佐久間宣行さんが2025年1月29日放送のニッポン放送『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』の中で『ゴジラvsコング』続編についてトーク。今回の続編は「人間サイドをさらに掘り下げる」と報じれていることについて話していました。
(佐久間宣行)あと、推し活といえばなんですけど。俺は推してないんですよ? 俺は推してないですけどリスナーが推してるから一応ね。『ゴジラvsコング』、ゴジコンの続編の情報が入ってきました。衝撃の見出しだったよ。ゴジコンの続編。「ゴジラvsコング続編、人間サイドをさらに掘り下げる」っていうね。いや、興味ねえだろ?(笑)。いや、これエンタメを紹介するような仕事とかしてるから、言葉を選ばなきゃいけないんだけど、つい出ちゃった。読んだ時の俺の反応ね。
言ってもゴジコンアンチとしても、これはちゃんと言いたい。ゴジコンで見たいのは人間サイドじゃないよね? ねえ。俺はね、見るならバカバカしい大怪獣バトルが見たいんですよ。「やりすぎ、やりすぎ! そんなん、あるわけねえだろ?」ってゲラゲラ笑いたいんですよ。それをね、人間サイドをさらに掘り下げる続編を作るっていうね。これは……間違った方向に行ってんじゃない? ゴジコン。
怪獣物とかゾンビ物とかって意外と人間同士の話も出てきたりして。ちょっとそこが面白いって後で言うのはわかるのね。でも、そこをメインでは見ないじゃん? だから俺、これは勝手な予想なんだけど。『ツイスターズ』っていう映画があって。『ツイスター』の続編ね。竜巻のやつ。それが結構、人間ドラマが面白かったんだよ。あの竜巻ウォーカーの人たちのドラマが結構面白くて。そういうのにちょっと影響受けちゃって。「ちょっと今回は人間ドラマしかないな」ってなったんだと思うんだよね。バカバカしい大怪獣バトルが見たいけどね。
ただ脚本が『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』、『スパイダーバース』のデヴィッド・キャラハムさんがやるから。もしかしたらその辺も……『スパイダーバース』って結構、見事な脚本だったから、できあがってるのかもしれないけどね。どうする? ただ、一番怖いのが『桐島、部活やめるってよ』パターンね(笑)。人間ドラマを掘り下げよう、掘り下げようとしすぎて、ゴジラとコングは出てこなくて。ゴジラとコングに左右される周りの人間たちの物語が描かれるパターンっていうのがあるんですよ。
『桐島、部活やめるってよ』パターン?
(佐久間宣行)これね、実はね、あれなんですよ。アップルTVでやっていたあの『モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ』っていうゴジラのドラマがあるんですけど。あれの前半3話、4話がそれなのよ。本当に失礼なんだけど、面白くねえんだよ(笑)。でも後半、面白くなっていくのよ。なんだよね。だから伝説の押井守監督のルパンって知ってる? ルパンを押井守監督が撮ろうとしたんだけど「ルパンなんて本当はいなかったんだ。みんなが見ていた幻想だったんだ」っていう話にしようとして、企画が中止になったっていうやつがあるのよ。これ、結構有名な話なんだけど。
だからそういう「ゴジラなんていなかったんだ。みんなの心の中にゴジラはいるんです」っていう(笑)。「ゴジラとコングは実は皆さんの心の中にいるんです。ゴジコンを心に住まわせて日常を頑張っていきましょう」っていう、その日常エンドね(笑)。それか『奇面組』エンド。知ってる? 『奇面組』の最終回。もう有名だからもう別に言ってもいいだろうけど、夢オチっていう(笑)。ゴジコン、夢オチもあるかな? めちゃくちゃ面白そうですけどね。逆に桐島パターンは1回、見てみたいって気持ちはある。またね、情報が入ったら報告しますって……めちゃめちゃ追いかけてんじゃねえか(笑)。
なんだかんだいってゴジコンをずっと追いかけ続けている佐久間さん。『奇面組』的に夢オチになってしまったら大爆笑しますよねー。『桐島、部活やめるってよ』パターンも見てみたいけど、すごいつまんないんだろうなー(笑)。前作はコングがアーマー装備になってゴジラと一緒に走り回るというナイスな予告で佐久間さん、ぶち上がっていた記憶があるので、今作も情報が解禁されるたびに番組であれこれとお話してくれそうで楽しみです!