ジェーン・スーさんがTBSラジオ『ジェーン・スー相談は踊る』でお局社員について話していました。『お悩みガールズ白書』というコーナーのアンケート調査結果からトークをしています。
(ジェーン・スー)『職場のお局様が正直おっかない』。そういう方はたった3割だったんですけど。いろんな方がいらっしゃるということで。自分の職場にいるお局様タイプのエピソードをいくつかご紹介していきましょう。『時々ヒステリーを起こすのでやめていただきたい』。あとは、『その人は仕事ができるので、ちょっと違うと思うと感じたり、厳しくても何も言えない』。
(堀井美香)これさ、二人で☓とか○とかつけていこうよ。自分たちで(笑)。ねえ。これ、違うからね。私ね。次は?
(ジェーン・スー)『結構な年齢の女性が多い職場だから、お局様タイプの女性が多い。期限の良し悪しで態度が変わるから扱いづらい』。ある?
(堀井美香)ないね。ないないない。
(ジェーン・スー)『グループ会社の女で、女にしか注意しないお局がいる。自分で直接言わずに、紙を通して言いたいことを言ってくる』。
(堀井美香)ない。
(ジェーン・スー)ない?次。『職場にしゃべり方が高圧的なベテランの女性がいて萎縮してしまいます』。
(堀井美香)あ、これ。スーさん、どうなの?
(ジェーン・スー)完全にこれだね、私。でも22からずっと高圧的だから。別に。
(堀井美香)(笑)
(ジェーン・スー)ずーっと高圧的だもん。『上の役職にもかかわらず、女子感が抜けてないしみんなに対してもうるさい。しかも自分では注意せず、他の人から注意させる』。
(堀井美香)あー・・・ちょっと心当たりあるかな?
(ジェーン・スー)そうだよね。女子感が抜けてないし、人に注意させる感じ?あ、いいねー!感じの悪い先輩!
(堀井美香)お前か?っていうことですよね(笑)。
(ジェーン・スー)あとですね、『お局様オンリーの部署で働いています。でも、お局様の性格を把握していれば、実はとっても過ごしやすい環境だと思っています。また他の部署の人は怖がって寄り付かないので、自然と私がお局様との橋渡し役的なことをやっている気がしてなりません』。
(堀井美香)あ、まあそうでもないかな?
(ジェーン・スー)そしてこれ、最後ね。『いつもイライラしていて高圧的。そして独身』。関係ねーだろ!
(堀井美香)はいー!
(ジェーン・スー)はい、きましたー!
(堀井美香)スーさん、きましたー!(笑)。
(ジェーン・スー)これはですね、さっき(ナレーションの)林みなほも言ってましたけど、『長く居座ってばかりで・・・』って。いいんだよ、それで。女も長く働かなきゃいけない時代になってきたんだから。『お局様』っていうコンセプト自体が、もう過去のものにならなきゃいけないんですよ。長く居座るのが仕事ですから。
(堀井美香)そうです。ずっと便秘状態で、ね。
(ジェーン・スー)違う違う!でもいいこと言った。それだとダメなんで。やっぱり昇進させないとダメなんですよね。女の人を。
(堀井美香)うんうん。そうですね。上の方にね。いま、それがないから『お局』とか言われてね。
(ジェーン・スー)そうそうそう。で、昇進する気がないんだったら、やっぱり新しい子にどんどん仕事が回っていくのは仕方ないですし。だってそっちの方がフットワークは軽いわけだから。まあ、よく知っている人がいたりするから。さっきのパートのおばさんがさ、社員より偉そうだ、みたいな人、いたじゃん?
(堀井美香)はい。
(ジェーン・スー)でもまあ、実際あるからね。全部任せちゃっているパートの人っていうさ。それは社員が悪かったりするんだけど。
(堀井美香)知ってるんですよ。そういう人の方がね、いろいろできるし。
(ジェーン・スー)そうなの。客のことも知ってるしね。
(堀井美香)社員だとかパートだとか、そういうのまったく関係ないですからね。
(ジェーン・スー)だからやっぱりその『お局』っていう言葉自体が、結局大前提として実は『女は早めに仕事を辞める』っていう前提をもとに話をされているので。っていうことじゃん?そうじゃないんだよっていう状況にこれからどんどんなっていくと思うから。まあ、言っていることはわかるけどね。ちょっと女子感が抜けなくて、責任は取らないとか。注意を直接してこないで、とか。でもいろんなタイプの上司がこれから出てくるわけですから。仕方ないっちゃ仕方ないんじゃないの?っていう感じだけどね。
<書き起こしおわり>