ピエール瀧が選ぶ 爆笑した曲ランキングトップ5

山下達郎『オマリーの六甲おろし』を語る ザ・トップ5

(蓮見孝之)なんでしょうね?推薦曲かな?

(ピエール瀧)なんだろうな?って思って。なんかね。だからユリ・ゲラーが来日した時に、朝のワイドショーとかでイジる用にたぶん使うとか。BGで。

(高野政所)用意しておいて。

(ピエール瀧)っていうことでね。なんでしょうね。ということでユリ・ゲラーを一応、聞いてもらいましたけど。

(蓮見孝之)これで四位ですか!?

(ピエール瀧)これで四位です。まあでもね、一位から五位までランクはつけてますけど、どれも横並びですよ。

(高野政所)同じような破壊力が。

(ピエール瀧)なんで、次。もう汚職摘発ソングですよ。

(高野政所)おっと。社会派ですか。これは。

(ピエール瀧)ダニアースの唄。野坂昭如さんですけども。これを聞いてもらいましょうね。それでは野坂昭如さんで『ダニアースの唄 汚職摘発ソング』です。

野坂昭如『ダニアースの唄 汚職摘発ソング』

(高野政所)あ、こういう。

(ピエール瀧)この感じ。若干、ドラムンベース入った感じの。これ、CMも野坂昭如さんがでっかい畳から顔だけ出しているっていうのをやっていて。そこに自分でダニアースをプチって刺して、シューってやりながらっていう。

(高野政所)いいですね。聞いたことのないグルーヴ感が。ドラムンとも違う、ハウスとも違う。

(ピエール瀧)そんな真面目に解説しなくていいですよ(笑)。

(高野政所)(笑)

(蓮見孝之)これ、やっぱりクラブで聞く方がいいんでしょうかね?

(高野政所)まあ・・・聞かない方がいいんじゃないですか。全体的に(笑)。こういう時に聞くのがいちばんいい。

(ピエール瀧)これ、いいですよね。このコーラスのお姉さんたちもね。仕事とは言え。

(高野政所)死んだ目でやっている。

(ピエール瀧)いや、ガッチリやってるでしょう。大人の見本ですよ。本当に。

(蓮見・政所)(笑)

(高野政所)いい社会人ですね。

(ピエール瀧)これね、でも資料にもありますけど、CDシングルもあるんですよね。オリジナルバージョンもあるんで、リミックスバージョンもあるということで。ちなみに、ここいいんです。ここ。

(歌:野坂昭如)ダニアアー!ダニアアー!ダニアアー!ス!

(高野政所)あ、細かいループが。おお、すげー!

(ピエール瀧)昔はこういうの、作ってたんだなー。いいでしょう、こういうのね。このトラック作るの、楽しそうですよね。

(高野政所)間違いなく楽しいですよね。

(ピエール瀧)こんなのさ。いいですよね。

(蓮見孝之)懐かしい。短冊形のCD。

(高野政所)Drum’n’Bass Mixなんですね。タイトルがね。

(ピエール瀧)これがこの間、ロック画報っていう雑誌、あるじゃないですか。そこのおまけでこれがついてきたっていうのがあって。

(高野政所)あ、そうなんですか?おまけ?

(ピエール瀧)そうなんですよ。おまけで。なかなかいい仕事っていう。まあ、じゃあこんな感じでダニアースの唄ね。

(高野政所)ちなみに、汚職摘発ソングっていうのは?1個も出てきてない感じじゃないですか。

(ピエール瀧)でもね、歌詞の中でそういう、役人ナントカカントカ!ダニダニダニ!って。当時ね、そういう汚職的なことがあったので、そこを黙っちゃいられないってことで、野坂さんがマイクでぶん殴るために立ち上がったんでしょうね。はい。

(高野政所)たしかに賄賂とか、いろんな言葉が出てますね。『茶髪にブスリ!』っていうのも。茶髪の若者が気に食わなかったみたいですね。単純に。汚職じゃないですけどね。

(ピエール瀧)ゴッパーでぶん殴るっていう(笑)。

(高野政所)SHUREのゴッパーですか(笑)。

(ピエール瀧)痛そう!よりによって痛そうなやつでっていう。

(高野政所)いちばん丈夫なやつですからね。業務用の。

(ピエール瀧)ゴッパーは武器ですからね。そんななったらね。本当に。この感じも超おもろいということで。まあ、三位まで聞いていただきましたけども。先に言っちゃうと、一位『燃えろバルセロナ』。これもさっきのオマリーと一緒に。これは電気グルーヴピエール瀧としては、かけ続けていかなくてはいけないと。

(蓮見・政所)なるほど。

(ピエール瀧)ということなので。まあそういう意味での、日出郎の『燃えろバルセロナ』ですわと。その前に箸休めとして、二位の『オマリーの私を甲子園に連れてって』と。

(高野政所)またオマリーが出てきた。

(ピエール瀧)あの、メジャーで7回に歌う歌、あるじゃないですか。『私を野球に連れてって』って。あるじゃないですか。さっきの六甲おろしは言っても日本の歌ですし。日本語もあったし、英語で無理やり訳はしましたけども。日本だからメロディーラインとかもあるんで。しかも来日したから聞いた曲ですから。なかなかね、心に響いてこないだろうと。

(蓮見孝之)それはあったかもしれませんね。

(ピエール瀧)でもオマリーは、アメリカにいた頃にやっぱり野球場に何度も足を運んで。7回はこれをキャッキャ言いながら歌っていたわけですよ。きっと。だからそういう骨身に染み付いた曲だったら、大丈夫だろオマリー?っていうことで。用意した曲がこの、私を甲子園に連れてってなんですけども。じゃあ本国、自分の国の曲ならどうなのか?ということで、聞いていただきましょうと。オマリーの私を甲子園に連れてってです。

オマリー『オマリーの私を甲子園へ連れてって』

(ピエール瀧)ほら、おなじみのね(イントロ)。これだったら大丈夫だろ、オマリー!

(歌:オマリー)Take me out to the KOUSHIEN♪

(ピエール瀧)もう入り口からダメっていう(笑)。

(蓮見・政所)(笑)

(ピエール瀧)入り口からダメ。オマリー。

(高野政所)もうラップとも取れるぐらいの感じですね。

(ピエール瀧)なんなら、六甲おろしより下手っていうね。

(高野政所)これ、わざとじゃないんでしょ?

(歌:オマリー)At the old ball game♪

(一同)(爆笑)

(蓮見孝之)声が出ない!

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