宮原ジェフリーさんと畠山理仁さんが2024年7月12日放送のTBSラジオ『宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど』に出演。2024年の東京都知事選を振り返る中で、都知事選に過去最多の56人が出馬したことの理由「コスパのよさ」について話していました。
（宮藤官九郎）今回はですね、都知事選の選挙取材の愚痴をまずは聞きます。早速、じゃあ宮原さんからお願いしよろしいですか？
（宮原ジェフリー）はい。宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど、今回はさすがに候補者多すぎて取材が大変でした。
（宮藤官九郎）今までって、ここまで多くなかったんでしたっけ？
（宮原ジェフリー）前回が最多で22人。なので倍以上いました。
（宮藤官九郎）なんでこんなことになったんでしょうか？
（宮原ジェフリー）なぜこんなことになったかというと、やっぱり都知事選挙って一番、注目を集める選挙なんですよね。
（畠山理仁）コスパがいい。
東京都知事選挙はコスパよく注目を集められる
（宮原ジェフリー）コスパがいい。1100万人で1人を決めるっていう選挙なので、どうしても注目される。そこで注目を集めて自分の他の活動に人を呼ぶ。特にYouTuberみたいな人たちなどを中心に立候補者が増えているっていうのが今回、本当に極限まで来たなっていう感じだと思います。
（宮藤官九郎）そうですよね。「なんだ、この人は？」って思わしちゃったら次になにかあった時にちょっと目立ちますもんね。
（畠山理仁）ものすごく目立ちますね。他の選挙だと無所属の人って、国政選挙とかだと政見放送ってできないんですよ。だけど、都知事選は立候補した人みんなに政見放送の機会があるので。それはやっぱり民放でも放送されるし。NHKでも放送されるしっていうことで。「これは絶好の宣伝の機会だ」と思って立候補される方っていうのはやっぱり多いですね。
（宮藤官九郎）そうですね。
（畠山理仁）そこが……政見放送があることが候補者がたくさん出ることに繋がってるっていうことを主張していた人もいて。「だから私は政見放送に反対なんだ」っていう。で、「その反対の立場を貫くからには私は政見放送に出るわけにはいかない」って言って政権放送の収録をしなかった方もいらっしゃって。なので、その「政見放送に反対だ！」っていう意見が伝わらないっていう……。
（宮藤官九郎）もうジレンマが。ものすごいジレンマですね？
（畠山理仁）そういうこともあったっていう。
（宮原ジェフリー）ありましたね。
（宮藤官九郎）今回、56人が立候補ってなった時に、取材はどうしたんですか？
56人の候補者への取材
（畠山理仁）1ヶ月ぐらい前から準備をしはじめて。まず、連絡先をちゃんと確保して。で、ちゃんと連絡が取れる人なのか。それとも連絡が取りづらい人なのかっていう把握を自分でして。で、告示日にね、届け出をする時には必ず関係者が来るはずなので。そこに私も行ったし、1人ではさすがに追い切れないなと思ったので。今回は宮原さんにもご協力をお願いして。チームを組んで、誰かが1人を聞いてる間にもう1人が行ってしまいそうになったら、足止めをしてもらうっていうことをやっていて。
（宮藤官九郎）じゃあ、お二人で？
（畠山理仁）あともう何人かで。
（宮藤官九郎）ということは結果56人、全員取材したってことですね？
（畠山理仁）今回、特殊なのが実際に会えない方っていうのがいらして。逮捕されて拘留中で。接見禁止で。もう物理的に面会に行っても会えないっていう方がおひとり。それから立候補の届け出も代理人の方にお願いしていて、取材もX（Twitter）のDMで取材申し込みをしてくれ。対面取材はしないでオンラインかメール（メッセージ）でっていう候補者がいて。これは非常に困難を極めましたね。でも一応、全員に接触というか。代理人の方を通じてっていうことで取材をしました。本当、天気も非常に過酷で。
（宮原ジェフリー）梅雨だし。
（畠山理仁）特に選挙戦最終日の土曜日の夕方は豪雨・雷雨で本当に大変なことになっていて。最後の小池百合子さんの演説が池袋であったんですけども。「帰れ！」みたいなコールと大雨とで何も聞こえないみたいな、そういう状況だったりとか。結構、大変な選挙取材でしたね。
今週もお聞きいただきありがとうございました🙌#選挙取材 の愚痴ですが、盛り上がりすぎまして、収録時間が1時間を大きく超えました。。
泣く泣くカットした愚痴の数々が聞ける完全版は、来週水曜日にAmazonオーディブルで配信👏
どうぞ、お楽しみに！！#guchi954 #tbsradio pic.twitter.com/21wLB0VXCZ— 宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど (@guchi954905) July 12, 2024
＜書き起こしおわり＞