星野源 2024年紅白歌合戦『ばらばら』弾き語りを語る

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星野源さんが2025年1月1日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中で大晦日の紅白歌合戦で『ばらばら』を弾き語りしたことについて話していました。

(星野源)そんな感じでつい先ほど、第75回NHK紅白歌合戦に出場してきまして。その感想メールをたくさんいただいておりますので読みたいと思います。大阪府の方。「紅白、お疲れ様でした。そして、すごいかっこよかったです。紅白が始まってからずっと賑やかな曲が流れる中、無音の時間から始まり、最後にも無音の時間。源さんからのたくさんの気持ちが伝わる感覚でした。

ラジオが始まる頃は2025年を迎えていますね。心がワクワクすることがたくさんありますように。2025年、源さんにライブで会えますように」・ありがとうございます。ねえ。心がワクワクすることたくさんある。うん。言霊。そうですね。今年はライブ……久しぶりの7年ぶり? 6年ぶりの全国ツアーありますから。ぜひ皆さんね、今はYELLOW MAGAZINE+で先行予約受付中でございます。ぜひエントリーしていただきたい。はい。

でね、その全国ツアーもね、日本は今、会場が発表されてますけど。もちろん、海外も行きたいと思っていて今、ちょっと計画を練っていますので。さっきね、韓国のファンの方もメールをくれましたけども。海外にも行けるように今、ちょっと頑張っておりますので、ぜひ皆さん、応援のほど、よろしくお願いします。

栃木県の方。「源さん、あけましておめでとうございます。先ほどの紅白歌合戦にて披露された『ばらばら』の弾き語り、聞かせていただきました源さんがテレビに映った途端、先ほどまで声が2階に響くほど賑やかだった家族が一瞬で静まり返り、画面に釘付けになりました。『わたしは偽者』という歌詞だった部分が『わたしは本物』という歌詞に変わっていることによって『世界はひとつじゃない』という言葉がよりストレートに心に響き、黒く真っ直ぐな源さんの瞳は何かを伝えようとしているという感じが強く感じられ、聞きながらドキッとしました。

自分と他人の関係性に悩んでいた時、『ばらばら』に優しく救われたこと。不登校気味で真っ暗だった高校1年の時、『地獄でなぜ悪い』によってどうしようもない状態の自分を明るく肯定してくれたことを絶対に忘れません。今年も源さんの音楽にたくさん触れられますように」という18歳の高校生から。ありがとうね。ありがとうございます。

できればいっぱいメールを読みたいので……岐阜県の26歳の方。「源さん、新年あけましておめでとうございます。『ばらばら』、最高でした。かっこよすぎて怖いと思ったことは初めてです。電波を通じて、テレビの画面を通じて、こんなに重みと圧力を感じました。源さんの思い、しかとテレビの前にいる私まで届いています。年末に本当に素敵なステージを見せていただきました。素敵な1年になりました。これからも大好きです。お体に気をつけて」っていうことで、ありがとうございます。

新潟県23歳の方。「源さん、あけましておめでとうございます。紅白、泣きながら見ました。いろんなことがあった1年、つらいことが多かったように思います。私は自分のこと、周りの環境、色々なことで心休まることが少なかった1年でした。でも紅白での『ばらばら』、いろんな感情、思いを持った人たちに伝わったと思います。

『本物はあなた わたしも本物』。歌詞が変わった『ばらばら』に込めた今の源さんを見届けることができて、とても幸せでした。源さんの来年(2025年)が少しでも辛いことの少ない穏やかな日々になりますように祈っております。新年からラジオの生放送をありがとうございます。ご家族でゆっくり休んで、ご飯を食べて、また楽しい思い出を一緒に作りましょう」…………。「これからも、大好きです」という、メッセージ、メールをいただきました。ありがとう…………。じゃあちょっと、曲をね、聞いていただきたいと思うんですが。

ええと、これはだから10……15年前ですかね? 僕のファーストアルバム『ばかのうた』というアルバムがありまして。それの1曲目に入ってる曲で。まあ、もう15年も前なんで、ちょっと聞くと恥ずかしい部分はあるんですけど。自分にとってはとっても大事な曲で。作ったのはさらにそれよりももっと前で、25歳ぐらいの時に作りました。

はじめて「自分の歌ができた」と感じた曲

(星野源)その曲を作ってですね、はじめて、なんていうか、「自分の歌ができた感じがするな」っていう。その時はこういう、言葉の言語化っていう感じではなかったんですけど。結果的にそういう感覚だったなと今は思います。誰にも似ていない自分。もちろんね、音楽が好きですから、色んな人に影響を受けているんだけど。自分の音楽、自分の歌、星野源の歌、星野源の音楽っていうものができたなと、はっきり感じた1曲でした。

なので、ちょっと昔のね、曲ではありますが。今、歌って……昨日も歌いましたけど。うーん。自分の中では常に今の、リアルタイムの曲だなと思います。このモチーフっていうか、自分の中のテーマっていうかね、歌詞の言葉とかも他の自分の曲にもその都度都度、テーマとして表れてきたりもするし。自分の人生となんかずっと並走する歌だなと、今日も感じました。なので、聞いてください。星野源で『ばらばら』。

星野源『ばらばら』

星野さんの紅白での『ばらばら』弾き語り、冒頭の数秒の無音から始まってただごとではない感がずっとビシビシ伝わってくるパフォーマンスでしたね。

歌詞の変更なども含めて、いろんなものが込められているんだろうと感じられました。星野さん、ラジオでは多くは語りませんでしたが、リスナーメールを紹介している途中でちょっと込み上げてくるものがあったのか、少し間が空いた部分も出ていました。その部分にどんな思いが込められていたのかはぜひ、RadikoやPodcastなどでお聞きになって感じてみてください。

『星野源のオールナイトニッポン』2025年1月1日放送回

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