東野幸治さんが2023年11月24日放送のABCラジオ『東野幸治のホンモノラジオ』の中で最近ハマっているNHK朝ドラ『ブギウギ』についてトーク。そこで出てきたまるで新喜劇のようなご都合主義展開に笑ってしまったと話していました。
（東野幸治）『ブギウギ』、見てます？
（渡辺あつむ）あ、まだです……。
（東野幸治）ちょっと、ほんま早う見て？ 今週、めちゃくちゃよかった。あ、見ました？ 見てない？ はぁー……。
（渡辺あつむ）どないしました？
（東野幸治）あのね、今週すごい……だから時代が時代。笠置シヅ子さんの話で。ネタバレになるから今から言うことは、ちょっと気になる方は耳をふさいでいただいたり。ちょっと音量を下げてもらいたいんですけども。弟さんに赤紙が来たり、お母ちゃんが体調が悪くなって亡くなるみたいなところがあって。元々、東京で歌う笠置シヅ子さん、鈴子なんですけど。お母さんの体調も悪いからということで、大阪の福島のお風呂屋さんの娘さんやから。帰ってきて。
で、最後にちょっとやり取りみたいな。笑いを交えたやり取りで。ほんでお母さんがお亡くなりになった。それが昨日で。ほんで今日は、お父さんの柳葉敏郎さんと、その主役の鈴子、趣里ちゃんが2人で「赤字や。お風呂屋さん、閉めようか」みたいな話になったんですよ。で、ずっと初回から出てるんですけど、柳葉敏郎さんがたまたま、橋のたもとなんかな？ そこで溺れている人を救った。丸坊主のおっちゃん。なんでも記憶喪失やって。で、その方がずっと風呂屋で裏方で、要はお風呂を焚く係を一生懸命されていて。
ほんで水川あさみちゃん。亡くなった柳葉敏郎さんの奥さん。趣里ちゃん、鈴子のお母さんが「あんたもご飯、食べや」って言うて、同じところでご飯食べさせてもらって。寝るところも「ここで寝たら」って。それで、覚書っていうか、筆で「こんな顔の人、皆さん知りませんか？ こういう特徴ですよ。本人、記憶喪失なんですよ」って書いて、一応、電信柱や壁に貼って。「誰か、知ってる人が来たらわかるから、それまでここで働き」言ってから、ずっと働いてたんですよ。
ほんで、「もうお風呂屋さんは潰そうか。もう2人やし。鈴子ももう東京に行かなあかんから」って話をしてて。ほんだら柳葉敏郎さんにね、「お父ちゃん、うちと一緒に東京に行こう」「ええんかいな」って言って。「ああ、よかったな」って言うねんけど。そのお風呂屋さんを潰すいうたら、みんな風呂屋の仲間たちが「ええっ？」とか言うてた時に、その記憶喪失のおっちゃんが来て。「ずっと月々のお給金、もらってたものは一切、使うてまへん。ここに200円、おます。200円でお風呂の掃除もするし。わてにこの風呂屋、継がせていただいてもよろしいでっか？」みたいのを言うのよ。
ほんなら鈴子が「ごめんね。200円じゃあ、もうこの風呂屋を修理して続けることはできへん。せめて倍、いるわ。400円、いるわ。諦め。気持ちだけは、ありがとうな」って言うてて。ほんで「みんなも、ごめんね。これで最後やね」って言うてたら、本上まなみさん扮する女性がやってきて。その、言うたら記憶喪失の人に向かって「やっと会えた！」ってなって。
ほんで聞けば、言うたら呉服屋の若旦那で。騙されて、借金だらけになって自殺しようとして。それで命からがら、助かって記憶喪失になったっていう。「実は私はあなたと結婚したかって、探してたんです」って言うて。「ああ、僕でよかったら。よくわからへんけども、夫婦になりましょう」ってなって「ああ、よかったやん！ 風呂屋は潰すし、この人も夫婦になったらまた新しい働き手があるやん」と思ってたら、「ありがとうございます。結婚できた時にお金が必要やと思って、200円貯金してました」って。
「えっ、ええっ？ 出た！ これ、新喜劇並の急展開！ 足したら400円。風呂屋の掃除ができて、継続できるやん！」っていうので。で、この2人は風呂屋を継ぐことになりましたってなって。「そんな都合のいい話、あるか！」って言って（笑）。
（渡辺あつむ）いやいやいや……いやいや、それと（東野幸治Threadsの）ランチのやらせは全然違う！
「そんな都合のいい話、あるか！」（東野）
（東野幸治）フハハハハハハハハッ！ いや、俺、それがやっぱりおもろうて。久しぶりにこんなご都合主義……ここまで行ったらめっちゃおもろいなって思って。ほんで、また大阪弁やし。なんか新喜劇も思い出して。新喜劇やったらね、「そんな都合よう……でも、まあまあええがな」って行けるやん？ だから久しぶりにテレビを見ながら笑ったっていうか、「ええな」と思って。褒めてる意味ですよ？ だから、スカジャンの「S」と同じですよ。褒めてるんですよ。
（渡辺あつむ）うん？ 1回、ちょっとここの話にスカジャン、持ってこんといてください。ややこしい、ややこしい（笑）。
（東野幸治）俺のスカジャンのSと『ブギウギ』のちょうど400円って同じ話やねん！（笑）。
（渡辺あつむ）ずっと半にやけですよ？
（東野幸治）おもろいな、思うて。だって普通、そんなの脚本というか、そんなのせえへんやん？ 400円いる。200円しかない。諦める。そこに急に女性が現れて「結婚したかった」って。結婚する。「私、貯金200円ある」。足して400円って（笑）。
（渡辺あつむ）「よかった、よかった」ですやんか（笑）。「ああ、よかった、よかった！」って。
（東野幸治）それで俺も「おもろいな」と思って、Xでもつぶやいたっていうかね。「そんな都合ええ話、ある？」って言って笑わせてもらいましたっていうことでございます。だから、見てほしいのよ。本当に。
（渡辺あつむ）はい。見ようと思います。
『ブギウギ』を好きになりすぎて不安になる
（東野幸治）早く……もう12月の半ばが。だから、心配やねん。で、めちゃめちゃ最近、好きになりすぎてきて、不安になって。「黒田のボケ、俺の好きな『ブギウギ』を潰す気やあらへんやろうな？」って（笑）。みんなでバトンを繋いでやってきて。チームワークもええ感じやし。それで戦争もどんどん行くみたいな感じの時に黒田がやってくるって、もう不安で不安でしょうがないんですよ。ちょっとね、NHKの大阪の方ね、今でもなんとか編集で、落としてもらって。ギリギリ削ってもらっても結構なんで、よろしくお願いします（笑）。
昨日以上の超展開にぶっ飛び?
いきなりの本上まなみさんからゴンベイさんの正体分かって、あれよあれよという間に花湯の存続決まってハッピーエンド?お母ちゃんの置き土産のおかげですな?✨
朝ドラらしい良いオチです#ブギウギ pic.twitter.com/dZ7OPLSvgR— spike (@spikenokakurega) November 23, 2023
＜書き起こしおわり＞
