aiko 大好きなKANを語る

aiko 大好きなKANを語る 川島明 そもそもの話

aikoさんが2023年12月16日放送のTOKYO FM『川島明 そもそもの話』の中でずっと大好きだったアーティスト・KANさんについて話していました。

(ナレーション)aikoさんが特に影響を受けたアーティストは、シンガーソングライターのKANさん。中学生の頃から大好きだったそうです。

(川島明)ご自身の音楽キャリアにおける大きな出来事として「KANさんと歌ったこと」。これ、どういうシチュエーションですか。

(aiko)2回、あるんですけど。1回はKANちゃんのピアノと、私の歌だけで『カブトムシ』を歌って。

(川島明)うわー、すごい2人や。

(aiko)そうなんです。もう、すごい嬉しくて。大阪城ホールでやって。もう、あんまり記憶がないんです(笑)。

(川島明)ああ、ちょっと嬉しいすぎてというか、いろいろ感極まって。まさに。

(aiko)テレビでも1回、あるんですけど。ライブでは2回で。あとはKANちゃんのライブに呼んでいただきました。

(川島明)やっぱりいろんなアーティストの方、おられると思いますけども。KANさんは特別な存在ですか?

(aiko)特別。もう、結婚したかったんです。中学生とか高校生の時に。すごい好きで。でも、ゲストで……それこそDJの時に来ていただいた時に、もうなんか、「ああ、私の人生、終わったかもしらん」と思って。もう、会ったから。

(川島明)ああ、もう夢が叶ったから。神様に会ったから。もう、終わり。これ以上はピーク、ないぞぐらいの。すごいね。どういった方ですか?

(aiko)もう、すごい変な人(笑)。

(川島明)いや、でもこれは褒め言葉となるんですけども。

(aiko)とっても変な人。

(川島明)天才すぎますね。

とっても変な人・KAN

(aiko)そうなんです。すごい変で。KANちゃんの間合いっていうのがあって。ペースにのまれると、もう全て見透かされてるんじゃないかなっていう。こう、なんか、自分がしゃべっていい人じゃないかもしれないっていうぐらい、尊い人ですね。なのに、ダジャレも好きで。もう全てを面白くする人なんです。

(川島明)だからライブもそうじゃないですか。ただ歌ってるだけじゃなくて、「なんなん、この発想?」みたいな演出もされるでしょう?

(aiko)もうライブのツアーが終わった次の日から、次のライブの構成を考えるぐらい、ライブの演出がとんでもなくて。毎回、KANちゃんのライブを見て、自分もMCとかでみんなが休憩するんじゃなくて、我に返る瞬間を1個でもなくすっていう。

(川島明)非現実を作るという。

(aiko)っていう風に決めたぐらい、面白かったですね。

(川島明)僕が見た中で信じられなかったんが、KANさんが急にスティールドラムを……。

(aiko)あっ、焼きそば!

(川島明)焼きそばのやつ。

(aiko)すごいでしょう?

(川島明)スティールドラムがね、ちょっと鍋みたいな形してるんで。それをKANさんが……。

(aiko)最初、ピアノ弾いてて。そのピアノの上にスティールドラムがあって。そこに上がっていって、演奏しだすんですよね。ソロみたいな感じで。

(川島明)ほんで「うわーっ!」ってお客さんはほんまに鳴らしていると思って、大盛りあがりしていて。そしたらその曲が『キユーピー3分クッキング』の曲になっていって。ほんで「なに、これ?」ってなったら、KANさんがスティールドラムの中に塩コショウを入れたり。

(aiko)ソース入れたり。

(川島明)麺を入れたりして。でも、ずっと音楽が鳴っていて。「なに、これ?」ってなったら、そのスティールドラムの中から大量の焼きそばが出てきて。ほんで、メンバーの方がみんな食べて、「おいしい!」っていう。あれ、イカれたステージですよね?

(aiko)でも、あれがずっとなんですよ。

(川島明)基本的にはそういうことなんですね。

(aiko)1回、アフロシャワーっていうのがあって。ライブの2階のキャットウォークっていう、スタッフの人たちがいるところから、アフロが大量に降ってくるとか。あと、普通にオープニング、KANちゃんが出てきて。かっこよく……一時期ね、「1人ZOO宣言」って言って。「俺は1人でZOOをやる」っていう。

(川島明)あのダンスユニットの。

(aiko)それでダンスをやるって、踊っていた時期があるんです。それで踊って「わあ、かっこいい!」ってもうみんながハートになってるところに「ジャン、ジャン、ジャン、ジャン……♪」っていうブレークがあって。そのブレークの時に「ジャン、ジャン、ジャン、ジャン……」ってなって、ヅラやったんですよ。丸坊主になっていたりとか。それ、全員気づかなくって、悲鳴。絶叫。「ギャーッ!」みたいな。

(川島明)そら、びっくりしますよね。いきなりズルムケになったら。

(aiko)ズルムケ。

(川島明)でも、そのサプライズをしたいがために。振りのために、だからダンスを完璧にされてるっていうことでしょう?

(aiko)そうなんです。

(川島明)やっぱりちょっとコメディアンな部分がたくさんあって、サプライズもあってっていうところですよ。

不思議なこだわりがたくさんある人

(aiko)不思議なこだわりがもう、たくさんある人で。本当にもう、いまだに……ねえ。この間、亡くなられて。

(川島明)ねえ。天国へ旅立たれてしまいました。

(aiko)そうなんです。ですが、いまだにいろんなサプライズをみんな残してってるという感じですね。今も。

(川島明)あのニュースから。だからこそ、信じられないっていうファンの方も多いとは思いますけど。

(aiko)そうですね。本当に。

(川島明)まあ、ちょっと早すぎるなということですけども。ずっと今も見ていただいてるでしょう。

(aiko)大好き、ですね。

<書き起こしおわり>

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