吉田豪 BOOWY解散秘話を語る

吉田豪 BOOWY解散秘話を語る 上柳昌彦・松本秀夫 今夜もオトパラ!

吉田豪さんがニッポン放送『上柳昌彦・松本秀夫 今夜もオトパラ!』に出演。BOOWY解散秘話について話していました。

BEAT EMOTION

(上柳昌彦)さあ、続いてはこちらのバンドです。はい、もうつい曲を聞きたくなっちゃいますが。『B.BLUE』が流れてまいりましたが、BOOWYでございますが。BOOWYはどのような接点があるんですか?

(吉田豪)そうですね。僕、接点はないんですが。接点はそれこそ、当時のマネージャーさんとかと接点があったぐらいなんですが。当然、本はいろいろ読んでまして。それで面白かったのが、BOOWYの解散秘話っていうのがありまして。

(上柳昌彦)BOOWYの解散はあまり語られてないですよ。

(吉田豪)いまだに謎とされてるんですよね。で、布袋さんが『秘密』っていう本を2006年に出されていて。そこにもBOOWYの解散の理由について『俺には俺の絶対解散せねばならない理由があった。しかしその理由は墓まで持っていくつもりだ』って書いてて。本当、これくらい触れちゃいけない話なんだなと思っていたら、翌年。ドラムの高橋まことさんの本『スネア』っていうのを読んだら、普通に書いてあったんですよ(笑)。

BOOWY解散理由が書かれた 高橋まこと『スネア』

スネア (立東舎文庫)
Posted at 2018.6.16
高橋 まこと
立東舎

(上柳・松本)(爆笑)

(吉田豪)『ええっ?』っていう(笑)。

(上柳昌彦)あの人はいい人なんですよ。ものすごくいい方なんですよ。

(吉田豪)バンドの中で圧倒的な真人間っていう。

(上柳昌彦)すげー常識人で。ものすごい普通にインタビューに応えてくださる。

(吉田豪)正直、布袋さんの秘密を読んだら、布袋さんはかなり問題があるというか。これはトラブルを起こすだろうなっていう人なのは出てくる。で、山下久美子さんの本を読んで、さらにそれは確信する感じですね。山下久美子さんがヒットされて暴力を振るわれて、みたいなことが全部書いてあるっていう。

(上柳昌彦)そうかー・・・

(吉田豪)で、それを前提にして思うと、BOOWYの末期のころ、山下久美子さんのツアーに布袋さんが参加してたんですよね。もともと。

(上柳昌彦)まあ、そうでしょうね。

(吉田豪)で、そこにベースの松井さんも参加することになって。ドラムの高橋まことさんも誘われたんですよ。

(上柳昌彦)BOOWY総登場じゃないですか。

(吉田豪)そうなんですよ。と、なるとBOOWYの3/4がツアーに参加することになるんで、まるで氷室さんをのけ者にしてるようで、いくらなんでもマズいと高橋さんは感じて。常識人だから、そう思って。

(上柳昌彦)そうですよね。おかしくねえ、これ?って。

(吉田豪)で、高橋さんがその事情を直接氷室さんに告げたら、『来月、解散しよう』ということになり、その後話し合いをもって解散が決定っていう。

(松本秀夫)それがそのまま書かれているという。

(吉田豪)そう(笑)。

(上柳昌彦)そのまま書いちゃったの!?

(吉田豪)(笑)

(松本秀夫)もうちょっとみんな大人で根回しとかすりゃあいいのにっていうことですよね。もうちょっと、俺たちはBOOWYを長く聞けたっていう感じですね。

(吉田豪)まあ布袋さんが、もともとだからね、山下久美子さんと付き合いだして、みたいなのがいろいろ絡んできちゃうんでしょうけど。

(上柳昌彦)ふーん。ああ、そういうことだったんだ。

(吉田豪)そういうシンプルな話だったんだっていう(笑)。

(上柳昌彦)書いてあったんですね。

BOOWYスタッフから連絡

(吉田豪)っていうのを読んで驚いたみたいなことを僕が書評で書いたら、後にそのBOOWYのスタッフの人から連絡があって。『そうなんですよ』みたいな(笑)。

(上柳・松本)(爆笑)

(吉田豪)裏、取れたみたいな(笑)。『そうだったんですよねー』って(笑)。

(上柳昌彦)昔を懐かしむかのように。

(吉田豪)そうそうそう(笑)。

(上柳昌彦)『困りますよ、それ!』っていうんじゃなくて。そうだったんだ。へー。

(吉田豪)布袋さん、黙っていたのに・・・っていう(笑)。

(松本秀夫)口にされちゃうと、もうね。

(吉田豪)布袋さんが黙っていた理由もわかるっていう(笑)。

(上柳昌彦)そういうところなんだな、バンドって。やっぱりな。

(吉田豪)女性絡むとやっぱりね、いろいろややこしいですよね。

(上柳昌彦)『その話、聞いてないぜ』っていうね。そこに女の人がちょっと絡んだら、というところでしょう。じゃあ、BOOWYの曲を聞きましょうかね。リクエスト曲はBOOWY『マリオネット』です。

<書き起こしおわり>

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