宇多丸 新番組タイトル『アフター6ジャンクション2』を発表する

宇多丸 新番組タイトル『アフター6ジャンクション2』を発表する アフター6ジャンクション

宇多丸さんが2023年8月29日放送のTBSラジオ『アフター6ジャンクション』の「やっぱり“2”の方が絶対いいに決まってるのが現状」の最後に番組の時間帯引っ越しと新番組タイトル『アフター6ジャンクション2』を発表していました。

(宇多丸)プレステ2。2000年発売なんですね。この間、セガゲームの『セガハード戦記』っていうのをやりましたけども。ある意味、プレステ絶対勝利を決めたのはプレステ2で。それはやっぱり「DVD再生機でもある」ってことなんですよ。DVD普及期とも一致していて。もう圧倒的に画もいいし。あと、DVDはVHSに比べてソフトも安かったみたいなのもあって。まあ、僕もこのタイミングでDVD、爆買いしましたから。それで「まずはDVD再生機として買おう」ということでプレステ2を買った人、すごいいましたから。

(簑和田)『マトリックス』のソフトがすごいバーン!って押し出されてね。

(宇多丸)そう。ちょうど! キラーソフトとセットでね、あれするっていうのがあったかな。ということでプレイステーション2ですよ!

(簑和田)最高っすね!

(一同)(拍手)

(宇多丸)ということで、皆さん、おわかりいただけただろうか。やっぱり2が最高ということで。

(宇垣美里)結局ね、2やんっていう。

(宇多丸)1がよくても、そのよりよい2ってのは1をも輝かせるっていうか。全体の完成度を高める2にもなりうるってことで。おわかりいただけただろうか?っていうことなんですよね。ということですね、Wプロデューサー、そして宇垣さんと私でお送りしてきたこの「やっぱり2の方が絶対いいに決まってると言わざるを得ないのが現状」特集なんですが。なんでこんなにね、1日かけて「2だ、2だ」って言っているのか?

(宇垣美里)先週から言っていましたからね。

(宇多丸)なぜ先週から言っているのか? お察しのいい皆さんならね、察せただろうと。昨日の夜にもね、ちょっと大きな発表あったはずですから。もう昨日の夜から24時間、ありますから。もうさぞ大騒ぎになるんだろうなって思っていたらね、全然誰も気づかない。なんだ、この察しの悪さは?

(宇垣美里)びっくりしちゃった。

(宇多丸)どういうことなんですか? ということでね、なんで「2、2、2……」って言っていたのか? なんで2の方が絶対いいのか?っていうことです。この番組の今後に関わる大発表をこれから行うからでございます。いいですか? 皆さん、心の準備はいいですか? いいですか? この『アフター6ジャンクション』、2018年4月から放送してまいりました。6年間やっております。『アフター6ジャンクション』、まずは10月から、放送時間が変わります!

(宇垣美里)ダダーン!

(宇多丸)それに伴い、なんと番組名が変わります!

(宇垣美里)な、なんだってー!?

(宇多丸)アフター6……6時以降。6時スタートですから。でも、時間が変わるならまんまっていうわけにもいかねえな、みたいなことでね。ということで……皆さん、『アフター6ジャンクション』、慣れ親しんでいただいて。「アトロク」なんてね。この親しんだタイトルともおさらばですよ。でも、時間帯が変わるんでね。これはしょうがない。名前に時間帯が入っているから。しょうがないんですよ。ということで、気になる新番組の名前を発表いたしましょう……『アフター6ジャンクション2』!

(宇垣美里)イエーイ! よいよい! よい!

(宇多丸)よいしょー! 2でしょう? 2です!

(宇垣美里)やっぱり2です!

(簑和田)2ですよ!

(宇多丸)どう考えても2でしょう? そんなもん。

(簑和田)これしかないんです!

(宇多丸)1作目、だってそれは駄作でしょう?

(宇垣美里)いやいや、駄作じゃないけど(笑)。

(宇多丸)今の俺たち(笑)。まだあと1ヶ月あるから。ということで、『アフター6ジャンクション2』として我々、生まれ変わるといいましょうか、時間帯が変わることになったんですね。ちょっと時間帯のことを先に言いましょう。時間帯がですね、「一旦」と言わせてください。

(宇垣美里)一旦ね!

(宇多丸)一旦、夜の10時から11時半。90分間。一旦、90分間。

(宇垣美里)「一旦」っていうのは?

(宇多丸)ああ、いいです、いいです! 「一旦」は「一旦」ですよ。「一旦以上は言うな」と言われてますんで。で、夜10時から11時半ということで。で、6時から9時で『アフター6ジャンクション』って言っていますけども。でも10時から11時半だろうがね、ぶっちゃけ6時以降であることには変わりはないですから。間違いじゃない。アフター6はアフター6。

(岩﨑友明)「6周年以降」でもありますからね。アトロクの。

(宇多丸)ああー、上手い! それはでも7年、8年も全部、「6年以降」ですよ(笑)。でもね、我々もね、プロデューサー2と一緒にですね、タイトル会議をしましたよね。「新番組、どうするんだ?」って、いろんなことを言ったよ。「アフター10」だとかなんとか、いろいろと言った。一番最後まで残った候補をね、皆さん、ちょっとお教えしましょうか? 『アフター6ジャンクション ファイヤーブースト』(笑)。

(簑和田)フハハハハハハハハッ!

(宇垣美里)焼け野原?(笑)。

(簑和田)割りと真剣に悩みましたね。

(宇多丸)っていうか、俺はもう9割『ファイヤーブースト』で進めていた。

(岩﨑友明)宇多丸さんの推しがすごいかった(笑)。

(宇垣美里)かっこいいから。

(宇多丸)あと、やけくそ感。「俺たちはもう、もう怒った! もう怒ったぞ、この野郎!」って。

(岩﨑友明)「やったるで!」ってね。

最後まで残った候補『ファイヤーブースト』

(宇多丸)で、『ファイヤーブースト』って言ってたんだけどさ。まあ、ちょっとほら、それこそこの間のハワイのあれじゃないけど。火回りの事件なんか、毎日やっていれば起こったりもしますから。そういうことを考えると、これはよくないなということで。そこでふっと出てきたのが木曜ディレクター津野くんの……津野くんはこれが選ばれるとは全く思ってなかったみたいけど。「『アフター6ジャンクション2』でいいんじゃね?」っていう。

(岩﨑友明)津野ディレクターは「数字が二つ、入っていて意味がわかんない」とか言っていましたけども。

(宇多丸)いいですよね。

(宇垣美里)たしかに(笑)。

(宇多丸)あと「アトロク」っていう略称がやっぱりね、せっかく我々も慣れましたし。だから「アトロク2」ですよ。「アトロク2」!

(宇垣美里)やったー!

(宇多丸)よいしょー! で、一旦90分。夜10時から11時半ですが、実はですね、曜日もですね、ちょっぴり変わります。いいですか? 月曜から木曜の夜10時から11時半ということになるわけなんですね。

(宇垣美里)えっ、1曜日、減ってしまいましたね。

(宇多丸)「あれ? 1曜日、減るな? あれ? どうすんのかな?」って。

(宇垣美里)えっ、山本さん……あれ、最後の山本さんだったの?

(宇多丸)なんで「山本さん」って言うんですか?(笑)。別にそこで山本さんがどうこうなんていうことは……よしんば、その1人なにかだとしてもさ、なんで山本さんが……おかしいでしょう、それは?(笑)。

(宇垣美里)いやいや、金曜日がなくなるから……って思ったんですけども。

(宇多丸)いやいや、これも一応ね、調整中ですけど。もちろん言うまでもなく、『アフター6ジャンクション』、この6年間で何が一番大きな財産かといえば、これは曜日パートナーの皆さんですから。

(宇垣美里)あたいたちはファミリーだ!

(宇多丸)もう、俺は辞めてもパートナーには辞めてほしくないんで。そんぐらいの気持ちで行きたいんで。調整中ではありますが、基本的にはその方向で……ご安心ください。調整中です。「なんで言えないんだ?」っていう話ですよ。

(宇垣美里)でも、みんな頑張ってるってことですね? みんな頑張っているし、みんなも「いたい」って思ってるよっていう。

(宇多丸)そうですよね。ということでひとまずは、そういうことになるわけですね。

(宇垣美里)私はもう、しがらみがないので。

(宇多丸)宇垣2はもうね。宇垣1であれば、これはわからなかったけども。

(宇垣美里)宇垣2はすごい自由だから、全然いる。

(宇多丸)宇垣2はもう100パーということでよろしいですか?

(宇垣美里)何を薙ぎ払ってでも行く(笑)。

100%確定の宇垣美里2

(宇多丸)ありがとうございます。ということでね。ただやっぱりね、『アフター6ジャンクション』ももちろんね、あれはあれでいい番組だったけどさー。

(岩﨑友明)否定するの、早いっすよ(笑)。

(宇多丸)あれはあれでいい番組だったけどさ。ぶっちゃけ、やっぱり2の方が最高と言わざるを得ないのが現状でしょう? これは。それはそうよ。そういうことなんですよ。皆さんね。ということで、10月からなんでね。他のTBSのね、いろんなお引っ越しも……ちなみにいろいろね、「一旦90分」とか、あと「1曜日減っている」なんて言いますけど。我々その分ね、座して待つ人間だとお思いですか? その分使って大変な……もうあなたのお宅に伺って。

(岩﨑友明)ええっ? そんな企画の話、しましたっけ?(笑)。

(宇多丸)残りの日にちであなたの家に直接伺い……(笑)。

(宇垣美里)それは困るだろう(笑)。

(宇多丸)等の企画も企画も可能であるというようなスケジューリングということで。

(宇垣美里)たしかに、より自由度はね。

(宇多丸)いろんなことが余計にできるようになったということで。なのでこれは朗報と言わざるを得ないのが現状なんですよね。

(宇垣美里)パワーアップでございます。

(宇多丸)うん。よいしょ、よいしょ、よいしょー!

(宇垣美里)やったぜー!

(一同)(拍手)

(宇多丸)ということですよ。皆さん、おわかりいただけただろうか? 全く気づいてねえからな。察しが悪すぎる。

(宇垣美里)「2」とか「引っ越し」とか言ってたのに。

(宇多丸)あ、「引っ越し」。よくぞ言ってくださいました。私、昨日渡部峻アナウンサーとね、やっていて。渡部峻くんが引っ越しがすごい好きだって言っていて。「へー。引っ越しなんて面倒くさいけどね。でも、気軽に引っ越しする人って、憧れるな。いいね、引っ越し特集でも今度、やろうか?」なんて言って。番組の最後の最後のところでナベシュンに「今度、引っ越ししたらまた来てね」って。こう言ったんですよ。

(宇垣美里)しびれるぅ!

(宇多丸)伏線ですよ。あの、言ってから気づいた(笑)。

(宇垣美里)アハハハハハハハハッ!

(宇多丸)ということで『アフター6ジャンクション2』もお楽しみにしてください。「やっぱり“2”の方が絶対いいに決まってるのが現状」特集でした。よいしょー!

(宇垣美里)やったー!

(中略)

(宇多丸)ということで、2についてメールが来ています。「宇垣さん、宇多丸さん、2への昇格、おめでとうございます。今まで駄作のパート1を5年も6年も聞かされたこっちの身にもなってください」。

(宇垣美里)おい、やめろや! おいおいおい!

(宇多丸)「待っていましたよ、2! 楽しみにしております」(笑)。

(宇垣美里)やめんかい!(笑)。

(宇多丸)あと1月、やるんよ(笑)。

(宇垣美里)お家、行くぞ?(笑)。

(宇多丸)でも俺、10月で2になったら、いろんなことを言うよ? 平気でいろんなこと、言うよ?(笑)。

(宇垣美里)1の時の恨み、つらみを。

(宇多丸)恨み、つらみっていうか、過去の否定ですよね。

(宇垣美里)冷静に「あれって、こうだったじゃん?」っていうのを言えるようになるっていう。

「2になったら平気でいろんなことを言う」(宇多丸)

(宇多丸)っていうか、常に今とか未来の方がいいんですから。我々、そういうことですから。「前が悪かった」っていうわけじゃないんですよ。あと1月、あるんでね。1を愛でていきましょう!

(宇垣美里)フゥーッ!

<書き起こしおわり>

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