吉田豪さんがbay fm『with you』に出演。古舘伊知郎さんから指名を受けて、10年ぶりのインタビューを行った際の話をしていました。
(松本ともこ)では、今日は吉田豪がね、俺が仕切るということで。音楽で振り返る吉田豪の近況コーナー。続いていっちゃいますか?
(吉田豪)続いては、古舘伊知郎さんですね。
(松本ともこ)来ましたねー。いま発売中のAERA。
(吉田豪)7月7日発売の雑誌AERA。これ、6月20日取材で7月の3日夜11時に入稿していま出てるって、週刊誌、すごいですよね。古舘さんが10年間、インタビューを受けてなくて。10年ぶりのインタビューに吉田豪を指名でっていう。
(松本ともこ)『吉田豪さんをお願いします』って向こうから来たわけですよね。
古舘伊知郎からの指名
(吉田豪)向こうから来たんですよ。あの、『紙のプロレス』とかそういう雑誌を読んでいて。『もうあなたの文章は毒気がきいていて・・・』とかね(笑)。
(松本ともこ)だから紙のプロレスの時から。2人はもうプロレスっていう。
(吉田豪)そうなんですよ。それがベースにあって。で、古舘さんがずっと言っていたのは、『僕はね、勝手な思い込みかもしれないけど、吉田豪さんと考え方が似てると思うんですよね!』っていう感じで(笑)。
(松本ともこ)でも、そういう風に思える人が周りにね、なかなかいままでいなかったんでしょうね。
(吉田豪)特にだから報道番組をやっているから、あんまり問題を起こしちゃいけないから、自由な発言ができなかったのが、最近ちょっと猿轡を外したいモードで。もっと話していきたい!っていうね。
(松本ともこ)結構読むと、その10年の間にずいぶんとテレビに対する愛憎もあって。持っているものがあるんだけど・・・
(吉田豪)いまの不満だのなんだのとか、爆発寸前な感じが(笑)。面白かったですね。
(松本ともこ)すごくそれがあるんだけど、テレビではそれを、でもやっていきたいみたいな話ですよね?
(吉田豪)そうですよね。そのへんのバランス感覚がすごい興味深かったのが、要はテレビっていうのはプロレスだ、ガチではない。でもプロレスっていう決め事の中でも、ただの決め事じゃなくて、ギリギリのことをやっていきたい。要はアントニオ猪木のしてた過激なプロレスみたいなことをしたい、みたいな話をずっとしていて。
(松本ともこ)えっ、なんか私がわからなかったのは、『昭和の新日本プロレスぐらいのバランスがいいんじゃないか?』って吉田豪さんが言うと、『おっしゃる通り!』っていう。
(吉田豪)そうです。これ、プロレスわかるもの同士の会話ですよ(笑)。『そうなんですよ!本当にもう、ただのショーはやりたくない。もっといろいろ含むもののあるプロレスがしたい』って。しかし、完全なそういう、ただの総合格闘技じゃなくて、リアリティーのあるプロレスがしたいと。
(松本ともこ)そこなんですよね。
(吉田豪)そうなんですよ。こういうので意気投合している(笑)。
(松本ともこ)これで吐き出したことで、なにかの自分の中のストレスっていうものがちょっと溢れてきて。いいんじゃないですかね?
(吉田豪)まあね、ちょっとドキドキするのがね、裏は取ってないですけど、テレ朝の新社長が古舘さんのことを嫌っていて云々みたいな。ニュースがネットとかを流れているのを見ると、そこでこういう爆弾発言をすると、ドキドキしちゃうじゃないですか(笑)。
(松本ともこ)そうね。あんまりハラハラ・・・(笑)。いい方向にこれが向くといいな。でも、すごくね、読み応えのあるインタビュー。だって表紙も飾ってらっしゃるんですもんね。
(吉田豪)というのを拾った楽曲、行きましょうというね。84年に古舘さん、アルバムを出してるんですよ。『大過激』という。これが、これから流す曲に参加しているかどうかわからないですが、ギター北島健二、ドラム高橋まこと、松浦雅也とか。結構なメンバーが参加していて。これから流すのは、作詞サンプラザ中野、作曲中崎英也、ゲストボーカル大友康平&鈴木雅之というね。『おっと、俺を呼んでるぜ』という曲がありまして。これをちょっと聞いてみましょう。
(曲おわり)
(松本ともこ)もっと聞きたいなー。
(吉田豪)実はね、アナログしか持ってなかったんですが。CD化されているのが判明して。でも、間に合わなかったです。今日の、焼きました。自分で(笑)。
(松本ともこ)これ、またアナログを?番組のために、珠玉の機会で。ありがとうございます。こういう人なんだなー。古舘さん、また会う機会、ありそうですか?
(吉田豪)なんかね、イベントやるだとか、また取材するとか。したいと思ってます。はい。
(松本ともこ)読み応えたっぷりです。
<書き起こしおわり>