相席スタート山添 ラニーノーズファンのnoteを読んで感じたことを語る

相席スタート山添 ラニーノーズファンのnoteを読んで感じたことを語る サクラバシ919

相席スタート山添さんが2024年4月9日放送のラジオ大阪『サクラバシ919』の中でSNSなどで話題になっていたラニーノーズファンの方が書いたnoteを読んで感じたことについて、話していました。

(山添寛)いやー、本当に……どうしようかな?(笑)。どうしようかなー? うーん。いやー、あのー、ラニーノーズの話は、すごいっすね(笑)。いやー、note、読んじゃったねー。でも、ファンの人のね、言ったら1個の考え方ですけど。それが、すごい細部まで描かれていて。あの人、文才あるよな? めちゃくちゃ読みごたえあったし。「ああ、こういう気持ちの動きなんや」っていうのがめっちゃ、わかったわ。

ファンの気持ちの動きがわかった

(山添寛)なんか、今は言ったらそのファンの人の心理とかなんて俺、考えて仕事に取り組んだことなんて全然なかったから。マジで。これ、ほんまね。ファンがおったら申し訳ないけども。失礼な話、俺はファンの気持ちなんて1ミリもわからへん人間なんよ(笑)。「こういう動きをしてほしいんだろうな」なんてわからへんし。汲み取れへんし。そもそも出待ちで……うちのファンなんて、男女コンビでやってると、みんなケイさんみたいなスタンスになっていくんですよ。

俺の勝手なイメージって、ファンとそれこそ演者側って、すごい距離があるもんやと思っているのよね。それでええと思ってるし。俺も別に近づかへんし。手を取り合うことはあったとしてもね。やねんけど。言ったら、出待ちとかもなんていうか、よく見かける人とかが声かけてくはったら「ああ、ありがとうございます」って言って。「ああ、差し入れ、ありがとうございます。本当、気を使わんといてください」って言って、そのまま行く。なんやったら予定があったら、そのまま歩きながら……ぐらいの感じ。そういうもんやと思っていたし。

それがね、これはシンプルに愚痴ですけどね。なんか、同期のやつとかで……誰とは言わんけど。出待ちの人と1時間とか、2時間とか話をして、ファンサービスする芸人が出てきたのよ。で、俺の体感ね、30分ぐらい出待ち対応するのがたぶんベースなって来てたのよ。俺らの時って。みんな、対応して。列ができたら本当にずっと立って、1人1人に対応して……みたいな。で、それがどういう現象を起こすか?っていうと「この劇場で出待ちすると、それぐらいの対応してもらえるのが普通」ってなってくるのよ。そうなると、俺は知らん間に、めっちゃそっけないやつ。めっちゃ塩対応のやつって言われるようになったりしてて。

まあまあ、「そんなの、知るかよ」って思って。で、俺は同期の……俺が劇場に帰る時に出待ちしてて。で、俺が忘れ物をしたから劇場に取りに帰ろうと思って、3時間後に劇場に行ったらまだまだ出待ち対応してたやつがいるんやけども。そいつに「お前のせいで俺はこんなこと言われてるわ。全部、お前のせいや!」って言ったことがあるぐらい。そんだけ、サービス精神のない男なんですけどね。で、そういうやつからすると、このファンの心理っていうのはわからへんし。まあ、ケイさんのようになっていくっていうのはコンビの関係性を知ってるからこそ。しかもケイさんは女性やし、女性のお客さんが多いから、出待ちの女性のお客さんからするとどんどんマインドがケイさんのようになっていって。それでケイさんのように俺に話してくるっていう風に変化していくんですよ。

「今日、靴下が変だったよ」とか言ってくるのよ(笑)。「俺、一生売れへんやん」と思ったけど(笑)。「こんなやつが活躍できるとは思えへん」って俺は思って。「ああ、本当っすか? ちょっと気つけます」とか言って、足早に帰ろうとしたら、後ろから「えっ、冷た!」とか言われたりとか(笑)。靴下ディスられて、こっちは仕事が終わったから次の現場に向おうとしたら「冷た!」とか言われるとか、なんやねん?って思ったんやけどね。まあまあ、でも待ってくれてはったし……とか思ってて。で、本当に相席スタートというコンビはこうあってほしいとか、山添という芸人はこういう風に振舞ってほしいってファンの人は思ってるやろうな、なんて1ミリも考えたことがなかったから。すごい、あのラニーノーズのファンの方のnoteが新鮮やったんですよね。

「ああ、推すという気持ちって、こういう揺れ動き方なんだとだ」って。だからまさか、俺も今までファンの人に「うわっ、今日、見に来たけど3本中2本、外れやった」って思われてるかもしれんし。俺はファンってもう全部を喜んでくれるもんやと思ってたから。ダサい部分も含めて。もちろん、おもろかったらよかったって思ってくれるだろうけど。ダサい部分も、ウケてないところも、滑ってるところも全部ひっくるめて応援してくれるもんやと勝手に思い込んでたから。「でも、そうじゃないんや。ファンもファンでシビアなんだぞ」というのを教えてもらった。うん。読みごたえ、あったなー。

自分が滑ったことで新幹線で泣いているファンがいるかもしれない

(山添寛)俺が滑ってたっていうので、帰りの新幹線で泣いてるファンがおったかもしれん(笑)。やとしたら、ごめんって言いたいわ。ファンは金、払ってるからね。そしたら申し訳ないけれども。でも、あのnoteはおもろかったな。あれを無料で読めるのは、嬉しいね。あのファンは結構、サービス精神あるね。あれを無料で読ましてくれるのはね。

<書き起こしおわり>

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