東野幸治 ビートたけしの『行列』出演の衝撃と『首』を語る

東野幸治 ビートたけしの『行列』出演の衝撃と『首』を語る 東野幸治のホンモノラジオ

東野幸治さんが2023年11月24日放送のABCラジオ『東野幸治のホンモノラジオ』の中でビートたけしさんが『行列のできる相談所』に出演した際の模様を紹介。本番がスタートしても現れないたけしさんや、収録後の楽屋挨拶などについて話しつつ、最新作『首』の感想も話していました。

(東野幸治)たけしさんの『首』、見に行きました?

(渡辺あつむ)いや、まだです。

(東野幸治)『行列』でなんかスペシャルゲストがたけしさんで。西島さんと大森さんと加瀬亮さんがゲストにいらっしゃって。久しぶりにたけしさんにお会いしましたけど。まあ、やっぱり独特というか、すごい緊張感っていうか。本番が始まる時とか、たけしさん、来てないですよ。来てないですよ。「そんなこと、ある?」っていう。まず、来てない。

(渡辺あつむ)はい。

(東野幸治)で、俳優さん3人がいらっしゃって、本番前にセットで「お願いします」って言って、ほんでやんねんけど。とりあえずオープニングやってカーテンが開いたら、その俳優さん3人がいらっしゃって。日本テレビの総合演出がちょっとおバカなのか、なんか『シン・ゴジラ』にかけて「シン・たけし軍団」というテロップで。正直もう、変な汗が出てきて(笑)。「うん?」っていう。でも、なんかもう、俳優さんにも申しわけなくて。それぞれの……俺が俺が西島さんのマネージャーやったら「はあ?」って。もうシステム手帳、投げつけるで?(笑)。

(渡辺あつむ)フハハハハハハハハッ!

シン・たけし軍団

(東野幸治)シン・たけし軍団で。そのお話を……「たけしさんとか、どうですか、こうですか」ってしゃべってたら、なんかカンペで「たけしさん、入られました」って。だから本番前に「たけしさん、もしかしたら30分ぐらい来えへんかもわからんけど、つないでください」って言われて。「いや、そんなことある?」みたいなんでしゃべってたら、「たけしさん、入られました」ってなって。それでカーテンがバッて開いたら、たけしさんがちょっとポケットに手を突っ込みながらスーツで来て。ほんでゆっくり歩いてきて、みんなにペコペコしながら……って来たら全員がもうバーって立ち上がって。お客さんもなんかすごい緊張する感じでいらっしゃって。

ほんでいろんな質問をしたりとか、ああだこうだとしながら、当時のその『首』のエピソードとかもしゃべりながら。それぞれの俳優さんとたけしさんの関わりとかいうのを機嫌よくしゃべっていただいて。それが終わって。で、やっぱりさんまさんとかたけしさんに共通するのは、東京のテレビ局なんですけど。楽屋はスタジオの一番近いところ。1階にスタジオがあったら、1階のスタジオの横のところに楽屋を持つんです、我々はエレベーターに乗って、日本テレビの番町スタジオっていうところやったら4階まで上がって。4階でみんなの楽屋があって。で、メイク室があるっていう状況なんですよ。楽屋も大中小みたいなんが一応あるんですよね。

ほんで、俺なんかは『行列』では一応、一番の年長者ということで、大の楽屋を……本当、お殿様の部屋みたいなところなんですよ。大って。そこに入れさせてもらってるんですけども、ほんまの大はそのスタジオの横なんですよ。結局。だから、ほんまのスターは上まで上がってこないんですよ(笑)。で、さんまさんもそうやし、たけしさんもそうなんですよ。それで、本番が終わって。「たけしさんのところに楽屋挨拶に行かなあかんな」っていうことで。

で、どこかによぎっていたのが、なんとなくニュースとかを見ると、たけしさんが再婚されたみたいなニュースもあって。カンヌかなんかで羽織袴姿で。横にお着物を着た女性の方と手を繋いでいたりしていて。それが結婚された女性の方みたいな、そんな写真みたいのがあって。「ああ、一緒に行ってらっしゃるんだ」と思ってて。で、本番前にスタッフさんに「たけしさんの奥さんって、いらっしゃるんですかね?」「いや、ちょっとわかんないですね」ってしゃべってて。ほんで本番やって、終わって、たけしさん、帰っていかれて。

で、「ああ、挨拶せな」と思ってそのスタジオの横の楽屋のところ、控室のところをコンコンってノックしてギッて開いたら……奥さんでした。ただ、たけしさんから「ああ、東野……」って紹介がなかったから、「この人はスタイリストや」っていう小芝居を俺、ずっと続けていました(笑)。俺、ほんまにばっちりの芝居をしました。「ああ、すいません。お疲れ様でした」みたいな(笑)。でもずっと、目の右側には……「ああ、紹介してくれへんかな」って。なんかこう、ペコッとしたいじゃないですか。「ああ、どうもいつもお世話になっております。吉本興業の東野幸治でございます。今後ともよろしくお願いします」って言いたいじゃないですか。挨拶、できないんですよ。紹介してくれないから。

(渡辺あつむ)そうですね。

(東野幸治)だから、ちょっとゴチョゴチョッてする芝居をして。ほんで挨拶して「うん」ってなって終わったから。もう、それ以上は楽屋にはおれないですよね?

(渡辺あつむ)そらそうです。

(東野幸治)それで出ていくんですけども。行きながら「たけしさん、紹介して? たけちゃん、紹介してよ? たけちゃん、たけちゃん……もう閉まっちゃうよ? たけちゃん、たけちゃん……あーあ」って(笑)。いやー、とか思いながらも。「ああ、あの方なんだ」みたいな。なんかドキドキしたというか。「ああ、そうなんやな。幸せそうやな」って思いましたけども。

TVer『行列のできる相談所』世界の北野武監督と西島&加瀬&大森南朋が集結!

(東野幸治)ほんで、『首』の方は面白いですよ。木村祐一がめちゃくちゃ出てます。木村祐一……加瀬亮くんが織田信長なんです。で、たけしさんが秀吉なんです。で、本能寺の変のあのへんのところまで一気に行くんですけど。それがメインの主役なんですけどね。顔的な感じで。で、なんか大森さんはたけしさん、秀吉の弟なんかな? 常にニコイチみたいな感じでいてて。で、たけしさんのアドリブっぽいところもあって。で、なんか浅野忠信くんと大森くんがなんか変な、クスクスッて下を向いて笑っているみたいなのも使われていて。「あれ? これ、どこまであれなんやろう?」って。俺、事前にDVDをいただいて。「見てください」って言われて見たからあれなんすけど。

で、それがメインなんですけど。と、言いながらも、実は裏主役は木村祐一と中村獅童なんですよ。これ、見ながら「うわっ、すげえな。これ、木村祐一は……カンヌとか行ったらよかったのに」ぐらいの出方なんで。ちょっとぜひぜひ皆さん『首』、面白いんで見てほしいと思います。

<書き起こしおわり>

鈴木もぐら ビートたけしに「あんちゃん、本物だね」と言われた話
空気階段の鈴木もぐらさんが2023年11月20日放送のTBSラジオ『空気階段の踊り場』の中で『行列のできる相談所』で大好きなビートたけしさんと共演した際の模様を紹介。北野映画についてたけしさんに質問した際に「あんちゃん、本物だね」と言われたエピソードを紹介し、大喜びしていました。
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