渡辺志保さんとDJ YANATAKEさんが2023年7月31日放送のblock.fm『INSIDE OUT』の中でトラヴィス・スコットの最新アルバム『UTOPIA』についてトーク。その第一印象を話していました。
(DJ YANATAKE)こっちもいろんなことあったんだけどさ。フジロックのBADHOPがバンドセットでやったりとかさ。
(渡辺志保)そうね。Lizzoもやってね。
(DJ YANATAKE)僕もLANAちゃんのツアーの最後があったりしたんですけども。ちょっとね、少しだけやっぱり話さなきゃいけないアルバムがございますよね?
(渡辺志保)そうなのよ。先週の金曜日、7月28日にやっとトラヴィス・スコットの『UTOPIA』が出たということで。この番組でもちょっと話したけど、あのエジプトのリリースパーティーはキャンセルになってしまいましたね。
(DJ YANATAKE)やっぱりね(笑)。
(渡辺志保)残念ですね。なんか設営上の問題みたいな感じでね。まあ「やっぱりな」って感じなんですけど。どんな絵になるのか、ちょっと見たかったけど残念っていう感じでしたね。
(DJ YANATAKE)それこそニューヨークでリリパみたいなのをやっていたよね? それには行かなかったんですか?
(渡辺志保)間に合わなかったの。私が立つ日だったの。羽田から飛行機に乗る日だったんですよ。だからワンチャン、ビヨンセのライブとか……今からかけるんだけど。『UTOPIA』の中にビヨンセとの曲が入っていたから。なんかあるのかな? とか思ったけど、なかったですね。そういうサプライズゲストはなくて。ただのブルーアイビーちゃんはしっかり見ました。娘さんね。
(DJ YANATAKE)ああ、なるほどね。
(渡辺志保)そういうのもあって、『UTOPIA』がリリースされましたと。で、やっぱりすごい最初の滑り出し……Spotifyの再生回数とか、歴代の。
(DJ YANATAKE)記録なんでしょう?
(渡辺志保)そうそう。トップ5に入る再生回数記録とかも出してたし。やっぱりみんなの期待っていうのは相当なものだったんだろうなっていう風には感じたし。
(DJ YANATAKE)ねえ。あの事件があってから、どうなるかみたいな心配もあったけども。ちょっといろいろ準備を重ねて……。
(渡辺志保)で、ちょうどというか、裁判所がね、あのアストロワールドの事件においてはトラヴィス・スコットの責任は問わないという判決も出て。いろんなタイミングが、どこまでを狙って計算してたかはわからないですけど。やっと『UTOPIA』が出たと。で、私もちょと、アメリカに行くとかもあってバタバタしてて。全然細かく聞いてはいないんだが……。
(DJ YANATAKE)ファーストインプレッションとしては?
(渡辺志保)でもやっぱり、新しいトラヴィス、新しいトラヴィス・スコットのサウンド、新しいトラヴィス・スコットのラップみたいなものを生み出したいんだっていうような気持ちはすごい感じたかなって思ったのと。あとピッチフォークとかが結構、カニエ・ウェストの『Yeezus』と比較している記事なんかもあって。
Kanye West『Yeezus』感
(DJ YANATAKE)そうそう。俺はね、本当に思った。カニエみを感じまくりました。
(渡辺志保)そうそう。あとね、アートワークの非常にダークな感じであるとか。
(DJ YANATAKE)そうだな。カニエみっていうか、カニエの裏にはトラヴィスがいたっていうところもあるしな。
(渡辺志保)まあね。あるとは思うんですけど。
(DJ YANATAKE)でも本当『Yeezus』らへんはすごい彷彿とさせる場面がいっぱいあったな。
(渡辺志保)ちょっとエクスペリメンタルな感じだったり。ちょっとプログレっぽいところを取り込んでいたりとか。あとビートスイッチの感じであるとか。あとね、リリックの中でもアストロワールドの事件についても触れている一節もあったりなんかしますので。ちょっとこれから私もより精査して聞いて、もしお時間があれば、また来週そのトラヴィスの話なんかもしたいなと思っております。
(DJ YANATAKE)そうですね。そうしましょう。
(渡辺志保)というわけで、ちょっと冒頭散々ビヨンセの話で引っ張っちゃったので。トラヴィス・スコットの『UTOPIA』からこの曲を届けしたいと思います。『DELRESTO』。
Travis Scott, Beyoncé『DELRESTO (ECHOES)』
<書き起こしおわり>