石山蓮華さん、でか美ちゃんさんが2023年11月14日放送のTBSラジオ『こねくと』の中で映画『ナイアド ~その決意は海を越える~』について町山智浩さんと話していました。
(石山蓮華)ということで先週は『ナイアド ~その決意は海を越える~』をご紹介いただきまして。石山もでか美ちゃんも見まして。あの、強い女、かっこよかったです。
(でか美ちゃん)ねえ。かっこいいけど、友達じゃなくていいかなと私は正直、思いました(笑)。やっぱり、なかなかパンチのある内面をされてるんで。
(町山智浩)ねえ。ナイアドさんはダイアナ・ナイアドさんっていう人なんですけども。キューバからフロリダに単独で泳ぐという記録を打ち立てた人なんですけど、とにかくわがままな人でね(笑)。一番ひどいなと思ったのは、嵐の夜に決行しようとして。「みんな、死ぬぞ!」とか言われてやっとやめるっていうね。
(でか美ちゃん)ただ、それがゆえのカリスマ性っていうのもすごい感じたし。やっぱりなにより、実話っていうのが面白いですよね。
(石山蓮華)そうですね。なんか、2人の関係性っていうのが既存の枠にはめきれない感じが、すごいプリキュア。強い強いおばあちゃんプリキュアみたいな感じで。
(町山智浩)ああー、そんな感じですよね。
(でか美ちゃん)たしかに、プリキュアっぽかったな。
おばあちゃんプリキュア的な2人
(町山智浩)その相棒はジョディ・フォスターさんが演じてる人で、実在の人物なんですけど。この2人ともレズビアンなのに、恋愛関係としては成立してないんですよね。この2人は。でも何か知らないけど、2人を結びつけていて。その、恋愛とか性とかを超えたすごい友情で結びついているこの2人の話で。で、一番泣けるシーンがおかしくて。言わないですけど。一番泣けるシーンで、横にいるおっさんが泣いているっていう(笑)。
(でか美ちゃん)アハハハハハハハハッ! あれは、そうですね。あれがすごいリアルだなと思って。「あなたが泣くんですね?」っていう感じがあって(笑)。
(石山蓮華)そうそうそう(笑)。
(町山智浩)でも、あれをやっちゃったために、要するに単独での遠泳として認められなくて、記録を剥奪されちゃうんです。
(石山蓮華)そうなのか!
(町山智浩)だから結構、あのシーンは問題のあるシーンだけど、実話はなんで。しょうがないんですけどね。
(でか美ちゃん)なるほどね。本当に嘘偽りなく描いたという。
(石山蓮華)『ナイアド ~その決意は海を越える~』はNetflixで配信中です。
(町山智浩)言うの、忘れていた。この人63、4歳でその記録を打ち立てたんで大変な話題になった人です。60歳超えてからやろうとし始めてるんで、まあすごいですよ。僕もね、61なんで。なにかやんなきゃなんないかっていうので追い詰められた気持ちになる映画でしたね(笑)。「なにをやるんだ?」っていうね。
(石山蓮華)いや、面白かったです。
<書き起こしおわり>