みうらじゅん 『国宝』と『ボク宝』を語る

みうらじゅん 『国宝』と『ボク宝』を語る 安住紳一郎の日曜天国

みうらじゅんさんがTBSラジオ『安住紳一郎の日曜天国』に2013年5月に出演した際の書き起こし。『国宝 いやげ物展』の話から、国宝とボク宝について話していました。

(安住紳一郎)それでは、今日のゲストです。みうらじゅんさんです。おはようございます。

(みうらじゅん)よろしくお願いします。こんにちは。どーもー。

(中澤有美子)よろしくお願いします。

(みうらじゅん)よろしくお願いします。

(安住紳一郎)みうらさん、日曜日の朝にしては、体調良さそうですね。

(みうらじゅん)いや、僕、ものすごい早起きなんですよ。最近。

(安住紳一郎)ええっ?

(みうらじゅん)老化が始まりましたんで。うん。ばっちり、いい感じで。ええ。

(中澤有美子)前回ぐらいからとっても朝、調子が良くていらして。

(安住紳一郎)6年くらい前の時は・・・

(みうらじゅん)はい。酔って来ましたね。ベロベロ酔ってこさせていただいて。自分でしゃべっていても、同じ話を何回もしていることに、途中で気づいてましたんで。すいませんでした。あの時はまだ・・・

(安住紳一郎)日曜の朝、10時、11時に来る自信がなかったので、土曜日の夜からずっと飲んでいて、朝を迎えたと。

(みうらじゅん)そうです。他のラジオを朝までやっていたんで、そっから飲んで10時に来たんですよね。これにね。ええ。いけると思ってたんだけど、いけなかったですね。

(安住紳一郎)もう、ここ2、3年は?

勝つ加齢(カツカレー)

(みうらじゅん)もうあの、勝つ加齢(カツカレー)っていうか、加齢するとどんどん朝が早くなって。はい。大丈夫ですよ。

(安住紳一郎)『勝つ加齢』って突然言われても、わかんないですよ。

(みうらじゅん)はい。わかんないですよね。そうですよね。僕の中ではもう、わかってたんですけども。

(安住紳一郎)あ、もうみうらさんは最近は勝つ加齢をテーマに?

(みうらじゅん)そうですね。加齢がもう大好きになってきて。耳の後ろから加齢臭が出るっていうので。よくこう、揉んだりしてるんです。へえ。

(安住紳一郎)それで、減らせるんですか?

(みうらじゅん)多分あそこから出てるんでしょ?なんか、多分ここの耳の後ろの部分が薄いメッシュになっていると踏んでるんですよ。そこから、こう漏れてくるんじゃないかな?と思っているんですけど。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)で、なるべく出しておいて?

(みうらじゅん)はい。そうですね。出すようにはしています。揉んで出すようにはしてるんですけども。はい。

(安住紳一郎)そうですか(笑)。お子さんもずいぶん大きくなられたんですか?

(みうらじゅん)ああ、その話ですか?ああ、そうですね。今日、なぜ早かったか?っていうと、運動会途中で抜けてきまして。

(安住紳一郎)えーっ!ああ、申し訳ない。

(みうらじゅん)いま、やっております。

(中澤有美子)ああ、申し訳ありません。

(安住紳一郎)この後すぐ、応援に向かってください。

(みうらじゅん)ありがとうございます(笑)。

(安住紳一郎)さて、みうらじゅんさんと言うと、たいへん多趣味で。いろいろなムーブメントを世の中に喚起してきたという歴史があるわけですけども。この番組でも様々紹介してまいりまして。最初は、変なお祭り。

(みうらじゅん)ああ、とんまつりですね。

(安住紳一郎)とんまつり。

(みうらじゅん)ええ。これはもう、流行りましたよね?

(安住紳一郎)そうですね。

(みうらじゅん)流行ってません?

(安住紳一郎)いや、もう一通り認知されて。

(みうらじゅん)1人相撲とか、笑い祭りとか、いろいろ。流行りましたよね?テレビとかでもやってましたので。はい。認知されたと思っております。

(安住紳一郎)そしてその後は、もらって困っちゃう嫌なお土産物。

(みうらじゅん)いやげ物ですね。

(安住紳一郎)いやげ物(笑)。

(みうらじゅん)いやげ物ですね。

(安住紳一郎)これもちょっとブームになりましたね。

国宝いやげ物展

(みうらじゅん)はい。あの、先週まで大阪で展覧会をやっていたんですけど。『国宝いやげ物展』っていうのをやっていたんです。

(安住・中澤)(笑)

(みうらじゅん)やっぱり『国宝』ってつけると、お年寄りの方もずいぶん間違えて来られて。何万人の集客で。来たな!っていう感じでした。いやげ物がついに。15年前だったんですけどね。あれ。

(安住紳一郎)それ、みうらさんプロデュースなんですか?

(みうらじゅん)僕プロデュースで。国宝いやげ物展を。はい。大阪で、いま展覧会やっていたんですけど。

(安住紳一郎)でも、国宝指定されてないですよね?

(みうらじゅん)されておりません。でも、国宝ってつけても、別段問題がないっていうことがわかったっていうことがもう進歩ですよね。ええ。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)もう、なんでもいいんですね?

(みうらじゅん)なんでもいいんです。

(安住紳一郎)つけちゃっていいんですね?

(みうらじゅん)はい。阿修羅展もやっぱり、『国宝 阿修羅展』でしょ?やっぱり全部国宝ってつけてくるわけですよ。冠に。だからこれからは、国宝ブームが来ると思いますよ。はい。

(中澤有美子)どこからもお咎めはないんですか?

(みうらじゅん)いまんところ、ないですね。で、もしお咎めがあったら、『いや、国宝じゃない。ボク宝だ』っていうことで。口をクッと『ぼくほうです』って言えば、国宝とちょっと似ているから。僕の宝。ボク宝。国宝とボク宝みたいなことですよね。

(安住紳一郎)(笑)。じゃあ、この後は国宝っていう言葉を簡単にみんなが使うようになるという?

(みうらじゅん)なると思いますね。

(中澤有美子)(笑)

(みうらじゅん)『天才テリー伊藤の・・・』みたいな感じで、『国宝みうらじゅんの・・・お送りしています』みたいな感じで。

(安住紳一郎)なるほど。

(みうらじゅん)安住さんも『国宝 安住さん』で。

(安住紳一郎)もう何でも。番組のタイトルでも何でも。ええ。

(みうらじゅん)国宝。いきましょう。

(安住紳一郎)『超絶 お宝映像スクープ』なんていう番組、ありますけども。

(みうらじゅん)はい。もう、国宝にしていかれた方がいいと思います。

(安住紳一郎)『国宝 お宝映像スクープ』。

(みうらじゅん)ええ。遠慮せずに使われても、まだ大丈夫だと思います。

(中澤有美子)(笑)

<書き起こしおわり>

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