田中みな実さんが2023年6月19日放送のTBSラジオ『田中みな実あったかタイム』の中で愛用しているコスメブランド・アンプリチュードが終了することについてトーク。「自分にとって本当に死活問題だ」と話していました。
(ジェーン・スー)私だってさ、いい服も持ってるし、いい靴も持ってるし、いいカバンだって持っているわけ。昨日、自分の顔を久しぶりにストーリーズに上げて、Twitterにも上げて。「スーさん、その口紅の色、すごく素敵。どこのですか?」ってのがどっちにも来たわけ。インスタにもTwitterにも。あの……メンソレータムだよ。色付きメンソレータム。「お前ら、ちゃんとしている時に聞いてこい!」っていうさ。
(田中みな実)フフフ(笑)。
(ジェーン・スー)あと「その服、素敵ですね。どこのですか?」も絶対、100%ZARAの時。
(田中みな実)いいじゃないですか。
(ジェーン・スー)いいんだけど。私は他の服も持ってるわけ。だけど「それ、どこですか?」って。「そのアイシャドウ、どこのですか?」の時は、クリスチャン・ディオールも持ってます。シャネルも持ってます。でも、聞かれる時はキャンメイク!
(田中みな実)いいじゃないですか。それを知りたいんですよ。
(ジェーン・スー)いいんだけど……なんつーの? もう50だぜ? わかる?
(田中みな実)そうね(笑)。うん。ちゃんとデパコスも持ってるよ!っていうことですよね?
(ジェーン・スー)そう! で、そういう時に聞いてほしいんだけど、誰も聞いてない。
(田中みな実)そういうもんだからね。
(ジェーン・スー)でもさ、めっちゃさ、みな実買いとかみな実売れとかみたいなこと、さんざん言われるじゃない?
(田中みな実)ねえ。ありがたいことに。今はわからないですけども。
(ジェーン・スー)いや、まだまだあるよ。
(田中みな実)あります?
(ジェーン・スー)でも怖くならない? 「これ、使ってます」って紹介したらブワーッて。
(田中みな実)まあ、私はきっかけにすぎないと思ってるので。商品自体がいいから売れるのであって。知られてなかったりするものに、ちょっときっかけを作っているだけ。だからそこから先は、使ってみていまいちだったら売れないに決まってるし。
(ジェーン・スー)まあ、そうだね。おっしゃる通り。
(田中みな実)だから、それはもうブランドさん、メーカーさんの力ですよ。
(ジェーン・スー)なるほどね。相変わらずでも、あれね。コスメだったり美容だったりはやるけど、自分のブランドを出すのはやらないのね。
(田中みな実)やらないです。
(ジェーン・スー)そのへんのビシッと線引きしているのはすごいね。
(田中みな実)ただ、私が大好きなアンプリチュード(AMPLITUDE)っていうブランドが……。
(ジェーン・スー)なくなんべ?
(田中みな実)そうなんですぅー!
(ジェーン・スー)あれ、早かったね? 3年ぐらい?
(田中みな実)いや、もうちょっとかな。アンプリチュードとイトリン(ITRIM)っていうブランドが二つとも、なくなっちゃうんですよね。
(ジェーン・スー)うん。
(田中みな実)で、私はアンプリチュードファンデーションを使い始めてから、すごく「肌が綺麗」って褒められるようになったんですよね。
(ジェーン・スー)あれ、RUMIKOさんのところだよね?
(田中みな実)そうなんです。RMKを立ち上げられたそのRUMIKOさんが作ったアンプリチュードっていうブランドなんですけど。そこのファンデーションがなかったら私、生きていけないわけ。
(ジェーン・スー)困るね!
アンプリチュードのファンデーションがないと生きていけない
(田中みな実)もう本当に死活問題なの。とりあえず、ストック買いをしたんだけど。でもさ、やっぱり未開封でも2年とかじゃない? 商品って。
(ジェーン・スー)まあ、そうだね。
(田中みな実)だからどうしようと思って。2年後、どうやって生きていこうかと思って。
(ジェーン・スー)2年後にはまた、なんか新しいのが出てるんじゃないの?
(田中みな実)だからね、願わくば本当にRUMIKOさんと一緒にファンデーションだけ作りたい。
(ジェーン・スー)「すいません! RUMIKOさん、ちょっとなくなっちゃうと困るんで!」って?(笑)。
(田中みな実)そう。だからちょっとそれは本気で考えてるんですよ。あとコンシーラー。ベースメイク系を作りたいなっていう気持ちはある。
(ジェーン・スー)私がいつも「あなた、肌綺麗ね」って言うと「いや、そう見えるようにやってるんですよ」って言ってるもんね。
(田中みな実)そうなんです。アンプリチュードのファンデーションが優れているところは「00番」っていう色があって。00は一番明るい色なんですけれども、でも他社さんは必ず黄味とか、なんかそこに色が乗っかるんですね。一番明るいでも。それが一番使いやすいからなんですね。でもRUMIKOさんって結構プロ仕様のものを作られる方なので、00番が顔料をほとんど使ってなくて、本当に色が明るいだけなのね。だから、実はカバー力とかもそんなになくて。だけど、明るいんですよ。だから塗ってる感がなく、透明感をグーン!って出せるのがアンプリチュードの00番なんです。
(ジェーン・スー)QVCに行ったらもう1億個売れるわ!
(田中みな実)でも、本当にそうなの。だからなくなってしまうのがもう悲しくて悲しくて。アンプリの他の色番……10番とか20番、30番、40番は他のブランドさんに近しいものはあるかもしれない。だけど、00はマジでどこにもない!
(ジェーン・スー)00は何に使うの?
(田中みな実)00を私は混ぜているんですよ。
(ジェーン・スー)ああ、他のものに?
(田中みな実)00だけだと当然、明るいし、カバー力もないから。だから00と、たとえば私だったら40。
(ジェーン・スー)結構深いぐらいじゃないですか。
(田中みな実)でもね、これも別に00、10、20、30、40って明るいから暗い順番っていうよりも、30と40っていうのは色味がちょっと違うんですよ。ピンク系なのか、ちょっと黄味なのかっていう。だからそれはまた違うので。単純に色の差っていうことでもないんですよ。だから私は00と40を合わせてるのは、黄味を極力排除した配合なんです。
(ジェーン・スー)なるほどね。くすみが飛ぶような感じにしたいわけですね。これ、男性の方は何を言っているのかわからないと思うんですけども。これはですね、プラモデルを塗る顔料の会社が潰れる話と思ってください。プラモのこの質感を出すには、ここの顔料じゃないとダメだっていうところに、その会社が潰れるって言うので、ストック買いしたっていう話です。
(田中みな実)死活問題やで! そう。そういうことなんです。もう本当に、山のように買いたいんだけど。別にたくさん買ったところでね。
(ジェーン・スー)そうだね。でも2年後にはもっと新しい技術が出てると思うから。
(田中みな実)いやー、RUMIKOさんが作ったものじゃないと嫌!
(ジェーン・スー)でもRMKからアンプリチュードまで長かったからね。
(田中みな実)そうね。だからもう「私と組んで!」ってお願いしたいです。RUMIKOさん、どうかこの放送を聞いていてください!
(ジェーン・スー)絶対にそれよりも直接、あなたがよくやってる美容雑誌とかで話す方が早いですよ。
(田中みな実)そうね。
(ジェーン・スー)っていうか、本当にそこまでこだわりがあるんだったら、本当にちゃんと作った方がいいと思うけど。ただ大きい資本と一緒にやると、最終的に……まあ、ここからは私の完全なる邪推ですけど。なぜそういう新しいブランドが終わっていくのか?っていう話になっていくと思うので。そのコストだったりとかさ、こだわりだったりとかってことになってくると思うので、大変だけど。
(田中みな実)でも私がほしいものって、そのオリジナリティがあるものじゃなくて、復刻なんで。だから復刻で限定で蘇らせてくださいっていう。
(ジェーン・スー)ああ、復刻屋。すごいね。それ、いいね。新しい商売。
必要なものを復刻させたい
(田中みな実)お願いをして。そうすると、需要がどれくらいかがわかって。もしかしたら復刻からの定番になるかもしれない。
(ジェーン・スー)そうだね、そうだね。ああ、それいいじゃん!
(田中みな実)でしょう?
(ジェーン・スー)それ、みんな乗るよ。
<書き起こしおわり>