爆笑問題・太田『芸人人語』帯の「ピカソ芸」の意味を語る

爆笑問題・太田『芸人人語』帯の「ピカソ芸」の意味を語る 爆笑問題カーボーイ

爆笑問題・太田さんが2024年5月28日放送のTBSラジオ『爆笑問題カーボーイ』の中で自身の著書『芸人人語 旧統一教会・ジャニーズ・「ピカソ芸」大ひんしゅく編』についてトーク。タイトルや装丁などに「ピカソ芸」という言葉が使用され、それを神田伯山さんがさんざんいじっていることについて話していました。

(太田光)それで偶然俺もね、最近本を出したのよ。『芸人人語』っていうね。加納、玉、褒めたよね! 俺、褒めたよね?

(田中裕二)また始まったよ。かならず始まるんだよ。人の本の話をしだすと全部最後、これになっちゃうんだよね。

(太田光)俺はちゃんと言ったよ? ちゃんと読んで。「いい」って言ったよね? お前、聞いたよね? 証人になってくれるな?

(田中裕二)証人でもなんでもなるけども……。

(太田光)待ってるよ、玉ちゃん! たのむよ、お前?(笑)。

(田中裕二)この作戦、そんなにうまく行ったことがないんだよな。

(太田光)そうなんだよ。誰も反応してくれないんだよ! なんだろうな? そしたらこの間、神田伯山のね、ラジオを聞いていたんだよ。またさ、俺が「ピカソ芸」って書いたじゃん?

(田中裕二)ああ、はいはい。

神田伯山が「ピカソ芸」で大喜び

(太田光)それで伯山がさ、「太田さんから『芸人人語3』が届きましてね。これがまた、いいんだな!」なんて伯山、言うわけよ。もう喜んじゃってね。あいつがさ、「これ、何がいいか? 一番いいのはね、値段が安い」だって(笑)。もうひどい話! あいつ、人のこと褒めないね! 「値段が1700いくらでね。これだけページ数があって、値段がこんだけ安いのはね、なかなかないですよ?」っつって。それまでさ、あいつ前半さ、舞台の『鬼平犯科帳』を見に行ったっていう話をして。そのパンフが2000いくらで。「パンフが高い!」っつって、ブーブー文句を言っていたんだよ。そしたら「それに比べて『芸人人語』は……」って。俺をそこに巻き込まないでほしいんだよ。悪いけど。「なんだ、あのパンフは!」とかボロくそに言ってるんだよ。あいつもなんでそんなにパンフレットが高いことに切れてんだか、わかんない。買わなきゃいいじゃねえかって話なんだけど。

そしたら「『芸人人語』はさすが! やっぱり値段が安い! こんだけ安くて、こんだけあって読みごたえがある。なんたって、この帯にね、『ピカソ芸』ってあるんですよ。これがね……」って。だから言ったじゃん? 俺はあれをピカソ芸ってね……鈴木成一っていう、もうカバーの、装丁家の日本のトップの人ですよ。この人がさ、全部こだわるの。細部にこだわる人だから、そこに入れる文句まで全部選ぶわけ。その人が選んだんだよ。「ピカソ芸炸裂」って書いてあるんだよ。だけどさ、よくよく考えてみたらさ、本屋にさ、並んでいてさ。たとえばさ、俺のことも伯山のことも、そんなにラジオも聞いてない人がさ、「あれ? 爆笑問題・太田が本を出したんだ:ってパッと見た時にさ、帯に「ピカソ芸」って書いてあったってさ、何のことだかわかんないじゃん?

(田中裕二)「なんのこと?」っていうね。

(太田光)「中にピカソのこと、書いてあるのかな?」って思っちゃうじゃん? だからあの「ピカソ芸」っていう伯山が作った言葉に市民権を与えちゃダメなのよ!

(田中裕二)本当だよね(笑)。

太田光の「ピカソ芸」(命名:神田伯山)

(太田光)それであいつがまた、それをいいことにさ、調子に乗っちゃってさ。「ピカソ芸がまたすごいんですよ、これが!」なんつってさ、大喜びでしゃべっているんだよ。「やっぱりね、太田さんのピカソ芸……ピカソ芸って簡単に説明しますとですね」なんつって。あいつがまた、なぞるんだよ。あいつがさ。「あの人、たまにね、シリアスなことを言うでしょう? それでね、そういう話をしてる中で、だんだん関係ない、自分がピカソを見て感動した話にね、無理やり持っていくんですよ。それがピカソ芸です!」なんつってさ。ピカソ芸のさ、説明までしやがって、あいつさ。そういうことをなぞるんじゃないよ!っていうさ。「たまにサンジャポでやってるやつ。あれです! 急に真面目な顔をして。急にピカソに無理やり繋げるでしょう? あれがピカソ芸。ああいうのをあの人はやるんです。たまに、ああいう姑息なことを」なんて言ってんだよ。

(田中裕二)伯山、面白えな(笑)。

(太田光)本当にさ。俺も笑っちゃったんだけど。「あれがピカソ芸っていうやつでね。いいか、シゲフジ、よく聞けよ?」なんつって。またシゲフジに言うんだよ。「シゲフジさ、サンジャポのピカソ芸って当たり外れ、あるじゃん?」なんて言ってるんだよ。

(田中裕二)フハハハハハハハハッ!

(太田光)ふざけやがって、この野郎!って。「あれ、当たり外れあって。当たった時、いい時はいいんだけどさ。悪い時は全然外れる時、あるじゃない? あれ、ムラがあるんだよ。サンジャポのピカソ芸って。あれ、やっぱり生だからだな。ところがやっぱり、この文字にするとさ、ピカソ芸が凝縮されてるからさ、いいんだよ!」なんつっていて。「やっぱりピカソ芸は文字に限る!」なんつって(笑)。もう最悪(笑)。あいつ、ひどいだろう?

(田中裕二)ひどい(笑)。ピカソ芸が一番ひどいから。最初のね。

(太田光)ピカソ芸、ひどいよな?(笑)。

(田中裕二)あれが一番、ひどかったからね。

「ピカソ芸は文字に限る!」(神田伯山)

(太田光)それでさ、「なんつったって、この最初の章。『神と人』だよ? シゲフジ」って。俺の最初のね、統一教会のことを書いたやつ。「神と人」ってタイトルなんだよ。「『神と人』だよ。俺、最初これを見た時、『伊集院光とらじおと』を思い出しちゃったよ」って(笑)。もうさ、お前、そこにまで俺を巻き込むんじゃない!って。「デンデケデンデンデンデンンッ♪って。あの音楽を聞くと俺、いまだに震えるんだよ」なんつってさ。「トラウマになっているんだよ。『神と人』、『伊集院光とらじおと』。これだよ、ピカソ芸だよ」って(笑)。もうさ、調子に乗っちゃってさ、さんざん言って、バカにしてさ。

(田中裕二)でも最初の方のさ、あの旧統一教会の話とかさ、たしかにサンジャポでも散々やったけど。

(太田光)やったよ。ピカソ芸だよ。俺のピカソ芸、見たか?

(田中裕二)だけどなかなかほら、時間もなくて伝えきれなかったようなところも含めて、すげえやっぱりあの本だとわかりやすくていいよ。

(太田光)だからそれ、伯山の言っている通りのことをお前、言っているんだよ。

(田中裕二)本当、そうなんだよ。ピカソ芸なんだよ。まさにそうなんだよ(笑)。

(太田光)「ピカソ芸は文字に限る」っつってたからな。あいつは(笑)。

(田中裕二)文字に限る!(笑)。

(太田光)本当にさ、ひどい話だよ。なんだよ、本当に。鈴木さんも鈴木さんだよ。で、平積みにされた時に誰がピカソ芸なんてわかるんだ?っつってさ。

<書き起こしおわり>

爆笑問題・太田 神田伯山「太田さんの松本人志問題コメントはピカソ芸」発言を許せない話
爆笑問題・太田さんが2024年1月23日放送のTBSラジオ『爆笑問題カーボーイ』の中で神田伯山さんがラジオ『問わず語りの神田伯山』の中で『サンジャポ』で太田さんが発した松本人志問題に対するコメントを「ピカソ芸」だと指摘したことについてトーク。「許せない」と話していました。
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