安住紳一郎さんが2024年11月17日放送のTBSラジオ『日曜天国』の中で京浜東北線の大井町駅ホーム拡張や線路の切り替え工事のために品川駅から蒲田駅の間で運休が実施されることを紹介。迂回路線について話す中で相鉄線の乗り入れ区間拡大による東京都内の電車の路線の複雑化についても言及していました。
(安住紳一郎)最近は新宿の方からね、相鉄線まで走り始めましたからね。知らない間に。私もびっくりしてしまいました。こんなところに線路があったのかと思ったら、JRが使っていない貨物線をうまく使って。私も詳しく説明できないんですけども。もう東京都内の線路を上手に説明できないという、そんな時代が来ると思いませんでしたけど。もう全く、ちょっと混乱している。
皆さん、関東にお住まいの方で新宿、五反田方向から武蔵小杉経由で二俣川の方に行く南武線やら相鉄線を微妙に使って。そして横浜国大前みたいな新しくできた駅を使い、通る路線を上手に説明できる方、いらっしゃいますか? めっちゃ難しいんだよ! 並の難しさじゃないから。あれはね、地元の人でも上手に説明できるとは思えない。ものすごく難しい。なんかね、日本の複雑な税制システムを説明するぐらい、難しいよ。
日本の税制システムを説明するのと同じぐらい、相鉄線乗り入れ拡大後の路線の説明は難しくなっている! なんだかとんでもないことになっているようですね(笑)。
日本の税制システム並に複雑化した首都圏の路線
(安住紳一郎)そうでしょう? スマートフォンの言われるがまま、電車の表示見るがままでしょう? いやー、あれはね、本当にすごいと思う。たぶん鉄道事業者の皆さんの苦心の策っていうか、もう本当にアイデアの結晶なんだろうなと思うんですけど。元々、だってJRが使ってた貨物線とか、南武線を上手に使ったりとか、昔の武蔵野線なんとか壮大計画みたいなもので使える線路とかを使っていて。だって、おかしいでしょう? 相模原鉄道が横浜を経由せず、そのままなんか斜めの方に、五反田の方に向かってきて。で、「ちょうどいい! 武蔵小杉の空いてるホーム、使います!」みたいな。
そしてそのまま、なんか見たことのない新幹線の下みたいなところを通って。そして横須賀線とか、西大井とかいうなかなかね聞いたことのない……「聞いたことない」っていうのは怒られるけども。なかなかそのメイン街道ではない……まあ、どう言葉を尽くしても若干、西大井を少し傷つけている結果になってるけれども。いや、もうね地元の方はね、もう本当に膝を叩いてると思う。「その通り!」って。びっくりするから。
「えっ?」っていう感じ。「びっくりした」って思った。なんだろうな? うん、そう。そう。なんか、捨て牌を全部字牌で揃えるみたいな感じだよね。「すごいことになったな!」みたいな。よくわかんないけど。俺も麻雀やらないのに変なたとえを出してしまったけ。「うーん、ずいぶん字牌を捨てるね」みたいな感じ。「はー!」って。いやー、すごい。興奮しちゃう。興奮しています!
(中澤有美子)しています(笑)。
途中の西大井に関するナチュラルなディスや、ぼんやりした麻雀たとえなども交えつつ、熱く語る安住さん。とにかく興奮していることは伝わってきますね。そんな安住さんのもとに、相鉄線ユーザーの方からのメールが次々と届きます。
続々届く相鉄ユーザーからの声
「神奈川県民です。ちょっと前ですが相鉄線に乗って横浜に行こうとした母が『危うく新宿に連れて行かれそうになったわよ』と慌てていました。相鉄線を利用して50年くらい経つ相鉄線ヘビーユーザーですら、この有様です。相鉄線を完全に理解するにはもう少し、時間がかかりそうです」
「相鉄線沿線、大和です。おっしゃる通り、最近乗る時、ホームでのほほんとはしていられません。行き先が増えたことプラス、急行・快速も変わったのでなおさらです。アプリに頼るのが確実です」
「相鉄線は昔は横浜と海老名の間のみを走っていました。急行と各駅停車に気をつければササッと乗れる電車だったのに、この頃はうっかりするととんでもないことになります。40年も相鉄を利用していた私ですが、この頃は乗車前に駅員さんを見つけてこの電車が私が降りたい駅に止まるかどうかをたまに確認しています。それぐらい大変なんです。それと、居眠りも大敵です。とんでもないところに連れて行くでしまうことがあります」
「夫が武蔵小杉駅ユーザーなのですが、相鉄線乗り入れが始まって間もなくの頃、都内で飲み、武蔵小杉で降りるところを寝過ごしてしまいました。起きたら、見たことも聞いたことのない駅に降りていました。真夜中に10km近く歩いて帰ってきました。全くタクシーとすれ違わなかったそうです」。ねえ。「横須賀戦も東横線も相鉄と繋がり慣れてきましたが、行き先には気をつけましょう」
こんな感じで地元の相鉄ユーザーの方々でも、路線拡大後いまだに混乱しているという証言が集まる中、安住さんのトークにも熱が入ります。
(安住紳一郎)本当、ホームでのほほんとしてられないんですよ。「相鉄線のホームに立つと3人の敵がいる」って言われるぐらい。
(中澤有美子)怖いわー!(笑)。
(安住紳一郎)怖いわ? 怖いよね(笑)。ごめんなさい、いない、いない。いません、いません(笑)。
(中略)
(安住紳一郎)四方八方、いろんなところに連れていかれるから。本当ね、相鉄でうっかり居眠りして、秩父の山の中で気づいたっていう人がいるんだから。「ええっ!」って。埼京線直通して、川越線になっちゃって。南古谷、川越、日進なんて。「ええっ、どこ!?」みたいな。
(中澤有美子)ミステリー(笑)。
相鉄線で居眠りすることのリスクをとにかく強調する安住さん。神奈川県から電車に乗って、気づいたら秩父の山中にいるなんてマジでミステリーすぎる! 恐ろしいけど、ちょっとだけ体験してみたいと思ってみたりもしてしまいました。
ちなみにこのトークの中で安住さんと中澤さんが「赤い弾丸」こと京急についても言及していたのでこちらも載せておきます。
安住紳一郎の「赤い弾丸」京急トーク
(安住紳一郎)そうね。普段、JR使ってる方は京急を使わないと思いますけども。乗ってみると楽しいかもしれませんね。赤い弾丸。
(中澤有美子)赤い弾丸。「ドゥルルルルルル……」って。
(安住紳一郎)ああ、詳しい! ドレミファインバータですね。
(中澤有美子)教えていただいて。
(安住紳一郎)びっくりするぐらい飛ばしますからね。もう、並のジェットコースターより怖いですからね。まあ、これも表現が間違っていますけど。安全第一でやっておりますけれども。なかなか在来線でね、あそこまでスピードは出ませんよ。
(中澤有美子)キビキビしていて、気持ちがいいですよね。
(安住紳一郎)おっしゃる通り。言葉の選び方ですね。あんまり電車がキビキビしてるっていうのもおかしな表現ですけど。速いですよー! スパーン!って行きますから。
これまでも番組で何度も京急について話してきた安住さん。僕も京急トークが出てくると「やった!」と思うようになってしまいました(笑)。前に話していた「逝っとけダイヤ」の話とか、最高でしたよね。安住さんの乗り物トークは鉄板です!