タモリさんが2024年7月15日放送の『ニッポン放送開局70周年特別番組 笑顔にナーレ! タモリセッション2024』の中でニッポン放送のレコード室の収蔵レコードから金沢明子『イエロー・サブマリン音頭』を選曲。当時、大瀧詠一さんのアイディアに度肝を抜かれたと話していました。
(東島衣里)続いての曲、タモリさん、いかがでしょうか?
(タモリ)これはね、大瀧詠一さんっていう人にもう本当、度肝抜かれたんですけどね。「なんでこんなことを考えてるんだろう?」って思って。金沢明子という演歌歌手がいたんですけども。その人にビートルズの『イエロー・サブマリン』を歌わせてるんですよ。
(東島衣里)ほう!(笑)。気になりますね。
(タモリ)これは結構、ヒットしましたよ。それで、これ、金沢子さんもわかってんのか、わかってないのか、真面目に歌ってるんですよ。
(東島衣里)そこがまたいい味を出して?
(タモリ)これ、すごいですよ。大瀧さんは。これをやったっていうことは。
(東島衣里)そのタイトルは『イエロー・サブマリン』?
(タモリ)「音頭」がつくんですよ。
(東島衣里)音頭が。ちょっと様子が変わってきますよ(笑)。
(タモリ)「せっんすっいかんっ♪」っていうがいいんですよ(笑)。
(東島衣里)そこに注目しながら聞いてみましょうか。金沢明子さんの『イエロー・サブマリン音頭』です。
金沢明子『イエロー・サブマリン音頭』
(曲を聞きながら)
(タモリ)「さぶまりん♪」だからね(笑)。
(東島衣里)はっきりおっしゃっていて(笑)。「せっんすっいかんっ♪」(笑)。ねえ。ニッポン放送でいつぶりでしょうね? この曲をお届けしたのは(笑)。
(タモリ)フフフ(笑)。
(東島衣里)耳に残りますね(笑)。
(タモリ)「せっんすっいかんっ♪」ってね。すごいでしょう? これ。
(東島衣里)景気がいいですねー。「せっんすっいかんっ♪」がいいですね(笑)。
(タモリ)これね、歌詞は松本隆さんなんだよね。
(東島衣里)そうなんですね。訳をされて。
(タモリ)それで今、聞いてはじめて、編曲がすごい凝っているなと思ったら、これは『スーダラ節』とかを編曲した人(斉藤恒夫)ですね。
(東島衣里)ああ、そうですか!
(タモリ)すごい編曲をしていますよ。わざと半音、外したりしてますからね。他の不協和音をどんどんと入れて。
編曲が凝っている『イエロー・サブマリン音頭』
(東島衣里)へー! なんか気になる、耳に残るというようなメロディーを。これ、タモリさんはいつぶりでしたか?
(タモリ)これは久しぶりですね。これ、最近かけた人、いないでしょう?
(東島衣里)たどってみたいぐらいですよね。
(タモリ)傑作ですよ、これは。
(東島衣里)今日、この記念の日にお届けすることができました。
<書き起こしおわり>