ジェーン・スーさんがTBSラジオ ザ・トップ5リターンズで、アラサー実家系女子の神田愛花さん、水野真裕美さん、小林麻耶さんに一人暮らしを勧めていました。トップ5的ランキング形式で語っていたのはこんな感じです。
(ジェーン・スー)神田さんの何がおかしかったって、(以前一人暮らししていた福岡の部屋の)安心物件の理由として、『御札が貼ってある』ことを理由に挙げてきたっていう・・・
(神田愛花)完全に神が守ってくれているって・・・
(ジェーン・スー)いやいや、まあそれが御札の効能とはいえですよ。まあまあ、(一人暮らしを勧める理由)第五位。
(神田愛花)『なぜなら大人だから』。
(ジェーン・スー)そうそう。前に福岡に住んでいた頃は、御札が守り神と思ってしまうぐらい子供だったわけじゃないですか。
(神田愛花)そうですね。20代前半でした。
(ジェーン・スー)大人になったんですから、(実家を)出ましょうよ。
(神田愛花)だからこそ、親元にいなきゃいけない理由もあるわけですよ。
(ジェーン・スー)たとえば?
(神田愛花)そう・・・ヨボヨボになってくるじゃないですか。
(ジェーン・スー)まさにこれ、順位が逆になっちゃいますけど、第三位。『なぜなら親は毎日老けていくから』。今日よりも明日のほうがヨボヨボなんですよ。明日よりも明後日のほうがヨボヨボなんですよ!どんどん(実家を)出れなくなっていくんですよ!
(神田愛花)そう!だからそばにいてあげないと!
(ジェーン・スー)あなた、両親ずっと看取るんですか?
(神田愛花)看取るでしょ!女の子ですもん!
(ジェーン・スー)未婚で?
(神田愛花)未婚かどうかは分からないですけど・・・
(ジェーン・スー)おやおや?既婚になるつもりなのかな?
(神田愛花)当たり前でしょ!
(ジェーン・スー)おやおや?
(神田愛花)そりゃ、結婚します!ツバ飛んじゃった・・・そりゃ、結婚したいですよ。
(ジェーン・スー)だってでも、一人暮らししてないんでしょ?そして第四位。『なぜなら30過ぎて実家住まいだと、彼氏が出来ないから』。
(神田愛花)これは本当、そうですね。
(ジェーン・スー)30過ぎて実家で親と一緒に住んでいる女・・・お、も、い!
(神田愛花)えっ、重いの!?そういう意味で彼氏が出来ないんですか?
(ジェーン・スー)そう。家に異性が引き込めないっていうのも、もちろんありますけれども、なんかちょっとね・・・もいおー。
(神田愛花)そうなんですか?えっ、男性からすると?
(ジェーン・スー)だと思いますよ。
(神田愛花)『親御さんを大事にしてるいい子だな』ってならないわけですか?
(ジェーン・スー)『ああ、まだ親元離れられないんだー』とか・・・
(神田愛花)『離れられない』んじゃないんだってば。離れない理由があるんですってば。ちゃんと。
(ジェーン・スー)じゃあそれは何ですか?
(神田愛花)ヨボヨボになっていく・・・
(ジェーン・スー)第三位!『親は毎日老けていくから』。毎日老けていくんだから、一日でも早く出ないと・・・
(神田愛花)いやー、だって私、介護保険とかも考えているぐらいですよ。両親の面倒、誰が見るんだって。
(ジェーン・スー)あー、でもそれは大人ですからね。だって別に要介護とかじゃないわけじゃないですか。
(神田愛花)要介護ではないですね。
(ジェーン・スー)であれば大丈夫ですよ。早く出ないと、どんどん老けていきますからね!
(神田愛花)私も親も?
(ジェーン・スー)そうです。老々介護への道、まっしぐらですよ。
(神田愛花)えー、でもたしかに彼氏ができないっていうのは本当に、何時に帰ってきたとか、全部両親に音でわかるから、あんまり遅いと心配かけるし・・・ねえ?
(ジェーン・スー)むこうの家になだれこんでって泊まって朝帰りとかできないわけじゃないですか。
(神田愛花)できないできない!「何してたの?」ってなっちゃいますから。
(ジェーン・スー)あなたこれから、4月からはどうなるんですか?
(神田愛花)朝の早い仕事(フジテレビ「めざにゅ~」キャスター)になりますね。
(ジェーン・スー)ということは、もうどこにもなだれ込めず、そーっと抜き足差し足で実家に帰る・・・
(神田愛花)そういうことですね。
(ジェーン・スー)気がつけば35・・・みたいな。
(神田愛花)スーさーん!助けてくれー(泣)。
(ジェーン・スー)まあ私みたいに一人暮らしでやりたい放題やって、まあ結婚とかはね、ロト6当くらいに思ってますから。当たったらラッキーぐらいの。
(神田愛花)毎回一応、賭けてはいるんですね。
(ジェーン・スー)賭けてはいるんですけど、ただかなりハイリスク・ハイリターンな物件にしか賭けないんで。私は。もう『当たればラッキー』ぐらいのノリで突っ込んでいるんでいいんですけど、神田さんみたいに出来ればキチンと毎月配当があるような結婚をしたいっていう願望があるわけじゃないですか。
(神田愛花)安定した生活をってことですね。
(ジェーン・スー)安全な株式を購入したいっていう。
(神田愛花)まあ出来れば、子供のことを考えると・・・
(ジェーン・スー)そうそうそう。子供でしょ?いつ産むの?
(神田愛花)・・・今でしょ!
(ジェーン・スー)いやいや(笑)・・・
(神田愛花)そのフリ?
(ジェーン・スー)そしたら、いつ出るの?
(神田愛花)今でしょ!!
(ジェーン・スー)でしょう!本当に。そして第二位。
(神田愛花)第二位。『なぜなら自分の生活感覚の基準値が見つかるから』。これ、どういうことですか?
(ジェーン・スー)そう、これはですね、実家にずっと住んでると、結局親の諸々に合せていくんですね。で、自分の感覚が分からなくなって、それはそれで若干男の人が引いたりするわけですよ。
(神田愛花)たとえば?
(ジェーン・スー)自分が最終的に新しい家庭を作って行きたいわけじゃないですか。だけど、『ウチではこうだから』『ウチではああなんだけど』『えっ、でもこれ、ウチでは・・・』・・・君の『ウチ』はどこだい?っていう。
(神田愛花)それは「ウチでは・・・」って言う人がいけないんじゃないですか?
(ジェーン・スー)あなた、言うにきまってるじゃない。
(神田愛花)言わないですよ!ダーリンに全て委ねますもん。
(ジェーン・スー)またまたまたまたー!今日、2時間かけて全部それ暴いてやるからな!ダーリンに何も委ねてない・・・全権移譲を全くしていないということを暴いていくから。
(神田愛花)私はいつも男性の言う通りですよ。ソレガ大和撫子ッツー生き物デスカラ。
(ジェーン・スー)どこ出身ですか?
(神田愛花)そして一位。『なぜなら、何より楽しいから』。
(ジェーン・スー)一番はコレですねー。
(神田愛花)これ、分かってるんだけど・・・楽しいですよね、一人暮らし。
(ジェーン・スー)神田さん、一人暮らしの時は何かインテリアにこだわったりとか色々したんですか?
(神田愛花)してましたよ!
(ジェーン・スー)おお、何かどんな家に住んでいた?
(神田愛花)私、こうシャキシャキのしゃべり方するから、男の子っぽい汚い部屋なのかな?みたいに思われがちですけど、結構インテリアはピンクにこだわるんです。やっぱり。それで、福岡にいたときはソファ、いちごの形のソファ。机も・・・何、いま目線がギョロっとなったけど・・・机もいちごの形の机。で、絨毯は白いふっかふかの絨毯。そこにいちごのソファといちごの机が並んでて、レース。カーテンとかはまっすぐじゃなくて、こうちょっと、お姫様っぽく横にキュッとしばる感じのカーテン。
(ジェーン・スー)ヤンキーだったっけ?
(神田愛花)えっ?
(ジェーン・スー)ヤンキーだっけ?
(神田愛花)違いますよ!えっ、何で何で?
(ジェーン・スー)それ、ヤン部屋だよね、完全に。
(神田愛花)違・・・何言ってるんですか?恋する乙女の部屋でしょ!?
(ジェーン・スー)ヤンキー部屋もしくはメルヘン部屋みたいな。
(神田愛花)メルヘン部屋!メルヘン部屋!
(ジェーン・スー)だってピンクのカーテンとピンクのいちごのソファといちごの机と御札が貼ってあるの?
(神田愛花)御札・・・御札はお風呂場の上で私を守ってくれてるんですけど。
(ジェーン・スー)スゴ・・・何ですか、その結界みたいな家は?
(神田愛花)シーツとか枕カバーとか全部ピンク。で、ベッドは白。
(ジェーン・スー)うわー・・・
(神田愛花)白とピンクの世界で、帰ってくるとメルヘンに戻れるんですよ。
(ジェーン・スー)メルヘンに戻れるって元々メルヘン出なんですか?
(神田愛花)メルヘン出でしょ、女の子はみんな。
(ジェーン・スー)またまた。『女の子はみんな』・・・来た来た。
(神田愛花)じゃあ、スーさんの部屋はどうなってるんですか?
(ジェーン・スー)いやもう全然・・・白と黒ですよ。落ち着いた白と黒で統一して。
(神田愛花)そこにピンク持ち込もう、私。
(ジェーン・スー)ピンクの物って何もないんじゃ・・・あなたから貰ったクチビルの形のクリップぐらいだよ。ウチでピンクの物って。
(神田愛花)どピンクですよね(笑)。
(ジェーン・スー)でも、これから一人暮らしをするとなったら、さすがにいちごのテーブルは買わないじゃないですか。
(神田愛花)えっ?何で?
(ジェーン・スー)ええっ!?いちごのテーブル、買って・・・
(神田愛花)だってかわいいです。なかなかいちごのテーブル、無いし。
(ジェーン・スー)まあ・・・無いよね・・・なぜなかなか無いか、分かる?
(神田愛花)勇気がないんじゃないですか?
(ジェーン・スー)『死に筋』だから。いちごのテーブルは『死に筋』だから。
(神田愛花)じゃあ何のテーブルにしたらいいんですか?
(ジェーン・スー)普通のテーブルがあるでしょ?
(神田愛花)えー、つまんないですよー!せっかく一人暮らしするのに。
(ジェーン・スー)一人暮らしをして何を一番求めているかって、甘々な感じを求めているんですか?
(神田愛花)自分の好みの部屋にしたいです。
(ジェーン・スー)男の人が来た時、ビックリするだろうね。それね。
(神田愛花)何で?『こんな一面もあるんだ!』ってなるじゃないですか。特にほら、私とか顔が濃いってのもあって、結構主張が強いんじゃないかって・・・
(ジェーン・スー)いるよね、飲み会とかで、「特に私とかこうじゃないですか?だからギャップとして・・・」。全部バラしちゃう人。ギャップは発見させてこそなのに、『ここにあるよ!トリュフ、ここにあるよ!ブタさん、トリュフここ!ここ!これ、トリュフ!』っていう人いるよね。
(神田愛花)だからそういう一面もあるって思ったら、ドキドキするんじゃないんですか?
(ジェーン・スー)いやいやいやいや、完全に自己完結型だってことがよく分かりましたけど。一人暮らし、もし今度するとしたら、都内の出身の人はね、30過ぎても親と同居っていうのは多いですけど、どのへんでどんな暮らしがしたい?
(神田愛花)実家の近く。
(ジェーン・スー)まー!まだだ!
(神田愛花)歩いて10分くらいの所のマンション、まあ欲を言えばキッチンともう1つお部屋がある。1LDK。
(ジェーン・スー)まあまあ、今ちっちゃいのもありますからね。寝るところと、何か生活するところは分けたいっていうのが。
(神田愛花)別っていうぐらいで十分ですね。
(ジェーン・スー)洋服とかどうするんですか?死に筋ファッションたち。
(神田愛花)クローゼットがちゃんとあれば。
(ジェーン・スー)あ、じゃあ収納重視な感じで。
(神田愛花)そうですね、やっぱり。
(ジェーン・スー)すごいねー。だって男の人ビックリしますよ。たとえば神田愛花ちゃん、ちょっと酔っ払っちゃってお家まで送っていった時に、「コーヒーでも飲む?」なんて言ってね、部屋に入っていったら、いきなりいちごのテーブル、いちごのソファ、そして何かパッとクローゼット開けたら死に筋だらけの服。
(神田愛花)刺激的(笑)!
(ジェーン・スー)刺激的だね!ゴメン、実家にいた方がいいかもね。
(神田愛花)でしょ?
(ジェーン・スー)これね、水野さんと小林麻耶ちゃんだけに言うわ。キミは実家にいろ。
(神田愛花)私だけ?でも、水野さんも一人暮らしの経験はあるんじゃないかな?麻耶さんは無い気がする。
(ジェーン・スー)ねえ。水野さん、自分の部屋が無いからね。一人暮らしっていうより。
(神田愛花)あ、そうなんだ。えっ、どうやって生活してるんですか?
(ジェーン・スー)分からない。マイルーム、無いらしいよ。
(神田愛花)眉毛の手入れとか、どこでやってるんですか?
(ジェーン・スー)家族の前じゃないかな?
(神田愛花)マジですか?それは本当に仲いいですね!
(ジェーン・スー)ね!いろんな人がいますけど、一番大事なのは第二位の自分の生活の基準値、だいたい光熱費がこれぐらいかかるとかさ、私はこういうところが気にならないけど、こういうところを気にしちゃうんだなとか、そういうのが分からないと、やっぱりちょっと厳しいじゃないですか。
(神田愛花)まあね。生活にどのぐらいかかるかって知ってるってことですよね。
(ジェーン・スー)そうそう。『身の丈』っていうのがありますから。まあ、住居を無理するんだとしたら、他どこで切り詰めるかとかさ。そういうのが30過ぎてからだと、20代とはまた違いますから。
(神田愛花)そうですよね。20代とまた本当違いますからね。
(ジェーン・スー)全然。自分の価値観、何にお金をかけるかってのがどんどん変わって来てますから。
(神田愛花)貯金もちゃんとするべきですし、若い時と違って。
(ジェーン・スー)そう。保険入って、貯金して。
(神田愛花)保険!そうなんですよね。
(ジェーン・スー)保険かけて、自分で住んで、こうこうこういう物件でだいたいこれぐらいでっていうと、『ああ、もうちょっと稼がないとな』とか、『だったらもうちょっと遠くに住もうかな』とかさ。そうやって身の丈を知って行かないと、いつまでたっても頭の中『いちご』っていうね。
(神田愛花)スーさんはそこまで分かっているとは思えないんだけどな・・・
(ジェーン・スー)言われた(笑)。
<書き起こしおわり>