はね、驚いたね!
(外山惠理)ねえ。本当は力道山さんに渡すはずだったんだよね?
(玉袋筋太郎)そう。力道山さんに渡すはずだった。
(外山惠理)「だけど一緒に行った男の子が『どうしても僕が力道山に渡したい』って言うから、私は仕方なく木村さんに……『仕方なく』って言っちゃいけないわね。でもね……」って言ってね、お話されてましたよね(笑)。
木村政彦に急遽花束贈呈
(玉袋筋太郎)そうそう(笑)。それが面白くてさ。あれだけ熱く語られた力道山対木村がさ、急に近いものに感じられたっていう。これはね、『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』っていう本があるんだけども。分厚い。増田俊也さんっていう人が書いた。その本にも書かれていないエピソードだからね!
(外山惠理)アハハハハハハハハッ!
(玉袋筋太郎)新しい史実が判明した。それだけでも昨日、行ってよかったなって思ったもん!
(外山惠理)へー! かわいかったですよね。「力道山さんはね、ずっとその後、『どうしてトモ子ちゃんは僕に花束をくれなかったんだ?』ってずっと言われてね……」って言ってましたよね。
(玉袋筋太郎)このね、プロレス秘史! まさか松島さんからそれが語られるとは思わなかったよ、俺もプロレスファンとして。
(外山惠理)その何年後かにライオンのエサになるとはね……まあエサになったら今、いないですからね。本当にお元気でよかった。
(玉袋筋太郎)「ムツゴロウは甘い!」って言っていたんだから。
(外山惠理)トモ子さんも「1回じゃないのよね」なんてね。
(玉袋筋太郎)あの話も面白いよね。トモ子さんが水族館に行ったら、シャチがトモ子さんのことを狙っていたっていう(笑)。シャチまで……シャチとかアシカが松島さんを狙っていたっていうんだよ。
(外山惠理)フフフ、ねえ。面白いですよね。本当に。
(玉袋筋太郎)もう哺乳類だけじゃねえんだよ。魚類とかも……。
魚類にも好かれる松島トモ子さん
(外山惠理)好かれちゃうっていう。ムツゴロウさんも真っ青ですよ、本当に。
(玉袋筋太郎)ねえ。サファリパークとか行きたいな、もう一度。すごいことになるよ。「ウワーッ!」って。サルとか群れちゃって。
(外山惠理)いや、本当ですよ。
(玉袋筋太郎)昔、『オーメン』っていう映画があったんだよ。ダミアン。ダミアンはほら、山犬の子供だから。サファリパークに行くんだよ、子供の頃に。
(外山惠理)そんなのありましたっけ?
(玉袋筋太郎)あるんだよ。『オーメン2』で。そうするともうさ、サファリパーク中のサルがさ、「ギーッ!」って群れてさ、「ウワーッ!」って。それに近いよね、松島さんは(笑)。
(外山惠理)そんなこと言ったらトモ子さんが悪魔の子みたいになっちゃうから(笑)。
(玉袋筋太郎)フフフ、だって外山さんと最初の挨拶。リハの時に2人で挨拶をしているんだよ。そしたら松島さん、第一声で外山さんに向かって「なに、今日。部屋着で来たの?」って(笑)。「部屋着で」って、それが最高でさ(笑)。
(外山惠理)そう(笑)。「カーテンみたいだからね」なんて2人で話していてね(笑)。
(玉袋筋太郎)「あなた、部屋着?」って(笑)。ああいうなんかさ、無意識の殺人者っていうかね。ああいうキラーが好きなんだよ。面白かったね(笑)。
<書き起こしおわり>