KREVA OZROSAURUS『Players’ Player』を語る

KREVA OZROSAURUS『Players' Player』を語る アフター6ジャンクション

KREVAさんが2023年7月19日放送のTBSラジオ『アフター6ジャンクション』の中でOZROSAURUSさんの楽曲『Players’ Player feat. KREVA』についてトーク。制作に至った経緯やリリックに込めた思いなどを話していました。

(日比麻音子)TBSラジオをキーステーションにお送りしております『アフター6ジャンクション』。今夜は宇多丸さんがお休みということで、代打パーソナリティー、KREVAさんとお送りしております。よろしくお願いします。

(KREVA)はい。KREVAです。お願いします。

(日比麻音子)さあ、ここでもう1曲、KREVAさんの曲を聞きたいと思うんですが。「ぜひ」ということで番組構成作家の古川さんにも入っていただいております。

(古川耕)はい。番組構成作家の古川です。元々、ヒップホップのライターもしていたということもあって今日、KREVAさんお迎えするのであれば、この曲に関しては絶対に聞かないといけないと思っていたことがありまして。これからおかけする曲は、先に言ってしまうとOZROSAURUSの『Players’ Player feat. KREVA』という曲なんですけども。これが7月5日にYouTubeでまずね、ビデオが出て。もう大騒ぎになったんですよ。僕の周りでも。で、とにかくすごい曲ができたと。まず、率直にこの曲はどういう気持ちでKREVAくんは作られたんですか?

(KREVA)気持ちで言うとOZROSAURUS、MACCHOっていうラッパーなんですけど。「曲をやろう」って言われた瞬間にこのくらい話題になるとか、ここを10年くらいで一番話題になるような曲になるだろうなとか、いろんなことが一瞬で見えて。「やらなきゃいけないな」っていう気持ちと、それからMACCHOと実際に会って話して。

(古川耕)ああ、話したんですか?

(KREVA)もちろん話をして。そこで「これはますます、しっかりかまさなきゃいけないな」っていうのを感じましたね。

(古川耕)まあKREVAくんとMACCHOくんの間にどういうストーリーがあったかっていうのはちょっとここで僕が説明するのもあれなんで。皆さん各自、いろいろ調べていただきたいんですが。なんだろうな? 今、「ラップのバトル」って言った時にぱっと聞いて皆さんが想像するのは、いわゆるMCバトルとか。ああいう1分間とか、何小節とかで即興でフリースタイルで戦い合うっていうイメージがあると思うんですけど。そうじゃない形でのラップのバトルっていうのがやっぱりあるわけですよね。

(KREVA)ああ、はい。

(古川耕)この曲は僕はまさに2人が楽曲上、同じ曲なんですけども。明らかに僕はバトルをし合っているし、そして高め合ってると思ったんですね。これは実際の録音はどういう風な順序で進んでいったんですか?

MACCHOが先に録ったバース

(KREVA)MACCHOが先に録ってバースを送ってきて。それで結構、「いついつまでに送ります」っていう期日よりはだいぶ遅れてやってきたんですね。だから相当、時間はかけてたんだろうなっていうのは思いました。それで聞いて思ったのは、そのセルフボースティングって言えばいいんですか? 「自分が一番である」的な、ラップで言うところのセルフボースティングと、あとその2人の関係性のことを歌ってるバランスがすごくいいなと思ったんですよ。なんかシンプルな「すいませんでした」みたいな、そういうことでもないし。だからそこは自分もしっかりかまさなきゃいけないなっていうのは感じましたね。

で、『Players’ Player』っていう言葉があって。これはいろんな捉え方があるかもしれないけど。僕的に言うとサッカー用語で「Players’ Player」って言ったら、「MVP」っていうのは世間一般が決める「この人がベストだ」っていう感じで。あとは『Players’ Player』っていう賞があって、それは全選手の中で実際に体ぶつけ合って、削り合っている人たちが選ぶ「あいつがベストだ」っていう。それが「Players’ Player」っていうものなんですよ。

それで言うと、俺は歌詞でも言ってるけど、俺はMACCHOこそがPlayers’ Playerっていうか。ラッパー、同じビートに乗るってなったら相当心してかからないと食われる。だけど俺は絶対にMVPでPlayers’ Playerな自信があったから。世の中のみんなも認めるし、ラッパーも「あいつ、一緒にやったらやべえ」と思わせる自信があったから。そこはしっかり出していこうっていうのは思ってましたかね。

(古川耕)そう。だからこの曲って最初にまず、MACCHOくんがラップをするんですよ。で、これがもう割ととんでもないレベルのラップなんですね。

(KREVA)うん。人によっては「キモい」って言う感じの(笑)。「エグい」みたいな。

(古川耕)相当イレギュラーなフロウですね。本当に。ちょっとギョッとするようなフロウでラップをしてるわけで。「すごいな!」と思って。それに対してじゃあ、KREVAくんが次にどう返してくるのか?っていうのがやっぱり聞き手としては楽しみなんですよ。そこでKREVAくんがどういうラップを実際してきたか?っていうのを皆さん、注目して聞いていただけると、この曲のスリリングさ。そしてみんながなぜ、これだけ大騒ぎになったのかってのもわかっていただけると思います。

(KREVA)うん。アクロバティックなラップだと思うんです。MACCHOは。そこにやっぱり正統派で勝負を挑んで、勝ちに行くっていうか。そんな感じですかね。

(日比麻音子)じゃあ、そんな1曲をKREVAさんからぜひぜひお願いしたいと思います。

(KREVA)はい。OZROSAURUSで『Players’ Player feat. KREVA』。

OZROSAURUS『Players’ Player feat. KREVA』

(KREVA)ありがとうございます。

(日比麻音子)ありがとうございます。OZROSAURUSで『Players’ Player feat. KREVA』をお送りしました。すごい曲になったんですね。

(KREVA)この曲ね、本当にいろんなことを聞かれるんで。なんか自分で話してる動画を撮ろうかなと思ってるんで。なんかいつか公開するんで。楽しみにしててください。

(日比麻音子)9月18日、ライブでパフォーマンスを……。

(KREVA)そうなんですよね。俺、14、15と武道館でしょう? 18、これでしょう? 大変!

(日比麻音子)うわっ、忙しい!

(KREVA)夏が長い(笑)。

(日比麻音子)9月18日に横浜アリーナで開催されるOZROSAURUSさんのライブに客演ということですから。こちらも併せてチェックしてみてください。

(KREVA)お願いします。

<書き起こしおわり>

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