能町みね子 志村けんInstagramと福原愛Twitterを語る

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能町みね子さんがTBSラジオ『サンキュータツオのまるっと日本語評議会2017』に出演。有名人のSNS活用例として、志村けんさんのInstagramと福原愛さんのTwitterと微博を紹介していました。

(田中ひとみ)こういう風に無名な人がネットで有名になる一方で、もともと有名な人がネットやSNSに参加することも今年は増えました。『言葉尻とらえ隊』5月18日号から「名前を変えました」。

(能町みね子)はい。これは志村けんさんのInstagramでの発言なんですけど。志村けんさんが5月ぐらいに、まあ局部をアップしてしまったという、非常に面白いニュースがあったんですけど。

(サンキュータツオ)フハハハハッ!

(田中ひとみ)インスタに?

(能町みね子)インスタに。

(サンキュータツオ)癒やしニュースですよ(笑)。

(能町みね子)癒やしです。本当に。ほのぼのニュースなんですけども。まあ、局部の写真がドーンと出てしまって、それを「(アカウントの)乗っ取りだ」と言ったわけですね。私もまあ、乗っ取りだと信じています。100%乗っ取りに違いないという前提の上で。ご本人が言うんだから。事務所もそう言っているんだから、そうだという上で、この後にやっぱり志村けんさんは慌てたわけですよ。

(サンキュータツオ)アハハハハッ!

(田中ひとみ)慌てちゃったんですか?

(能町みね子)慌てちゃいまして。で、「乗っ取りだ」と事務所が言ったので、乗っ取りという風に行こうとしたんですけども……最初、アルファベットで書かれるIDが「ken_shimura_bakatono」っていうIDだったんですね。これをすぐに「ken_shimura_67」って変えたんですよ。IDのところを。まあ、「67」はたぶん年齢だと思いますけどね。

(サンキュータツオ)なるほど(笑)。

(能町みね子)で、そこからもう1回、「ken_shimura_bakatono67」に。2回変えたんですよ。

(田中ひとみ)どういうこと!?(笑)。

(サンキュータツオ)フハハハハッ! 能町さん、チェックしすぎ! すごい。味わい深いなー!

(能町みね子)その後に、「私のアカウントに不正アクセスがあったらしく、何者かに投稿されていました。名前を変えました。気をつけます」って。

(田中ひとみ)そこか! 「名前を変えました」って(笑)。

志村けん「名前を変えました」


(能町みね子)名前じゃなくて、パスワードを変えないと意味がないし。あと、乗っ取りされているんだったら、パスワードを変えられてしまってアクセスができなくなっている可能性大だし。名前を(自分で)変えられた時点で、それは果たして乗っ取りだったのか?っていう疑問が出てきたんですけど(笑)。

(サンキュータツオ)ええ、ええ(笑)。

(田中ひとみ)IDを変えただけだと、危機意識が……。

(能町みね子)「パスワードを変えて」って言われたのを、咄嗟にそっちだと思っちゃったのか、わからないんですけど。まあ、その「名前を変えました」の時点で相当把握していない状態でやってらっしゃるんだなということがわかりましたね。

(サンキュータツオ)危なっかしい。相変わらず変なおじさんだったわけですね。

(能町みね子)本当に変なおじさんで。SNSだけじゃなくてブログもやってらっしゃるんですけど。ブログの文章もちょっとたどたどしいんですよね。

(サンキュータツオ)アハハハハッ!

(能町みね子)まあ、年齢もあるんでしょうがないと思うんですけど。ブログっぽくないというか、若者のブログとは一線を画していて。表記ミスがやけに多いとか、あんまり文字も少なかったり。で、Instagramの写真も結構、女の子とすごく仲良くしている……ちょっとこっちが心配になっちゃうような。

(サンキュータツオ)味わい深い(笑)。ネットってなんでもありだと思っているのかな? みたいな。

(田中ひとみ)とりあえず投げとけ、載せとけ、っていう風に思っているんですかね?

(能町みね子)自分のアルバムだと思っているのか、わかんないですけど。

(サンキュータツオ)鍵がついていると思っているのかわからないけど。

(能町みね子)そうなんです。なんかそんなに有名じゃないモデルさんと、すごく親しくしている写真を何回も何回も。しかも同じ写真を間違って4回アップしたりとかしていて。見れば見るほど味があって。「名前を変えました」のところにわかっていない感がすごくにじみ出ていて。いい言葉だなと思いましたね。

(サンキュータツオ)いいですねー。

(田中ひとみ)そして、若い有名人のTwitterでは、卓球の福原愛さんについて触れてらっしゃいました。『言葉尻とらえ隊』6月8日号から。「人は容易に慣れてしまうものだが、絶対にそうはならない」。

(能町みね子)これは逆に志村けんさんとは違って、SNS使い慣れすぎ例なんですけども。福原愛さん、もちろん若いですよね。で、Twitterを唐突に始めたんですよ。で、最初はたどたどしい感じで、「Twitter、どうやったらいいかわからない」みたいな感じで。吉田沙保里さんとかスポーツ界の親交のある人たちとリプライを交わしたりして。「これはこうしたらいい」とか言われて、「そうなんだ!」って。すごく無邪気なかわいい愛ちゃんだったんですけど……果たしてこれは本当か?って思って。

(サンキュータツオ)うん。

(能町みね子)私、中国語バージョンを見たんです。

(田中ひとみ)中国語バージョン?

(能町みね子)福原愛さんはずっと中国で活躍されていますから。中国語もすごく堪能なわけで。中国語版のTwitterがあるんですね。ウェイボー(微博)っていうんですけど。中国って結構ネットが制限されているので、国内だけで流行っているTwitterみたいなものがあるんですけど。で、そのウェイボーはずいぶん前からやっていて。それを見たところ、中国語ではすごく頻繁にツイート的なことをしていて。

(サンキュータツオ)おおっ!

(能町みね子)で、そちらでは「日本版のTwitterを始めたんだけど、最初はいいねもリプライももらえないから、どうなっているのかな?」みたいなことを中国語でも聞いているんですよ。で、そこでファンの方から中国語でリプライをもらって。「ああ、なるほど。こうすればいいのね」みたいなことを、そっちで解決していて。

(サンキュータツオ)へー!

(能町みね子)で、「ああ、これは二重に使っているし、絶対に慣れている」と思って。で、いろいろと比べていったら、プレッツェルかなにか、お菓子を上げている同じ写真で、日本語バージョンでは「下の部分が一口食べちゃった後なので、見切れていてごめんなさい。明日のいまごろは日本だ!」みたいな、まあちょっとアイドル的なかわいい感じで行くんですけど。


(サンキュータツオ)はい。

(能町みね子)同じ写真を中国語のバージョンで上げているところの言葉には、「ドイツでトランジット待ちです。あなたに嫁げたことが人生でいちばん幸せなことです。人は容易に慣れてしまうものだが、絶対に私はそうなりません」というような、大人なことを書いているんですよ。

「人は容易に慣れてしまうものだが、絶対にそうはならない」


(サンキュータツオ)なるほど!

(田中ひとみ)キリッとしてる。

(能町みね子)そうなんです。だから日本ではあの幼かった頃の愛ちゃんのキャラを多少、たぶんファンのためにやってあげていて。で、中国では一流卓球選手として、1人の女として。で、いま旦那と結婚できた。その幸せを大人として報告したい、みたいな。

(サンキュータツオ)どちらかと言うと、キャリアウーマンのオピニオンリーダー的なポジションなんですかね?

(能町みね子)そうですね。なんじゃないですかね? やっぱり一流選手として発言力もあるだろうし。中国の人たちに発信したいというのはそういうことなんでしょうね。

(サンキュータツオ)いや、すごい! 能町さん、探偵じゃん!

(能町みね子)これを探すのが楽しいんですよ(笑)。

(サンキュータツオ)フハハハハッ! 最高、これ!

(能町みね子)日本向けはちょっとした愛ちゃんキャラはまだ保っているというところが。

(サンキュータツオ)子役としての自意識がちゃんとあるから。みんなが求める福原愛をちゃんと全うしてくれているということですよ。

(能町みね子)そうなんですよ。だからこの使い方はやっぱり、いまの人だなって思いましたね。

(田中ひとみ)そうか。小さい頃からこの、見られる世界にいるから。日本での役割をわかっているのかもしれないですね。

(サンキュータツオ)だから志村けんさんも「バカ殿」っていうアカウントを作って、バカ殿としての発言だけしていればいいんですよね?

(能町みね子)そうなんですよね。バカ殿だったらモデルさんとイチャイチャしてても、別に「ああ、バカ殿だし」ってなるはずなんだけど……生身で行っちゃってますからね。

(サンキュータツオ)いやー、行間の読み方。みなさんもぜひ、能町さんに学んでいただきたい。

<書き起こしおわり>

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