宇多丸とコンバットREC 菅原文太『トラック野郎』シリーズを語る

宇多丸とコンバットREC 菅原文太『トラック野郎』シリーズを語る アフター6ジャンクション

宇多丸さんとコンバットRECさんが2025年11月13日配信のTBSラジオ『アフター6ジャンクション2』放課後ポッドキャストの中で菅原文太さんの『トラック野郎』シリーズについて話していました。

(宇多丸)前にさ、玉さんがトラック旅の番組、やってた時があるじゃない? トラックの運転手さんに話しかけて、乗っけてもらって。それでやっぱり言ってた。話してくれる人は楽なんだけど、やっぱり話下手な人も全然いて。

(コンバットREC)ああ、トラック野郎にね。

(宇多丸)そう。トラック野郎だし。で、何を振っても全然芳しくない時とか、結構本当に……。

(古川耕)ああ、密閉空間の中で……。

(宇多丸)そうそう。「本当に大変だ」って言ってた。それは。

(コンバットREC)でも『トラック野郎』ってやっぱり面白くないですか? 太宰を読んで「太宰は面白いなあ。アハハハハハハハハッ!」みたいな。

(宇多丸)それはそっちの『トラック野郎』だろう、それは(笑)。それは桃次郎だよ。

(コンバットREC)俺、 太宰を読んで爆笑してましたよ。

(宇多丸)同じ場面の話をしてるのよ。『トラック野郎』の例を出す時、同じ場面の話してるのよ。あれだよ。置いてあるエロ本をさ、「下品なっ!」っつって(笑)。

(古川耕)この2人、付き合い長いなー(笑)。

(コンバットREC)で、それを読んだ後でさ、トラックのデコレーションが「生まれてすみません」に変わるのよ(笑)。最高じゃん? 何作目だっけ?

(宇多丸)2ぐらいじゃない? 結構最初の方だよね、あれね。冬だよね。

(コンバットREC)「いやー、トラッカーの人って面白いな!」と思って。

(宇多丸)違うだろ、それ。あれ、映画だからね。

(コンバットREC)たしかに。でもあれね、田中邦衛は辛気くさかったからね。

(宇多丸)ボルサリーノ2。

(コンバットREC)ボルサリーノ2。やっぱりトラッカーでもね、ちょっと辛気くさい人はいるんだね。やっぱりね。

(宇多丸)敵側はさ、だいたい辛気くさいのよ。

(コンバットREC)いや、でもカムチャッカとか気持ちよかったよ。

(宇多丸)梅宮辰っつぁんがね。

(コンバットREC)あとジョーズ軍団。

(宇多丸)ああ、千葉ちゃん。

(コンバットREC)「我々は4チャンネル無線を……」っていう。「スーツアクターか? 芝居がデカいよ!」っていう(笑)。

(宇多丸)でもさ、ジョーズの話はいいんだよね。あれ、ほら。原発ができて村が分断されちゃって。千葉真一の村があれで。で、反対運動をやってる家で。で、もう村がもう分断されちゃって。それで最後、自分で泣きながら「どうせ壊されるんだったら、俺が壊す!」って自分の実家を自分でトラクターかなんかで壊してっていう、すごい泣ける話で。

(コンバットREC)結構五作目を最高傑作って言う人も多いですよね。3が梅宮で5が千葉ちゃんか。あの2本はやっぱいいですよね。

最高傑作と言う人も多い五作目『トラック野郎・度胸一番星』

(宇多丸)でさ、喧嘩に負けて。そしたらほら、自分のそのガールフレンド、恋人のところに行って。で、ちょっと甘えた表情を千葉ちゃんがするんだよ。これが絶品だよ。あれ、本当に。「千葉ちゃん、やっぱり演技も上手いんだ!」って思いました。えっ、何の話? だからトラック野郎か。

(コンバットREC)トラック野郎は面白い人が多いよねっていう。

(宇多丸)ああ、それで記憶法のメールをいただいたんですよ……。

玉袋筋太郎さんがやっていたトラック旅番組の話からいきなり脱線してひたすら『トラック野郎』シリーズの話をし続ける宇多丸さんとコンバットRECさん、めちゃ面白いです。こういう話、ずっと聞いてられますね(笑)。

アフター6ジャンクション2放課後ポッドキャスト 2025年11月13日配信回

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