吉田豪さんがbay fm『with you』の中で大森靖子さんの特集をしていました。
(松本ともこ)では、bay fm『with you』、ホントのところ。今日はなににスポットを当てますか?
(吉田豪)はい。大森靖子さんの特集ですね。
(松本ともこ)あ、いま曲を。ギター?
(吉田豪)ギター弾き語りでライブをやっているミュージシャンの方なんですけど。シンガーソングライターで愛媛出身。26才、美大出身というね。
(松本ともこ)美大出身の方。
(吉田豪)なんて言うんだろうな?かなり情念っていうか気迫のすごい人で。で、死ぬほどアイドルが好きで。怒涛のようなライブ活動をしてるんですよ。基本、断らないぐらいで。アイドル好きが高じてTokyo Idol Festivalに出たりとか。
(松本ともこ)自分がアイドルが大好きってことですか?
(吉田豪)アイドルが死ぬほど好きで。特にモーニング娘。の道重さゆみさんが大好きで。元々、同級生の女の子とかをイヤらしい目で見るような。カバンの中を漁るような。完全にド変態に近い人で。アイドルっていうのはそういう感情を全て受け止める人、みたいな感じで。
(松本ともこ)あ、そういう私みたいな思いも受け止めると。
(吉田豪)で、プロフィールとかかわいい子のは知りたくて仕方ないのに、アイドルは勝手に発表してくれるからたまらないっていうので。完全に、要はキモオタ目線でアイドルのことを好きな人で。で、好きが高じて共演したりとか。コラボの仕方も珍しいんですよ。普通だったらね、ミュージシャンだからギター持ってとかなんだけど、一緒に踊ったりする感じの(笑)。
(松本ともこ)えー。自分も踊っちゃう。
(吉田豪)踊ったりとか。で、つい数日前。日曜日か。ミスiDっていうアイドルのコンテストがあって、それのゲストに来てたんですけど。場所がジョイポリスで。親子連れとか、デートで来てるような人の前でこのギター一本で鬼気迫る歌詞をブチかまして。
(松本ともこ)いまBGMだから歌詞がそんなに聞き取れてないですけど、結構・・・情念なんですか?
(吉田豪)いま流れているのが『音楽を捨てよ、そして音楽へ』っていう曲なんですけど。歌い出しが『脱法ハーブ 握手会 風営法 放射能』ですからね。なんだろう?言葉が刺さるっていうよりは意識的に刺しに行っている感じの。
(松本ともこ)刺されちゃうよ(笑)。
(吉田豪)刺されますよ。ズバズバきます。
(松本ともこ)ずっと音楽活動はされている方なんですか?
(吉田豪)結構地道にやっていた人が、最近急激に脚光を浴びて。また断らないもんだからいろんなところに出て行って。だからそれこそパンク系のイベントだろうが、ヒップホップ系のイベントだろうが、アイドルのだろうが、なんでも出て行って。なんでも喧嘩腰で乗り込んでいってこういう歌をブチかまして、みんな唖然とするっていう。
(松本ともこ)吉田豪的には、なんかきっかけがあって知り合ったんですか?
(吉田豪)そうですね。僕、元々CDも買ってて。で、最初に紹介された時に『あ、CD持ってますよ』って言ったんですけど。ただ、僕そんなにCD音源は好きじゃなかったっていうか。ライブがすごすぎて、CDだと・・・元々ハロプロとか好きな人だから、CDはCDで別にちゃんと作ろうとするんだけど、まだそれが試行錯誤で上手くいってなくて。ライブのむき出しさに比べるとやっぱり違うなって。だからその、スタジオ盤とライブ盤の違いを聴き比べたいと思いまして。
(松本ともこ)じゃあ、まずは?
(吉田豪)そうですね。スタジオ盤。『魔法が使えないなら死にたい』から、『新宿』をちょっと聞いてください。
(松本ともこ)大森靖子さんの『新宿』。
(吉田豪)の、スタジオ盤ですね。かわいらしいアレンジにしようとしてるんですけど、まだまだ試行錯誤な感じが伝わって。で、これライブだと本当に刺さる感じだっていうのを聴き比べて。じゃあライブ盤の。タイトルは『音楽を捨てよ、そして音楽へ』。から、『新宿』。
(松本ともこ)おんなじ曲で『新宿』って聞いてるんですよね?
(吉田豪)ぜんぜん違いますよね(笑)。ライブはこっちモードなんですよ。本当に。なんですけど、いかにスタジオ盤でかわいらしくキラキラした要素も入れるか?というのをやろうとしてたのが、ニューアルバムがですね、まだ先なんですけど、12月11日にセカンドフルアルバム『絶対少女』っていうのが出るんですが、これがカーネーションの直枝政広さんのプロデュースで。
(松本ともこ)なんですってー!?
(吉田豪)マッピーも大好きな(笑)。
(松本ともこ)アイラブ直枝!アイラブカーネーション!
(吉田豪)そこまで好きな直枝さんのプロデュースが本っ当に素晴らしいです!完璧。
(松本ともこ)なんかジェラシーでいま、燃えそう。
(吉田豪)(笑)
(松本ともこ)直枝さん。この、大森靖子さん。プロデュースしたんだ。
(吉田豪)カーネーションのトリビュート盤がもうすぐ出るんですけど、それにも大森さん、参加してますね。
(松本ともこ)ああ、そうですか。
(吉田豪)見事ですよ。こういう素朴というか、シンプルに仕上げるのもあれば、すごいキラキラとかわいく仕上げるのも。どっちも見事にやっていて。本当に、正しいプロデュースが行われたっていうか。
(松本ともこ)そこに愛はあるのかな?
(吉田豪)ものすごい・・・どういう意味?嫉妬?
(松本ともこ)嫉妬、嫉妬。だってこうなんか、写真とか見ると、意外とエキサイトしてる、エキセントリックな衣装っていうか。普段もこういう感じなんですか?
(吉田豪)アイドルのコスプレみたいなモードもありますよ。
(松本ともこ)そうか。前髪パッツンって切ってますよ。じゃあ、それを今日聞くことができるんですか?
(吉田豪)それがですね、まだ本当白盤で。ミックスダウンもしてないような状態だったんですけど、大森さんにたのんだら1曲だけオンエアー用にミックスダウンしてくれて(笑)。
(松本ともこ)with youのために、ミックスしてくださったと。
(吉田豪)このためにやってもらって、初オンエアーですよ。初めてのパターンです。
(松本ともこ)うわ、それはでも、うれしいな。初めてですね。ありがとうございます。じゃあ、豪さんから曲紹介、お願いします。
(吉田豪)はい。大森靖子さんで、『ミッドナイト清純異性交友』。
(松本ともこ)すごい。驚きと・・・うわー、こういう曲に出来上がったんだ!っていう感動ですね。
(吉田豪)すごいですよね。あの弾き語りがこうなるんだっていう。
(松本ともこ)そう。いいところがヒュッと引き上げられて。キラキラしてる!大森靖子さん、『ミッドナイト清純異性交友』お送りしています。
(吉田豪)この『絶対少女』っていうアルバムは彼女、ハロプロ大好きなんで、タンポポという素晴らしいグループのベストアルバムのみに収録されていた『I&YOU&I&YOU&I』という名曲のカヴァーもやっていたりするんですけど。ハロプロ好きが高じてハロプロのカヴァーをやるうちに、ハロプロの側からも認められて。ハロプロショップでハロプロ限定カヴァーライブをやったりとか。
(松本ともこ)(笑)
(吉田豪)当然、僕も行ってるんですけど。
(松本ともこ)行ってる(笑)。そういう風に、自分の好きが相手に通じて、いい形に発展すること、あるんですね。
(吉田豪)最近、そんな風になっていて。で、もう1枚もってきたのが、11月9日に大森靖子と来来来チームというバンドとのコラブアルバム。『ポイドル』っていうアルバムが出るんですけど。そこにも℃-uteのカヴァーが入ってまして。ハロープロジェクトの超名曲『大きな愛でもてなして』をやってるんですよ。
(松本ともこ)やっぱり本当、好きなんですね。彼女自身がね。
(吉田豪)本気ですね(笑)。
(松本ともこ)本気なんですね。だからカヴァーするのも、自分が好きだからやりたい!っていう。それが11月の?
(吉田豪)9日です。これはもうすぐですね。
(松本ともこ)これは聞けますか?
(吉田豪)聞けます。もって来ました。
(松本ともこ)私物を。ありがとうございます。では紹介を。
(吉田豪)大森靖子さん&来来来チームで、『大きな愛でもてなして』。
大森靖子&来来来チーム『大きな愛でもてなして』
(松本ともこ)あの、『大きな愛でもてなして』をご存知の方は、この違いが。こんなに変わるんだ!っていう。
(吉田豪)すごいアッパーなかわいい歌が。
(松本ともこ)ビックリしました。
(吉田豪)こんなダウナーなアレンジに(笑)。
(松本ともこ)℃-uteのカヴァーで『大きな愛でもてなして』。ライブでどうやって乗ろうかな?って。
(吉田豪)まあでも、だいたい弾き語りのライブはみんな呆然として、口開けて。いまの、なんだったんだ?みたいな感じになるんです。
(松本ともこ)でもこれから、アルバム『絶対少女』。これが12月にリリースになって。
(吉田豪)このコラボアルバムの方も素晴らしかったですね。
(松本ともこ)どうします?ステージにプロデューサー来ちゃったりなんかしちゃったら。また雰囲気変わるじゃないですか。
(吉田豪)また嫉妬の話ですか?
(松本ともこ)そう。嫉妬しちゃう。そしたら私、口開けて見ちゃう。
(吉田豪)(笑)
(松本ともこ)でも大森靖子さん。吉田豪はいよいよ彼女来たな!って感じですか?やっと?
(吉田豪)いや、ただの知り合いっていうか。会うたびにハロプロの話をする知り合いでしかなかったんですよ。それがこんなにちゃんとした音源を出すとは、っていう(笑)。
(松本ともこ)本当、今日はwith youのためにミックスダウン早めにしていただいたということで。かけることができてよかったです。
(吉田豪)ありがとうございます。
<書き起こしおわり>