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久住昌之『孤独のグルメ』と食へのこだわりを語る

久住昌之と玉袋筋太郎が語る 昼銭湯・昼ビールの魅力 たまむすび
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『孤独のグルメ』などの作者、久住昌之さんがTBSラジオ『たまむすび』に出演。玉袋筋太郎さん・小林悠さんに美学校や漫画雑誌ガロの思い出を語っていました。

(玉袋筋太郎)さあ、じゃあその5(の筋)、いきますか?

(小林悠)あっ、話題になっております。『孤独のグルメ』というあの漫画。もう名作。ドラマも流行っておりますけれども。これはもう、もともとの散歩とか、昼銭湯とか、そういったものが生かされての作品ということなんでしょうか?

(久住昌之)いや、でもその・・・まあそういうことになっちゃうだろうけど、これはやっぱり編集者の企画なんですよ。『谷口ジロー先生と食べ物の漫画を描きませんか?』っていう話が来て。『えっ、谷口さんと描いていいの?』みたいなね。『いいのかな?僕みたいなくだらないのが・・・』みたいな。

(玉袋筋太郎)いやいやいや。

(久住昌之)それで、やり始めて。谷口さんも、『泉さんでいいのに、なんで僕が描くんだろう?』みたいに、3回めくらいまで思っていたみたいですね。お互いにそう思っていて。だけどだんだん重なっていったら、『あっ、面白いかも?』ってだんだんなっていった感じで。1話1話としては、始まり方は『これをやるぞ!』みたいな肩の力が入ったのはなかったんですよね。

(玉袋筋太郎)うーん。まあ、そこが雁屋哲との違いですよね。『美味しんぼ』とは違う。

(久住昌之)(笑)。戦いがないからね。

(玉袋筋太郎)戦わないんですよね!

(小林悠)肩の力を抜いて。

(玉袋筋太郎)戦っちゃうから。究極と至高とか。鼻血と原発とか。いろいろ戦っちゃうから。向こうは。

(久住昌之)で、全部頭の中で言っているだけだからね。

(玉袋筋太郎)うん(笑)。

(小林悠)そうなんですよ。五郎さんがね、1人で貿易商をやってらっしゃる方ですけど。『お腹すいたな』っていろんなお店に入っていって。で、ハフハフ、一生懸命食べて。うんちくを述べるわけでもないんですよね。それが心地よい。不思議な空間なんですよね。

(久住昌之)うんちく、ないね。

(一同)(笑)

(玉袋筋太郎)うんちくじゃないんだよね。やっぱその空気なんだよな。そういうところ行くというのは。その感覚。溶け込むっていうのが好きなんだな。

(久住昌之)だから、ね。玉さんでわかるのは、スナックに入るのって怖いじゃない。地方で。で、それに入って溶け込む感じね。あの感じって、なんかわかる・・・

(玉袋筋太郎)あれ、いいですよね。

(久住昌之)だいたい地元の人しかいないからね。そういうところに入っていって。外様としてね。ちょっとね、僕、外国行く気分なんだよね。で、店長が国王でさ。そこの(笑)。

(玉袋・小林)(笑)

(久住昌之)それでこう、入っていって、『この国はどういうルールがあるんだろう?』みたいなのをゆっくり見ていくみたな(笑)。

(玉袋筋太郎)(笑)

(小林悠)そういう時、オーダーするものはどうやって決めるんですか?

(久住昌之)いやいや、そこに入ってから、一生懸命考えて。焦りながら(笑)。下調べしないから。

(玉袋筋太郎)今日はこれを食べるぞ!っていうことじゃないんですね。じゃあ、もう。

(久住昌之)そうですね。食べるぞ!の時もあるけど、でもまあ、中に入って、ここはなにを食べるべきなんだろう?とかね。で、まあ普通に『たぬきそば』とか『きつねそば』って言ったら、後から入ってくる人がみんなカレーうどんをたのんでいると・・・もう失敗だ!っていう(笑)。

(玉袋・小林)(笑)

(久住昌之)『ああ、俺、大間違いじゃないか!』っていう(笑)。『ここは全員カレーうどんの店なんじゃん!』っていうの、時々ありますね。

(小林悠)なるほど。面白い。一応メニューはあるんだけど、みんなカレーうどんしか頼まない。不思議ですよね。

(久住昌之)この間もそれ、名古屋の方でありました。あの、名古屋行ったから、『きしめん』って書いてあるからきしめんたのんだら、みーんなカレーうどんなの(笑)。

(玉袋筋太郎)名古屋で(笑)。

(久住昌之)がっかり!すごい残念。もう一杯は食えないしな・・・っていうね。

(玉袋筋太郎)それだよね!彦摩呂じゃねーから。1日三軒も行けねーから!みたいな。

(久住昌之)(笑)

(玉袋筋太郎)いやいや、でも食べるっていうことにね、あるじゃないですか。こだわりとかね。これ、どうなんですか?こだわりみたいな。やっぱいろいろ、グルメブームとかなったりとかしてますけども。

(久住昌之)僕はたぶんね、食べるっていうのをなんか、どうも全体で見る方だと思うのね。だからお弁当を見ると、バランスよく食べたいとか。最後にごはんだけ残ったり、おかずが残ったりするのが嫌だとか。カレーなんかでもさ、ルウだけ残るのとかライスが残るのが嫌だから。もう食べ進む・・・ぴったり着地がうまく行きたいっていう方なんだよね。

(玉袋筋太郎)ほー!

(久住昌之)で、なんか素朴な飯。あんまり美味しくないような飯が来たら来たで、これをどう美味しく食べ終わるか?そう考えるのが好き何ですよね。

(小林悠)全体の景色を見ながら。

(久住昌之)全体のことが(笑)。だから、人は関係ないんですよね。あんまり美味しくないものが来たら、『どうしようか?』っていうね。『嫌だな』じゃなくて、『どう食べようか?これを美味しく』って。

(玉袋筋太郎)これだよ!やっぱ、ハズレも当たりなんですよ。やっぱり。うん。

(小林悠)そして食べるっていう行為自体が、なんて言うかちょっと・・・女性は結構1人で食べられないっていうね、人もいますけど。それって結構なんていうか、一種エロティックな部分もあるじゃないですか。ものを食べるっていうのは。

(久住昌之)口に入れてね。モグモグやって飲み込むんだもんね。ちょっと恥ずかしいの、あるよね。

(小林悠)そういうところもやっぱり、ありますか?

(久住昌之)あるある。やっぱり恥ずかしいっていうのは漫画の根本なんじゃないかな?恥ずかしいことを描くっていう。転んだとか、なんかコケたとか。そういうの、恥ずかしいじゃない。漏らしたとかさ。恥ずかしい、言いたくないことをいかにみんなにもわかるように言えるか?っていうのだから。だから食べることも僕なんかやっぱり、人に見られて食べるのとか、すごく恥ずかしいんですよね。なんかね。

(玉袋筋太郎)うーん。

(久住昌之)なんか、『意地汚い感じに食べている』とか。『あっ、美味しいもの残してる!』とか(笑)。

(玉袋筋太郎)(笑)

(小林悠)最後に取ってあるとか(笑)。

(久住昌之)なんか、食べているところを実況されたらすごい嫌だよね。『あーっ!ごはんを食べた!また、ごはん食べた!あんまり噛まないで飲んだ!』とか。

(一同)(笑)

(久住昌之)すごい嫌でしょ?もし実況されたら。

(玉袋筋太郎)うん。まあね、食べる順番でね、性格を見るとかあるもんね。『あいつ、あれを残している。あっ、あれをいちばん最後に食いやがった』って。そう。いちばん好きなものから、いちばん先に食っていく人とかね。

(小林悠)それ、兄弟が多かったのかな?とか。いろいろ想像しちゃいますけどね。

(玉袋筋太郎)まあ、でも本当食べ物ってのは面白いよ。この間名古屋行ってさ。名古屋の喫茶店のモーニング、見るんだけどさ。やっぱり、これ誰か止める人、いなかったの?っていうようなのが。

(久住昌之)いっぱいついてたりね。

(玉袋筋太郎)すっごいあるじゃないですか!ピザトーストの横にフルーツ10種類とかさ。なんでこんなの付いてるの?みたいな。

(久住昌之)モーニングだから、コーヒーがメインで。そこにモーニングサービスで、トーストがついてるのに。そこに、ぜんざいが付いてたり。

(小林悠)ええっ!?

(玉袋筋太郎)そう。ぜんざい付いてたり。

(久住昌之)それ、どうやって食べたらいいんだ?っていう。僕としては困るわけですよ。コーヒーの立場がないじゃん!っていう(笑)。

(小林悠)(笑)。おまけになっちゃいますね。

(玉袋筋太郎)名古屋、強いですよね。そういったところが。どうすべきか?って。ギョギョッ!とするのがね、あったりする。

(小林悠)お腹いっぱいになっちゃいますよ。

(久住昌之)そうそう。で、11時半ぐらいまでモーニングやってて。そのいっぱいついているやつが。で、11時半ギリギリにいっぱい入ってくるの。で、それをお昼をさ・・・モーニングにしちゃっているっていう(笑)。もう、そうなんだよねー。

(玉袋筋太郎)(笑)

(小林悠)考えるなー!

(玉袋筋太郎)『うちはコーヒーにこだわりがある』っつーんだよ。

(久住昌之)でももう、本当にキツそうなんだよ。店の人が。『もう本当にキツいんです』って言ってたもん。いっぱい付いていて(笑)。

(玉袋筋太郎)出し過ぎちゃうんだよ。

(小林悠)でも、やめるにやめられないっていう。

(玉袋筋太郎)『コーヒーに自信があるからこそ、うちはコーヒーに梅干しを入れるんだ』って、わけわかんねーよ!なんでだろう?って。

(久住昌之)(笑)

(小林悠)酸味が増す?(笑)。

(玉袋筋太郎)いや、『だから梅干しだって違うんだ。和歌山の梅干しでこってるんだから!』って。いや、別にいいから!

(久住昌之)でも、ねえ。

(玉袋筋太郎)これが、誰か止める人、いなかったのか!?っていうところのまた、食文化がよかったりする。

(小林悠)面白いですよね。

(久住昌之)面白い。面白い。

<書き起こしおわり>

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