菊地成孔さんがTBSラジオ『荻上チキSession22』に出演。例によってロイヤルホストのメニュー談義を展開。今回はイタリアフェアについて語っていました。
(荻上チキ)というわけで、今回はロイヤルホストの話ではない話なんですか?それとも、ロイヤルホストの・・・
(菊地成孔)いやー、毎回毎回ロイホのネタを仕込んでは、『粋な夜電波』のオンエアーに乗せる前に、どういうタイミングだか、大きな力が動いているとしか言えないんですけども。
(荻上チキ)週末よりも先に水曜日が来るという話ですけども。
(菊地成孔)それで、まあ流しちゃって夜電波つぶしにあってるんですよ。なので、今回はきっちりプロテクトして、まず夜電波でオンエアーしたものだけ持ってきました。
(荻上チキ)リミックス版ということですね。
(菊地成孔)そうですね。まあ、夜電波のリスナーの方には二度目のお楽しみということですけども。まあ、この夏のカレーフェスに関してもいろいろあったんですが。これはもう季節が終わってしまいましたので。いま、イタリア展なんですね。
(荻上チキ)フリップ芸みたいになってますね。お手元が。
(菊地成孔)これ、あんまりにもこうやって南部さんに見せるのも、なんか秘密の営みみたいでね。エロくなってきたんで、バンッ!っていこうってことで。まあ、アサイードリンク。が、いろんなものとミックス。バナナヨーグルトとミックスされてるんですけど。
(南部広美)飲みました、それ(笑)。
(菊地成孔)はい。アサイー自らが『ご注文をうけてミックスします』って吹き出しで言うっていう。
アサイー『ご注文をうけてミックスします』
(南部広美)気づかなかったなー!
(菊地成孔)これね、本来は能動形と受動形がありますけど。アサイーはミックスされている側なんで、自分で『ミックスします』っていうことの面白さですよね。
(荻上チキ)ジュース自らね。
(菊地成孔)ジュース自らが、自分で言っているっていう。マンガの吹き出しの形になっている。あとはまあ、イタリア展が非常に・・・やっぱり社長が興奮してるのが伝わってくるんですよ。イタリアまで視察に行ってますから。いま、イタリア展のメニューのいちばん下は、ロイホの社長のブログ日記になってるんで。イタリア各地をまわった写真がズラッと並んでるんですよね。
メニュー下部のロイホ社長ブログ風写真集
(荻上チキ)ほうほう。
(菊地成孔)で、そんな中、興奮してですね、モッツァレラチーズが今回、推し商品なんですけど。『ナポリ郊外のチーズ工房から毎週空輸 水牛のモッツァレラ』ってガコーン!って入って。ここに解説が書いてあるんですよ。『ナポリ郊外のチーズ工房から作りたてを毎週空輸するため・・・』って。おんなじことを言ってるの(笑)。
(荻上チキ)(笑)。キャプションと説明文が全く同じ。
(菊地成孔)全く同じ。これ、2回言ってるわけですよね。3回言いたかったら、ここに3回目が来たはずの、気持ちのほとばしりですよね。
(荻上チキ)でもこの短期間に水牛のモッツァレラっていう言葉もポンポン出てますからね。
(菊地成孔)そうですよね。これ、ヤバいですよね。これ、笑いっていうかただの保証ですけど、その水牛。
(荻上チキ)(笑)。写真付きで。
(菊地成孔)で、おそらくそれを書いているであろう、社長。
(南部広美)(笑)。すごい、これ・・・
(荻上チキ)この社長ね!
(菊地成孔)これ、社長かどうか私も調べてない。本当のことは知りたくないんで。
(荻上チキ)これ、社長でしょう。この前テレビで見ましたよ。私。
(菊地成孔)ああ、本当ですか。やっぱり、そうだろうね・・・
(荻上チキ)テレビでこの人、出て。試食してましたから。
(菊地成孔)あの、すしざんまい型っていうか。全部決める社長ですよね。自分で全部決められる方ですよ。本当に。
(荻上チキ)こっちから見ると、菅直人に見えるんですけどね。
(南部広美)あ、たしかに似てますね。
(菊地成孔)似てる。だから社長が全部やってると思うとね。あとは、ロイホマニアの方にしかわからないマニアックなネタですけど、西田さんの新しい角度の写真(笑)。西田シェフの。
西田シェフの新しい角度の写真
(南部広美)この方、西田さんっていうんですね。
(菊地成孔)西田シェフ。はい。新しい角度の写真。あと、西田シェフはこのイタリアの外遊についていってます。社長と一緒に。ついていってまして、各地でパーティーをやってるんですけど。これ、海外旅行だからしょうがない。アウターは一緒ですけど、インナーが違うっていう(笑)。
(南部広美)細かい!
(菊地成孔)これ、4着持っていってる形跡があるんで(笑)。
(荻上チキ)これ、旅行する時かさばりますからね。スーツは1個で。
(菊地成孔)スーパーズームとTBSさんのプリントアウトの技術によって、やっと明らかになってきたこと。追い詰めた!っていうかね。
(荻上チキ)まあ、現地調達っていう可能性もありますよね。シャツだけは。
(菊地成孔)多少ある。あるんですよ。ただ、イタリアフェスにかまけて、本来ロイホがずっと推していくべきジャワカレーですか。に、関して、いままでは『マリリン・モンロー』とかね、『創業からやってます』とか『創業の店はこの位置です』とか、そういうのがあったのが、イタリアンフェスにものすごい力が入ったおかげで、この一行だけ。『昭和40年代誕生』(笑)。
(荻上チキ)(爆笑)『!』もないんですね。
(菊地成孔)『年代』っていう(笑)。前は何年か言ってたじゃないか!っていう(笑)。
(荻上チキ)10年くくりになっちゃいましたね。
(菊地成孔)そうですね。すごいこう・・・まあ、社長ですね。社長のまだまだ脂ぎった感じが伝わってきますけども。
(荻上チキ)記憶があやふやな評論家が使う表現ですからね。『年代』っていうのは。
(菊地成孔)年代ね。これはね、びっくりしました。やっぱり。イタリアに気持ちは相当いってるなっていう。これ、確認していただきたいです。本当に。
(荻上チキ)ロイヤルホストはそれぞれね、時期ごとに力の入れ方によって随分表現が変わりますからね。
(南部広美)シェフのお腹に何か入っている感じですよね。
(菊地成孔)モッツァレラチーズでしょうね。これね(笑)。
(南部広美)ポコーンとこう、お腹のところに。
(荻上チキ)なんか違和感がというか。ボールが入っている感じの写真になってしまってますね。
(菊地成孔)そうですね。西田シェフも最近はマスコミ稼働されてますので。ファンもいます。いまね。
(南部広美)そうなんですね。
(荻上チキ)最近、ファミレスがよく取り上げられますからね。
(菊地成孔)そうですね。なんか、増えてる感じがしますね。最近ね。
(荻上チキ)取り上げられる機会がね。
(菊地成孔)あと、店舗も。なくなったかと思えば、またできたという感じですね。
(荻上チキ)なんかこう、ランキング系のやつとかで、各レストランの人たちが登場してね。それぞれが1位を狙って祈ってる姿って、よく見ますけどもね。
(菊地成孔)ああ、やっぱりね。それはいると思いますね。
(荻上チキ)あれ、実際売れるんですよ。そこで1位になると。その翌週とか、ドカッと。
(菊地成孔)そうでしょうね。まあ、ロイヤルホストは無冠の帝王っていうかね。っていうか、ファミレスじゃないですから。
(荻上・南部)(笑)
(菊地成孔)何回か言ってますけど、ホスピタリティ・レストランなんで。各店舗にシェフがいるのもね。チンはしていません。ですからこれは別格なんですけどね。ただまあ、参戦はしてるんですよ。
(荻上チキ)こんなにたくさんね、写真を撮っておいてちゃんとプリントアウトしますね。
(菊地成孔)これはね、TBSさんにたのんでいただいてね。技術力ですね。マスメディアの技術力(笑)。報道のTBSですよね。
(荻上チキ)南部さんもあれから、よくレストランにね。特にロイホに行くようになったと。
(南部広美)あれからというか、菊地さんがいらっしゃる前には、かならずこう。笑いすぎてしゃべれなくならないように、予習のために笑いに行ってるんですよ。
(荻上チキ)あ、事前に。
(南部広美)見て。じっくり。ただ、自分が見て笑えなかったんだけど、菊地さんにこう出されると、『ああ、その見方があったのね!』って結局笑っちゃうんですけどね。
(菊地成孔)まあでも、だいぶ免疫がついたなという印象ですね。
(荻上チキ)南部さんに。まあ、回を重ねるごとに耐性というか、慣れっていうのは生じてきますからね。
(菊地成孔)そうですね。
(南部広美)あと、ファーストインプレッションじゃないっていうのが強み。『あっ、これ見たから大丈夫!笑わなくても』みたいな心構えができて。
(菊地成孔)これ、やっぱりね、アンガス牛の目が赤いのと。まああれ、実際耳なんですけど。
(南部広美)(笑)
(菊地成孔)中西部がアメリカ全土に広がっているっていう件は、いま思い出してもヤバいですよね。
(荻上チキ)古典落語のように。
(菊地成孔)あの季節を経ての今ですから。こんなのもう、優雅なもんですよ。エレガンテですよ。これね。
(南部広美)(笑)。なんで思い出させるんですか!?脳裏に焼きついてるから、おかしくて・・・
(菊地成孔)あれ、ヤバいですよね(笑)。
<書き起こしおわり>