Jiniさんと宇多丸さんが2023年6月15日放送のTBSラジオ『アフター6ジャンクション』の中で『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』についてトーク。思わず嬉しい悲鳴が出てしまった瞬間を話していました。
(宇多丸)Jiniさんにはいつもね、いろんな社会状況とかに絡めたゲーム評というのをしていただいておりますが……最近、ゲームのビッグタイトル、出過ぎじゃない? しかも、どれもいいみたいな。
(Jini)いや、そうなんですよ。本当に僕もゲームを生業とさせていただいてますけど。なんていうか、嬉しいやら苦しいやらで。「嬉しい悲鳴」ってこういうことだなって。
(宇多丸)本当だよね。映画とかの比じゃなく、ゲームってやっぱり時間がかかるから。特に『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』みたいな、あんなことをされるとさ。最高のゲームだけど……ボリューム、どうなってんの!?っていう。
(Jini)本当にそうですね。ゼルダ、僕もやっていて、全然終わってないんですけど。一番、今回のゼルダで嬉しかったし、絶望した瞬間が、地下があるじゃないですか? 地下世界みたいな。オープンワールドのハイラル王国があって。で、その地下に行けますよってなるんですけども。その地下って、ハイラル王国の一部かなと思ったら、本当に全エリアまるごと地下エリアがもう1個、追加されてますっていう(笑)。
(宇多丸)そうなんだよね。倍あるんだよね!(笑)。
(Jini)倍に増えちゃっているっていう(笑)。
(宇多丸)それに気づいちゃった時の喜びと絶望(笑)。
(Jini)喜びと絶望(笑)。「マジか!」っていう。
(宇多丸)ねえ。しかも地下はね、本当に文字通り「一寸先は闇」っていうか。進めるだけでも……要するに、マップを広げること自体がもうゲームになっているような。
地下世界探索の魅力
(Jini)そうなんですよね。本当にだから、今までのだったり、前作の『ブレス オブ ザ ワイルド』をプレイした人からすると、地上は結構馴染みの世界にはなってるんですけど。地下は完全に新しい上に、いわゆるハードモードっていうか。チャレンジモードみたいになっているわけじゃないですか。強敵がいますよとか、暗闇が見えなくて危険ですよみたいな。その味付けの変化みたいなのが、すごいうまいなと思いましたね。
(宇多丸)ねえ。あと、やっぱりなんていうか、ピタゴラスイッチ要素っていうかね。本当にすごいね。ゼルダは。
(Jini)いや、すごいですね。ゾナウギア、本当に天才的だなって。
(宇内梨沙)たしかに!
(宇多丸)さっきもさ、「あれって、ということはこうやってできるのかな?」みたいないろんなアイデアが、さっきも後から出てきちゃってさ。
(宇内梨沙)ストーリーを進めるよりも、どうやって遊ぶかみたいなことをね(笑)。
(宇多丸)変な遊び方をしている人もいっぱいいるみたいで。「馬をいっぱい集めて来たらどうかな?」とか、いろいろと話していたんですけども(笑)。
<書き起こしおわり>