安住紳一郎 職業上、言いすぎて逆に恥ずかしい言葉を語る

安住紳一郎 人生で唯一のスピリチュアル体験を語る 安住紳一郎の日曜天国

安住紳一郎さんが2023年12月10日放送のTBSラジオ『日曜天国』の中でリスナーから送られてきた「職業上、言いすぎて逆にこっぱずかしくなっている言葉」について話していました。

(安住紳一郎)台東区の女性の方、ありがとうございます。

(中澤有美子)ありがとうございます。

(安住紳一郎)「私のいまだに慣れないことは、採血の時に言う『ちょっとチクッとしますね』です。私は看護師になり13年目。病院の病棟に勤務していて、今まで何百回と患者さんの採血をしてきましたが、その血を取る前に言う『ちょっとチクッとしますね』がこっぱずかしくて苦手なんです。なんだかザ・看護師のセリフという感じで、看護師のコスプレをした人が言いそうなセリフですよね。婦人警官でいうところの『逮捕しちゃうぞ』と似た感じだと思っています。それに血を採る採血は『チクッと』よりも痛いと思います。本当は『では、針を刺しますのでちょっと痛いですよ』や『ブスッとします』と言いたいぐらいですが、それはそれで患者さんに恐怖を与えてしまうので言いません。今日も私は照れながら『ちょっとチクッとします』を言って採血をしています」。

(中澤有美子)アハハハハハハハハッ! そんなことあるんだー!

(安住紳一郎)いいね! 当事者の告白ってすごい、リアリティだよね。

(中澤有美子)すごいおもしろーい! 慣れないんだ(笑)。

(安住紳一郎)慣れないっていうか、なんかちょっとこっぱずかしいんじゃない?

(中澤有美子)いつも抵抗を感じながら?

採血の時の「チクッとしますよ」

(安住紳一郎)本当になんか、いわゆる婦人警官の「逮捕しちゃうぞ」みたいな、コスプレ感があるってことでしょう? あまりにも職業を象徴している一言で。うーん。ちょっと恥ずかしいっていうね。あるよね。ちょっとね、あまりにも有名になったセリフゆえに、恥ずかしいみたいな。

(中澤有美子)そうなんですね。そうかそうか。

(安住紳一郎)「お客様の中で、お医者様はいらっしゃいませんか?」みたいなのも、もうちょっとなんかドラマのワンシーンのような感じがして、言う方も手を挙げる方も恥ずかしいみたいなね。そんなのがあるから、もしかすると新しい誰か、パターンを考える天才が登場するかもしれないよね。

(中澤有美子)そうか。

(安住紳一郎)なんだろう? わからないけど。

(中澤有美子)「ブスッとしますよ」って?(笑)。

(安住紳一郎)「ブスッとしますよ」って言ったら、ちょっと怖いもんね。

(中略)

(安住紳一郎)先ほど、現役看護師の方からの「ちょっとチクッとしますよ」というのが恥ずかしいという話を受けまして小平市の方。この方は小学校の教員だそうですけども。「先ほどの『チクッとしますよ』を言うのがこっぱずかしい話を聞いて思い出しました。私たち、小学校の教員がこっぱずかしくて慣れない言葉No.1はおそらく『家に帰るまでが遠足です』です。初めてその言葉を言う役が回ってきた時は、興奮して帰りのバスの中で何度か復唱したものですが、10年過ぎたあたりからもう恥ずかしさしか感じません。こんな言葉は高学年の子供たちは聞き飽きているので、こちらも言いたくはないのですが、解散式の司会などをやっていると管理職からの『ほら、あれ、あれ。あれを……」という圧を感じて、うつむきながら言っています」。

(中澤有美子)「うつむきながら」(笑)。

(安住紳一郎)「子供たちも疲れと『早く帰してくれ』という思いからうつむいています。なので最近は『学校の先生になったら言いたい言葉No.1をこれから発表します』などとバリエーションを加えていますが、もうそれも飽きられています。『家に帰るまでが遠足です』に代わる新しい締めの言葉を考えたいです」。

(中澤有美子)アハハハハハハハハッ!

教員の「家に帰るまでが遠足です」

(安住紳一郎)ねえ。そうか。定番すぎるとやっぱりちょっとなんかね、言う方も聞く方もなんか、シラけた感じになっちゃって。こっぱずかしいっていうね。「遠足は帰るまでが遠足です」っていうね。

(中澤有美子)そうですね。好きなフレーズですけどね。

(安住紳一郎)好きなフレーズだけど、やっぱりちょっともうこっぱずかしいレベルに入っちゃったんだろうね。あとは登山好きの人の恥ずかしい一言はやっぱり、あれだよね。「なぜ登るのですか?」「そこに山があるからです」っていう。たぶん、本当に素直な気持ちなんだと思うんだよ。あれば本当に、名言中の名言だと思うけど。やっぱりもう、みんながそう思ってるからもうね、ちょっとさ、言えなくなってきてるんじゃない?

(中澤有美子)ねえ。本当に思ってることですけどね。

(安住紳一郎)本当に思ってるけどね、ちょっとやっぱりアレンジしないとっていうところはあるのかなと思いますね。いや、本当にだってね、「ずいぶん熱心に登山されてますけど」「そうですね。あの山も登った、この山も登った」なんてね、休憩時間とかロープウェイの中で話してる時とか、あるじゃない? 横でね、私が聞いていても、他の人が話をしててもさ。「やっぱり登山、いいですよね」なんていう話をしててさ。「そこに山があるから、登っちゃうね」なんて言ったら、やっぱり「プッ」ってなっちゃうみたいな(笑)。まあ「プッ」とはならないけども……。

(中澤有美子)たしかに。目をそらしちゃうよね(笑)。

(安住紳一郎)まあ、そのタイミングとトーンによってはさ、もうさ、「プッ! アハハハハハハハハッ!」ってさ(笑)。

(中澤有美子)「出た!」って(笑)。

(安住紳一郎)「出た!」っていうね。ちょっとしばらく、ほら。そういうユーモアに飢えてる山の道の上り下りとかだったらさ、特になんか「久しぶりに聞いたな」みたいな。あれ? 誰か傷つけているかな? 大丈夫かな?

(中澤有美子)どうだろう? ちょっと、うん……。

誰1人傷つけるつもりはない

(安住紳一郎)思った? 最近ね、ちょっと……すぐね、ちょっとね、強い言葉で表現すると何か誰かを傷つけてるんじゃないか?っていうね。まあ、大事な感覚だけど。何度も言いますけど、誰1人傷つけるつもり、ありませんから。もし何かありましたら、受け手の方で調整してください。申し訳ございません!

<書き起こしおわり>

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