渡辺志保さんとDJ YANATAKEさんが2023年10月23日放送のblock.fm『INSIDE OUT』の中でヒップホップフェス『AH1』でBAD HOPが急遽、出演をキャンセルした件について話していました。
（DJ YANATAKE）それでさ、ちょっと時間がなくなってきて長くしゃべれないんですけども。スルーするのもあれかなと思って。その後、日曜日か。愛知県の常滑市で『AH1』っていう……もう東京とかだけじゃなくて、すごい大型のヒップホップのフェスが大阪とかでもやってますけど。その『AH1』っていうフェスがあって、それがすごいタイムラインにいっぱい流れてきて。「おっ、めちゃくちゃ入ってるじゃん！』って。この間の『THE HOPE』もすごかったですけども。
で、最後の方までめちゃくちゃいい感じて見てたけど、ちょっと最後にね、BAD HOPが1時間経っても出てこなくて。「機材トラブルで中止です」みたいなアナウンスがあったみたいですけど。なんか結果、今日とかいろいろSNSとか追いかけてる範囲でしか僕も知らないですけど。ちょっとね、出演者同士で揉め事があったということで、残念ながらBAD HOPの出演が中止になったと。
急遽、出演がキャンセルに
（渡辺志保）いやー、本当にね。BAD HOPがね。いやー、私も本当に何も知らないっていうか。タイムラインを見て「あちゃー」っていうぐらいのことしか知らないから、何とも言えない感じですけど。でもまあ、今年はヤナさんがおっしゃる通り、本当にたくさんの大きなイベントがあって。年末にかけてもいろんなアーティストの……たとえばさっきのKEIJUくんの話じゃないけど。ワンマンライブがあったりとか、オムニバスイベントがあったりとか。で、言うたら来年2月にはBAD HOPは東京ドームの公演も控えているわけだし。なんかどうにか丸く収まらないものかと。
（DJ YANATAKE）でもやっぱり歴史的に見ても、アメリカとかを見てもさ、どうしてもこういう……まあ、ヒップホップとかだけじゃないにしても。やっぱり音楽とかをやっていても、そういうのじゃないところで争いみたいなことっていうのはなくならないもんだったりするんですけど。でもBAD HOP、残りあと何回見れるか？ みたいなところで追いかけていったファンの子もすごいたくさんいると思うんで。そういう子たちはすごくかわいそうだったし。でも、無事にね、この先ちゃんとうまく東京ドーム公演がね、進むようには絶対にしてほしいし。俺も行きますし、あれなんですけど。
（渡辺志保）そうですよね。
（DJ YANATAKE）それで今、出回っている動画だけしか俺は見てないんですけども。あれだけ見ると、もうどっちが悪いみたいな見え方になっちゃうんだけど。でも、必ずしもそうじゃないっていうか。たぶんこの前置きというものも、きっと俺らの知らないところでいろいろとあるはずだし。「曲であいつがああいう風に言ったから」とかだけじゃない、もっとたぶんいろいろ複雑な時系列とか、いろいろとあるはずなので。
（渡辺志保）そうだと思いますよ。
出回っている動画以外にもいろいろな事情があるはず
（DJ YANATAKE）あれはなかなか衝撃的な映像で。それがSNSとかで今、すごく拡散されちゃってますけど。実際にもみ合ってるシーンみたいなのがね。なんですけど、あれだけでジャッジせず。でも、我々は事の成り行きを見守ることしかできないですけど。ちょっとこれ以上の大事にはならずに、それぞれのアーティスト活動を我々はサポートできるようなことがしていければいいなと思ってます。
（渡辺志保）そうですね。ポジティブな形でね。たぶんそれぞれ皆さん、背負ってらっしゃるものとかもあるだろうしね。アーティストの方もね。そうそう。というようなことをちょっと考えながら……ただ、本当にちょっとバイオレンスなところであるとか。アメリカでもね、ヒップホップのフェスでアーティストが刺されて亡くなったりとか、そういう事件がありますけれども。私は日本のヒップホップのシーンはそうじゃないところがいいなって思っていて。まあ、別にみんながみんな、仲良しこよしってわけではもちろんないし。別にそうしておけばいいっていうわけでももちろんないんですけども。インディペンデントのアーティストがそれぞれのやり方で、プライドを持ってやって、でかいステージに立ってるっていうのが私はすごく素晴らしいところだなっていう風に思っていたのでね。
（DJ YANATAKE）別にこれ、アーティスト本人たちだけの責任でもないし。絶対的にあんだけ入ったフェスなんて、最高に決まってるわけじゃないですか。「めちゃくちゃ楽しかった」で終わることが一番いいわけで。なんか、やっぱり血気盛んな子たち、人気もある子たちをそこに、同じ場所に集めるところまで行ったんだから、もっと裏の……まあ動線ひとつですけど。うまいやり方はなかったのかな？って思うこともあるし。自分が今度、そのイベントを大なり小なり、やる側にもなることもあるわけで。なんかやっぱり、もっとそういう本当に細かいところまでね、もっとケアしていかなきゃいけないなっていう感じがしますね。
（渡辺志保）配慮というかね。うんうん。そうですね。もう本当にね、なんとかこれ以上の惨事にはならぬことを祈るというかね。そんな感じでございますかね。
（DJ YANATAKE）はい。
＜書き起こしおわり＞