山里亮太さんが2021年12月26日放送のTBSラジオ『川島明のねごと』に出演。M-1グランプリ2021について麒麟・川島さん、天津・向さんと話していました。
?M-1グランプリ2021王者 #錦鯉?の優勝記者会見動画を公開いたしました?
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— M-1グランプリ (@M1GRANDPRIX) December 19, 2021
（川島明）いや、だからオズワルドが本当に……。
（山里亮太）悔しかったでしょうね。
（向清太朗）1本目がすごい出来だったから。
（川島明）1回、トロフィーを握ったもんね！
（山里亮太）あれは見ちゃいますよね。「ああ、もう俺ら、優勝するな」って。
（川島明）（『ラヴィット！』で）軽くコマーシャル中とかもしゃべらせてもらったけど。「2本目のネタって他に候補、あったん？」って聞いたら「あれだけだった。この1年で一番ウケたやつを2本目に置いてたんで。100パー、行ったっていう状態で堂々と漫才していた」って言っていて。いや、そら面白かったけどね。
（山里亮太）2本目も面白かったですけども……ただ、まあ目の前であの錦鯉さんが人生を全部ぶちこんだ漫才をやられちゃうともう……「仕掛けとか関係ない。バカが面白いんだ！」っていう。
（川島明）いや、もうロックやったね！
（山里亮太）その後、技巧派なのが来てもみんな……ねえ。「いや、すごいよ。すごいんだけど、俺たちのこの気持ちって今、錦鯉に奪われている」みたいな。
（川島明）いや、ホンマに野生の猿だったな。
（山里亮太）ネタのまんま、そうでしたよね。
（川島明）で、最後にちゃんと、伏線を実は回収するという。あの渡辺さんの。
（山里亮太）隆さん、たしかにあのおじいさんのくだり、やたらしっかりやるなって思ったんですよね。「ああ、ここにちゃんと敷いているんだ」っていう。
（川島明）錦鯉さんがなんと伏線回収。
（山里亮太）錦鯉さんが伏線を張るなんて思ってないじゃないですか。
まさかの錦鯉・伏線回収
（川島明）思ってない。ホンマに『つるピカハゲ丸くん』が最後、第一話の伏線回収をしてきたみたいな。
（山里亮太）「えっ、つるセコってこういう意味だったんだ！」みたいな。
（向清太朗）「意味があったんだ！」って（笑）。
（川島明）「こんな悲しいことが……だからハゲ丸、舌を出していたんだ！ だから毛髪が……」みたいな。
（山里亮太）ぐらいの感動、ありましたよ。
（川島明）いや、生物ですね。『キングオブコント』ルールやったらたぶんオズワルドが優勝しているだろうなっていう。1本目の貯金があって。で、インディアンスも最高やった。
（向清太朗）よかったっすね。
（山里亮太）よかった。あんなテンポであの漫才ができて。松本さんがそれを絶賛していましたね。
（川島明）言ってた。で、塙くんが「今、日本一漫才が上手いんじゃないかな」って言っていて。その時、全員の背筋が伸びたね。すごかった。
（山里亮太）あと、あのきむがちょっと、そこで泣きそうになっているのも。「おお、鉄の心のきむが泣きそうに」ってなって。
（川島明）あいつ、なんで今年、ほくろ取ったんやろうな？ ほくろの差ですよね？
（向清太朗）それ、マジで気になったんですよね。過去のVと比べたら……。
（山里亮太）おもしろ、ちょっと上がりますよね。2点は……。
（川島明）ほくろで2点！ あと2票、入ってたんじゃないかな？
（向清太朗）2票？ デカい（笑）。
（山里亮太）2票入ってても、錦鯉さんです（笑）。
（川島明）錦鯉か。そうかそうか。同点優勝とか……いや、全員面白かった。
（山里亮太）だって、一番手にモグライダーが来た時点で「はい、荒れる！」って思ったじゃないですか。
（川島明）荒れる。あの時点で行くなっていう。川島的に本命モグライダーかなって準決勝を見ていた時に思ったんで。「いや、中盤、後半やったら……」と思ってたけど。神様はすごいね。本当に。モグライダー、ランジャタイ。
（向清太朗）いや、これは……。
（川島明）いや、ホンマに『感謝祭』のマラソンぐらいペースが……団長！
（山里亮太）団長が全速力で走るやつね（笑）。
（川島明）団長ぐらい荒れたよ、これ。すごい面白かった。でも、終わってみたら全部バランスよくて。面白かったですね。
（山里亮太）本当、面白かったもんな。ランジャタイもちゃんと伝説を残す最下位っていうね。面白いけど、なんか最下位になるって一番いいパターンで。
（川島明）優勝が最下位しかないっていうところで。
（山里亮太）そうですね。有言実行で。
（川島明）有言実行。
（山里亮太）真空ジェシカもめちゃくちゃ面白かったですよね。
（川島明）めっちゃおもろかった。なんか大喜利漫才のもう最高峰じゃない？
（山里亮太）でしたよね。全大喜利ホームランを全箇所で打っているっていう。
（川島明）いやー、なんか美しかったね。
（山里亮太）ハライチも。
（川島明）ハライチもドラマやったね。でもハライチ、どっちかというと僕ら世代のM-1にも出てたりしていたんで。それがなんか、次の世代と戦うって。俺、本人にも言ったけどホンマに『葬送のフリーレン』みたいな。1回クリアしたストーリーのキャラクターがもう1回、ここで戦うっていう。
（山里亮太）たしかに。で、優勝とかじゃなくて、好きなことをやって散っていくっていう。
ハライチ＝『葬送のフリーレン』
（川島明）散っていく。ただ、もう岩井が自分に酔いすぎてて。もう主人公の顔したあの岩井がよ？ ダークヒーローになるっていう。
（山里亮太）泥酔でしたよ、あいつ（笑）。
（川島明）ベロベロですよ。あのクールが（笑）。
（山里亮太）敗者復活から行く時の一言、聞きました？ 「よくも準決勝で落としやがったな！」っていう。もう、ベロベロ！
（川島明）ベロベロのダークヒーロー（笑）。いや、よかった。ハライチにしかできへん漫才でね。
（向清太朗）本当に面白かった。
（川島明）面白いけど、なんかちょっとウルッと来るっていう。「ありがとう」って。
（山里亮太）僕らM-1にかかわった人間はちょっと、たしかにそれは言い忘れているなっていうところ、ありますよね。「言う機会がなかったな」って。
（川島明）でもラストイヤーまで最後、戦って。しかも決勝まで来たんだからっていうのはすごかったな。
（山里亮太）そういう人しか言えない言葉ですよね。あと、もも。これ、イントネーションは「もも→」なの？
（川島明）「もも→」なんですよ。「もも↑」じゃないんですね。いや、最後というのがよかったよ。面白かった。
（山里亮太）4年目か5年目とかですよね。
（川島明）そう。で、あのスタイルをずっと磨いて磨いて……結局、最後までそのままブレずに。
（山里亮太）すごいですよね。ずっと、2回戦ぐらいから見ているんですけども。確実に中盤から拍手笑いがずっと続く瞬間が。あのかっこよさ、すごいですよね。
（川島明）ちょっとでもテンポを緩めたり、ちょっとでも噛んだら終わりっていうところでね。いや、見事。あの若さで。そんでまた、「3年後のチャンピオン顔」って松本さんに言わせた。でも「来年、やりますよ！」っていうその若さもいいんですよ。「いや、来年俺ら、チャンピオンなんで」みたいなね。向さんは好きなおせちの具とか、あるんですか？
（向清太朗）いや、そんなわけなくない？
（山里亮太）俺、向さんは数の子だと思っているんですよ。
（向清太朗）違うよ。えっ、しゃべるやん？ 数の子のわけないやろ？ 痛風やねんから。いや、違うねん！
（川島明）第5位！
（向清太朗）いや、しゃべらんよ！
（山里亮太）伊達巻、来い！ 伊達巻、来い！
（川島明）伊達巻が行くか？
（向清太朗）熱くないよ、伊達巻がどこで出ようが。違うのよ。
（川島明）M-1の話、してごめんね？
（向清太朗）いや、しゃべりたいのに。えらい本格的な話をするから。M-1の話。
（川島明）なんで俺らがM-1の熱い話をしたら顔を曇らすのよ？
（向清太朗）だって決勝に出た人の感想、やめようよ？ もっと……。
（川島明）いや、それは同じ舞台としてね、やっぱり最後も経験して。そんで僕は最後、全然ダメで終わってるから。
（山里亮太）僕も全然ダメで。
オズワルドの悔しさも知っている
（川島明）ハライチを尊敬します。そしてオズワルドの悔しさも知っている。最終決戦まで行って、「いや、勝ってたんだな」って。あそこまでの差だと、「ホンマにあと1ボケ足しておけばよかった……」とか。大差で負けたらしょうがないっていうのはあるけど。「ああ、これ、取れてたのにな。あと1年か……」っていう。
（山里亮太）で、今年、こんなにいいのを作っても優勝したら、またこれ級のネタができるのか？っていう不安も……。
（川島明）そうね。国民にも手の内はバレたから、その次の年にどうすんの？っていう。向さん、羽子板とかはやったことある？ あれ、飛ぶの？ 本当に？
（向清太朗）なんで……お正月話をしても仕方ないじゃないですか。
（山里亮太）音がいいですよね。
（向清太朗）羽子板の音の話？
（川島明）でもね、絶対盛り上がらないよね。後半は。
（山里亮太）罰ゲーム、ちゃんと顔に墨で書くタイプの？
（向清太朗）書くタイプとか書かないタイプとか、ないのよ！ M-1の話をしたいのに！ 本格的な話をするから、なんにもしゃべれない！
（川島明）どこのランクで言ったらええの？
（向清太朗）もっと！ 準決勝までにしか行ったことないぐらいの、もっと「おもろかった、おもろなかった」だけで行こう！
（川島明）いや、おもろかったもんね。
（向清太朗）じゃあ、「全部おもろかった」でいいよ！ それでいいよ！
＜書き起こしおわり＞