宇多丸と宇垣美里 mixi2を語る

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宇多丸さんと宇垣美里さんが2024年12月16日放送のTBSラジオ『アフター6ジャンクション2』の中でこの日、スタートした新SNS、mixi2について話していました。

番組冒頭から「大事件です!」と切り出した宇垣さん。アトロク2と同じ「2」である新SNS、mixi2がローンチされたことを紹介するとmixiに思い入れのある宇多丸さんもそれに反応。mixiにハマりまくっていた1年間の思いでなどを話し始めます。

(宇垣美里)大事件です、宇多丸さん!

(宇多丸)何ですか、急に?(笑)。

(宇垣美里)大事件です! 2がやってきました。

(宇多丸)2? アトロク2も2ですけども。

(宇垣美里)やっぱり2はいいんでしょうね。

(宇多丸)1作目を超えるパート2がやってきた? 何でしょう? 『室井慎次2』でしょうか? あれもね、2部作、2ですから。

(宇垣美里)忘れましょう。

(宇多丸)『グラディエーターII』もありますよね。

(宇垣美里)そっちはいいでしょう。

(宇多丸)『モアナ2』もありますよ。いろいろなものがありますけどね。メールをいただいているんです。こちら、「アトロク2の皆さん、こんばんは。宇多丸さん、朗報です。あの一世を風靡したmixiが装いを新たに戻ってきました。その名もmixi2! 招待されないと入れないので招待URLを某所で入手し、潜入。徘徊していると、何か懐かしさのようなものを感じました。昔、mixiで宇多丸さんのアカウントにマイミク申請をしつこく送りまくり、ようやく承認してくれたあの日を思い出します。オワコンとか言われていたmixiですが、mixi2にはしっかり人もいて、まだまだ増えていく勢いを感じます。Once Again! また日が昇るmixiにビガップ!」。バカじゃないの?(笑)。

(宇垣美里)楽しんでんなー(笑)。いやー、ちょっと気になりますね。

mixi1の思い出

(宇多丸)和製というか、日本初のSNS。国内SNS、最初期に浸透したのはやっぱりmixiだと思うんですけど。

(宇垣美里)そうですね。私が高校生の時かな?

(宇多丸)一応あれ、建前上は未成年ダメとかじゃなかった? 違ったっけな?

(宇垣美里)どうだったんだろう? でも高3ぐらいの時に流行って。

(宇多丸)ああ、やってらっしゃった?

(宇垣美里)だから大学入学する時に、ほら。「◯◯大学1年生のコミュニティ」みたいなのがいっぱいあって。そこに参加して、みたり。

(宇多丸)コミュニティでいいんだっけ? なんか、集まりを作りますよね? 僕も何個か作ったよ。その中で僕、後にウィークエンド・シャッフルの企画にもある「やっぱり2が好き」と「それでも3が好き」とか、そういうコミュニティを作ってやったりしてましたよ。これね。

(宇垣美里)ああいうのにいっぱい入って、なんかちょっとプロフィールを作るみたいな感じで。バーッと。好きでしたけども。

(宇多丸)自己紹介にもなりますもんね。本当にSNSの走りで。だから宇垣さんも活用はされていたということで。

(宇垣美里)はい。もう1番最初に使って。すごい閉ざされた、ある種……。

(宇多丸)半分クローズっていうかな。招待した人しかダメみたいなね。

(宇垣美里)近い人だとそのプロフィールを見れたり、みたいな。あの感じが結構好きでしたね。

(宇多丸)私も最初期にあたるんでしょうかね? 2005年の1年はもうほぼ、mixiしかやってません。現在私、もうすっかりノーSNSを貫いて久しいわけですけども。唯一やったのがmixiで。というか、そのmixiでとにかく私、SNSは燃え尽きたんですね。

(宇垣美里)やりきったんですね。

(宇多丸)1年間、24時間やってましたんで、これはもう肉体的限界を迎えて。まさに招待制で。忘れもしませんけどね。新宿のロフトプラスワンでですね、なんかイベントが終わった後にコンバットRECが話しかけてきて。「宇多丸さん、mixiって知ってますか?」「いや、知らない」「プッ、相変わらず、遅れてんなー。相変わらず遅いですね」とかっつって。で、横にいた吉田豪さんが「あんただって昨日からだろう。あんただって昨日、知ったんじゃないか」みたいなことを言われていて。で、まあ要はこういうもんだってなって。

「ああ、そうですか」って。で、そのソーシャルネットワークも何も、当然わかりませんから。「なんだかわかんないけど、じゃあまあ、その招待状とか送ってくださいよ」っつって。それで始めたらですね、もうやりじゃくりましたよね。本当に。

(宇垣美里)楽しかったですよね。あれ、何だったんだろう?

京ぽんでmixi強者だった宇多丸

(宇多丸)特に私はですね、当時……そのインターネットブラウザというのが携帯にはまだ装備されていない時代でしたね。皆さんはiモードですか。iモードみたいな、携帯用のサイトのブラウザしかないような時代で。mixiをやるにはインターネットブラウザが必要なんですけど、携帯ではそこにアクセスできるものがなかったわけです。で、私どもは京セラの通称「京ぽん」と言われる携帯の機種がありまして。

これはOperaというインターネットブラウザを搭載してるため、いつでもどこでもmixiができるということで。もう完全にmixi強者として、京ぽんを手に入れまして。コンバットRECとかもね。で、クラブとかそういうところでイベントをやっていても、イベントの間中ずっとmixiですよね。ずっとmixi。で、終わってコンバットRECとファミレスに行きます。そこでも向かい合ってずっとmixiっていうね。まあ、だからその先駆け?

(宇垣美里)それ、同じ時代ですか?

(宇多丸)同じ時代ですよ。忘れちゃってたと思うんだけど。

(宇垣美里)私、携帯からmixiに入っていたと思うんだけどなって思って。

(宇多丸)それは、後期。宇垣さんは所詮、後期ですよ。そんなポッと出のにわかに言われたくないんだよ、mixiを(笑)。本当にiモードしかない時代があったんです。通常の携帯は。だから今でこそ、もちろん普通に誰でもアクセスできますけど。当時は本当にOperaを積んでいた……Opera、懐かしいですね。

(宇垣美里)あの頃、なんかグググっと成長していた時代でしたから全然ね、もう1年で変わっていった気がしますけども。

(宇多丸)この京セラの携帯、「京ぽん」って言われてたんですけど。この京ぽんだけで本、出てましたからね。京ぽんの使いこなし本みたいなやつ。

(宇垣美里)本当に私、その京ぽんがわかんなくて(笑)。

(宇多丸)京ぽん時代。そんなにわかにはもう、あれなんですよね(笑)。

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そして話題は懐かしの足あと機能から、mixi2の招待制度へと移ります。

(宇垣美里)2にも足あと機能とか、あるのかな?

(宇多丸)どうだろうね。でも、それでほら、足あと機能とかだって……。

(宇垣美里)あれはよくなかったよ(笑)。

(宇多丸)「あれ? 足あとがついてるのに……見られてるのに何のリアクションがないの、なんで?」とかさ。

(宇垣美里)「メール、返せや!」みたいな。

(宇多丸)マイミクっていう、だから今で言うなに? フレンドだか、フォローだか、みたいな。「あれ? マイミク、いつの間にか黙って外されてるんだけど……何これ?」みたいな。

(宇垣美里)「えっ、この人、なんで私のこれ、見てるの?」とか。

(宇多丸)だから今の今に至るSNSのいろんな……あるいは、なんて言うかな? いらぬ論争とかね。だから友達、身内だけでやってる時はすごく良かったんだけど。だんだん、その今に至るSNSのオープンになって……っていうところで「ちょっと面倒くせえな」ってのが増えてきて。それで私はもうすっかり放置になってしまったわけですけども。だけど、今回新たにやるにあたって、やっぱりその半分クローズ感みたいな良さは受け継ぎつつということっぽいじゃない? どうやら説明を見るに。

(宇垣美里)なんか紹介制なんですよね? なに? その紹介状を最初に手に入れた人って、マジで何の方なの? 何をされている方なの?

「招待制」のmixi2

(宇多丸)これ、どうやって広げるの? 「mixiを始めます。招待制です」って……。だから、最初にあれじゃない? ある程度、VIPメンバーがいるんじゃない? 友達多そうなやつに。そいつらにはもう無条件で与えて。で、「あんたらが招待してください」っていう。たぶんそうじゃなきゃ、こんなの広がりようがないでしょう?

(宇垣美里)で、たぶんその1人1人とかじゃなくて、1人で何人も紹介できるっぽいのかな? だからそういうので広がっていくんでしょうけど。

(宇多丸)だから、インフルエンサーにそれをやらせてるんじゃないんですか?

(宇垣美里)だとしたら宇多丸さんに声をかけないの、間違ってません?

(宇多丸)俺、だってノーSNSで有名ですから。そんなもん。

(宇垣美里)だって「mixiと言えば」じゃないですか?(笑)。

(宇多丸)たしかにね。他のをやってないからね。mixiの比重が高いからね。他の人間よりはmixiの占めてる率が高いからね。それはね。そうだね。「宇多丸さん! ずっとSNS嫌いで知られる宇多丸さんですけど、mixiならやってくださいますよね? 挙げ句、2なんで」って。

(宇垣美里)もうアトロク2とコラボできるかもしれないよ?

(宇多丸)だから、ダメよ。もうニュースリリースが出ちゃって。俺がこれで知っている状態じゃない? だからもう遅いよ。mixi、遅い、遅い。俺をSNSに引き込むチャンスを逃したよ、それは。俺、もうへそを曲げたもん。「実はこの度、mixi2というものをやるんですが……宇多丸さん、SNS嫌いは知ってますけどもmixiはやってたってことで、ひとつどうでしょう?」って来たら、それはちょっとあなた、そんなんでやられたらこれはちょっとやってみんでもないよ?っていうことだったのに。でも今、リスナーから聞いたってことはそんなもん、絶対にやらねえよっていうね。

(宇垣美里)でも、ほら。ラジオとmixiってちょっとなんか距離感っていうか、ちょっと似てる気がするんですよね。

(宇多丸)そうなんですか?

(宇垣美里)わからんけど。ちょっと適当に言っているかもしれない(笑)。

(宇多丸)ラジオはクローズじゃないですからね?(笑)。

(宇垣美里)でもほら、この聞いている人との距離感の近さが好きなんですよ。

(宇多丸)まあね。なんか俺、ちょっとさっき説明を見たんだけど。やっぱりその近しい人のツールとして使ってほしいというか。だから本来の、元々のmixiのよかったとこみたいなのを……えっ、なに? それ、開いているの? えっ、チキさん、もうやってんの?

(宇垣美里)枠的にインフルエンサーちゃう?(笑)。チキさんに紹介、してもらったら……?(笑)。

(宇多丸)まあ、でも私はそういうさ、何つけてもそのテクノロジーとか、そういうのに対して基本的にめっちゃ偏見が強いんで。私のあれですよ? PASMOだのSuicaだのを使うまで、もうずっと……「こんなもんね、先払いっていうのは基本的に損だから!」みたいなことを言いながらね。とか、クレジットカードにもずっとブーブー言っていましたけどね。いま、ないと生きていけませんから。とか、スマホもしかりですよ。だから私はこういうのは基本的にはケツが重いんですけどね。だからよっぽど……まあ、チキさんに先を越されちゃ、これはもうダメだ。これはもう。

(宇垣美里)早いなー、チキさん。

(宇多丸)えっ、宇垣さんは2、やんないの?

(宇垣美里)えっ、招待……誰が招待してくれるんだろ?

(宇多丸)ちなみに今、このスタジオにいる連中、そのインフルエンスな人間が1人もいないのか、誰1人……誰か1人入れても、まだたどり着かないっていう状態というこんな状態でございます(笑)。まあ、ちょっと使った感想を皆さん、聞かせてくださいね。

(宇垣美里)たしかに。その良さを教えてください。

(宇多丸)私のSNSに対するこの重いケツが動くのかどうか。これ、mixiの出方次第でございます!

さっそく新SNSに参加している荻上チキさん、フットワーク軽いですねー。素晴らしい! 僕もちょっとmixi2、始めてみましたがちょい懐かしい感じもありつつ、面白そうな雰囲気は感じられています。果たして宇多丸さんと宇垣さんがmixi2を始めることはあるのか? これからのラジオトークも要注目ですね! 最後にmixi2、気になる方用に招待コード、置いておきます。ご自由にお使いください!

『アフター6ジャンクション 2』2024年12月16日放送回

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