植地毅・コンバットREC推薦 寿司漫画の金字塔 江戸前の旬

植地毅・コンバットREC推薦 寿司漫画の金字塔 江戸前の旬 宇多丸のウィークエンド・シャッフル

植地毅・コンバットREC推薦 寿司漫画の金字塔 江戸前の旬

漫画ゴラクプロ読者の植地毅さんとコンバットRECさんがTBSラジオ タマフルで宇多丸さんに漫画ゴラクの魅力を伝授!買うべき作品として『江戸前の旬』をすすめていました。
植地毅・コンバットREC 予言マンガ 白龍LEGENDの魅力を語る の続きです。

(植地)あとですね、僕のおすすめは『江戸前の旬』。

(宇多丸)江戸前の旬?

(植地)これ、寿司漫ですね。寿司漫画。

(宇多丸)寿司漫で止めないでください。寿司漫っていうと何か・・・

寿司漫の王道

(植地)いや、寿司漫っていうジャンルがあるんです。ちゃんとあるんです。グルメ漫画のサブジャンルね。で、江戸前の旬。これがね、また昼ドラ即戦力!っていうか。もう人情話。銀座の老舗の寿司屋が親子3代に渡って握り続けるっていうね。まあ、王道ですね。で、グルメ漫画でもあり、寿司のウンチクもあり。で、やっぱり寿司好きですか?

(宇多丸)もちろんですよ。

(植地)じゃあ、オッケーですよ。

(宇多丸)ただ、それこそあんまりウンチク的なこと、知らないですからね。

(植地)そこがいいんですよ!

(宇多丸)なんならこれで勉強できるから・・・

(植地)勉強して、ちょっと寿司屋行ってひけらかせるみたいな。で、そういう客もよく出てきます。

(一同)(笑)

(宇多丸)釘もさす!ちゃんとね。大人としてね。そういうもんじゃねーよと。

(植地)知ったかぶりしてる客にちゃんとね、旬がね、『お客さん、ちょっとそいつは違うんじゃないんですかい?』みたいなね(笑)。

(宇多丸)(笑)。イヤな寿司屋だな、この野郎!

(植地)(笑)。いや、いい寿司屋なんですよ。

(REC)まあ、寿司ネタに関するエピソードも学べますし、たまに全国の寿司屋が集まって戦うみたいな盛り上がりも、3年に1回くらいそういう展開になる時もある。

(植地)寿司コンね!寿司コンクール。

(宇多丸)あー、なるほどなるほど。

(植地)さらにスピンオフもやっていて。あの、お父さんの話みたいなの。2代目が主役のスピンオフ作品(寿司魂・すしこん)もありまして。それは、寿司屋で起きてるけど寿司はあんまり関係ないんですけど(笑)。

(宇多丸)まあ、人間模様。

(植地)人間模様。寿司+三丁目の夕日みたいな。

(REC)昭和40年代の日本みたいなのが描かれてて。

(宇多丸)ノスタルジーものが入ると。

(REC)寿司屋で浅間山荘事件を見て語り合ってるみたいな。

(植地)寿司屋で文化大革命を語り合ってるみたいなね。

(宇多丸)それはでも、近代史のね。勉強にもなると。

(REC)で、ちなみに江戸前の旬は現在、68巻まで刊行しています(笑)。漫画全巻ドットコムにて全巻購入可能で、税込み37420円になっております。



(宇多丸)なるほど。

(植地)ちなみに僕がなぜ江戸前の旬を推すかっていうと、寿司漫画っていうジャンルがあるって言ったじゃないですか。でも、68巻も出てるのはこれだけなんです。

(宇多丸)まあそう・・・だって、寿司だけで、こんなにできないでしょ?

(植地)できないだろっていう。

(REC)寿司ネタって68種類もないよね?

(宇多丸)ないよね。

(植地)そもそも、『ネタ』ね。まさにネタがないっていう。

(宇多丸)うまい!うまいな!でも、そのバリエーションがついてる。

(植地)毎回寿司ネタでウンチクがあるんですよね。これ。まったく寿司関係ない話もたまにありますけどね。

(宇多丸)なるほど。そこの、ここまで広げられるのか!っていう技を見る意味でも。

(植地)寿司の世界っていうのは奥が深いんだな!っていうのを知れるんで。

(宇多丸)なるほど。37000円ね・・・

(植地)はい。是非これもお願いしたいなと思いますね。

<書き起こしおわり>
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