ライムスター宇多丸さんがTBSラジオ『タマフル』の中で、逮捕・拘留されている高野政所さんに接見した話をしていました。
(宇多丸)まあ皮肉な側面と言えばですね、あの、皮肉というかわかりませんけど。先週ね、言いましたけど、高野政所くんが大麻を持っていて捕まっちゃって。まあ、詳細はわからないなんて話をして。先週、僕なりに言葉を選んでというか、僕なりに、あのー・・・まあ、お話をさせていただいたというのが先週ありましたけど。
あの、接見に行ってまいりました。1回ね。今週の水曜日にですね、高野政所くんに、渋谷署にですね、接見に行ってまいりまして。で、まあ差し入れなんかね、できるっていうんで。何にしようかな?と思って。私がチョイスしたのは・・・あの、彼からの間接的なリクエストで、『三国志とか、インドネシア関係の本がほしい』っていうのがあったんですけど、まあ私、それをガン無視してですね。やっぱり獄中で読むなら、これだろ!ってことで、マイク・タイソンの『真相』というね、マイク・タイソンの自伝というね。やっぱり獄中で読むにはぴったりの感じで持って行ったりなんかして。
リスナーへ一言
まあ、本人に会って、お話を。当然まあ、当然のことながら、大反省しておりまして。彼の言葉を直接じゃあ、お伝えしますとですね。『リスナーのみなさんに、なんか一言ないんですか?』って。こんなことを言ってました。『YAVAY(ヤバイ)とか言っていたら、自分がいちばんヤバイことになってしまいました。しかも、全く笑えない。みなさんには本当にご迷惑をお掛けしました。大変反省しています』と。まあ、出てきたらご本人の言葉でまたね、語っていただく日も来るかもしれませんが。そんなことを言っておりました。
ただあの、当然すごくヘコんでいてというかね。非常にまあ、やつれているような感じでしたけど。まあこれから捜査ね、どうやって進むのか?とかにもよるんでしょうけど。しばらくは、留置所に拘留されるのが続くと思うんですけど。これはちょっと、なんて言うんですかね?こういう、大変なことになっちゃって。本人も落ち込んでいるし。まあ、こっちはこっちでね、いろんなことがあって大変だっていう中で、これはでも、なんて言うのかな?ちょっと語弊があるけど、さすがだなというか、あ、いいんじゃないかなと思ったのは、勾留されている中で、いろんな体験を彼はノートにずっと、すごく克明につけていてですね。
起こったこととか、出会った人とか、思ったことをですね、そのノートをつけているっつって。これはいいんじゃないかなと。要はその、この経験も、いずれ何かの糧になっていくんでしょうし、していかなきゃいけないんでしょうし。その第一歩としてまず、自分を、起こっていることを客観視するというかね。まあ、そういう視線も持てるでしょうし。これはいいんじゃないかなと。で、チラッと、パラッと、ペラペラッとめくって見せてくれて。面白そうなこと、いっぱい書いてありましたんで。はい。
まあ、いずれはね。これ、いつになるかわかりませんが、いずれはもちろん、復帰してというか、更生して、復帰して。まあ、このラジオにもまた呼べるような日が来ればいいなと、心から思う次第でございます。またね、ちょっとね、なんかやっぱり、夜中にふと目覚めた時とかに、ガーン!と来るというかですね。あと、空き時間が辛いと。なのでまあ、本なんか差し入れなんか。またちょっと、差し入れしてやろうかと。いやがらせの本をね、いっぱいね。シャバが懐かしくてしょうがなくなるようなね(笑)。いろんなのを差し入れしてあげようと思っております。
<書き起こしおわり>
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