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松尾潔 Vivian Green『I Don’t Know』・SZA『The Weekend』を語る

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松尾潔さんがNHK FM『松尾潔のメロウな夜』の中でヴィヴィアン・グリーン『I Don’t Know』とSZA『The Weekend』を紹介していました。


(松尾潔)では、男女のデュエット3曲をご紹介したところでヒップホップの話題も出てまいりました。男性ヒップホッパー、ラッパー、DJ、トラックメイカー。いろんな人がいますけども、そんな人たちのバックアップを受けて世に出てきた。そしていま、活躍を見せている。そんなシンガーをご紹介したいと思います。まずはヴィヴィアン・グリーンですね。ヴィヴィアン・グリーンはもともと、出はフィラデルフィアのR&Bシーンから出てきて、そんなにヒップホップのイメージは最初は強くなかったんですけども、このところ、「音の科学者」ことクワメさんとのコンビで作品を作っております。『Get Right Back To My Baby』っていう曲、この番組でも贔屓にしていた曲なんですが。



まあクワメとのコンビネーションが大変に息が合っていると思いますし。クワメっていうのはもともとラッパーとして『Only You』なんて曲のヒットがある人なんですけども。



いまでは歌物のプロデューサーとしてすごく滋味深い曲を作ってくれるんですが。ヴィヴィアン・グリーンとの組み合わせはクワメにとっても大当たりでしたね。今回もそのコンビを継続しておりますでは、聞いていただきましょう。この夏にリリースされたばかりのシングル。クワメのプロデュースでヴィヴィアン・グリーン『I Don’t Know』。
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Vivian Green『I Don’t Know』


SZA『The Weekend』



2曲続けて女性シンガーの歌声をお楽しみいただきました。この季節にぴったりかと思います。ヴィヴィアン・グリーン『I Don’t Know』。これは先ほども申しましたが、音の科学者を自称してそのサウンドロゴを曲の頭に使うことでも知られておりますクワメという、もともとはラッパーとして人気を博したこともある、そんなプロデューサーが手がけておりました。冒頭でね、「あっ!」っと気づいた方も、そうですね。この番組のリスナーだと気づいた方も多いんじゃないでしょうかね。1980年代にイギリスから出てきて世界的な人気を博しましたアート・オブ・ノイズ。そこのメンバーのトレバー・ホーンという人が超ビッグなプロデューサーになりましたが。「トレバー・ホーンがいたグループ」と言われることも多いんですが、そのアート・オブ・ノイズの代表曲『Moments In Love』の「パパパパ、パパパパ……♪」というメロディーを上手く使っていましたね。



クワメのセンスとしか言いようがないですね。歪な美しさを求める男。静かな熱さを求めるクワメの面目躍如でございます。「面目躍如」って使ったの、今日2回目ですね。そしてもう1曲、続けてご紹介したのがSZAという女性シンガーです。この番組でははじめてご紹介しますよね。90年生まれですから、もう20代後半に入っていますが、今年大変に注目の存在になってまいりました。まあちょっと前から作品は出ていましたね。3、4年前から作品を。「面白いよ」という声はいろんなところで聞いてましたけども、今年グーンと浮上してきたのはやはりアルバムが評判になっているんですね。

Ctrl 6.9.17

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『Ctrl』という……パソコンなんかのキーでありますよね。「Ctrl」って。それがそのままタイトルになっているアルバムを出したSZAなんですが。曲は『The Weekend』でした。このSZAは「シザー」っていう発音がより正しいようですけども。この人はセントルイス育ちのシンガーなんですけど、なんでいま有名になっているか?っていうと、ケンドリック・ラマーっていう、チャンス・ザ・ラッパーあたりと並んでいま最も旬のラッパーがいますが。ケンドリック・ラマーが所属しているヒップホップクルー、TDEっていう集団がいます。Top Dawg Entertainment。そのTDEがはじめて契約した女性アーティストであり、はじめてのシンガーっていうことで話題になっているんですね。

まあ、そういったところ抜きにしても、この人は歌声もいいですし、あと歌詞の世界が面白いと言われていますね。そこはやっぱり、言葉が命のラッパーたちを抱えるTDEでデビューする意味合いもありますよね。言霊のちからが強い。人によっては「21世紀のエリカ・バドゥ」って言い切る人もいる、そんな存在です。「SZA」って書くんですけど、これ自体がウータン・クランというニューヨーク、スタッテンアイランドのヒップホップ集団がいますけども、そこのたとえば「RZA(レザ)」とかそういうメンバーがいますけども。その表記法に倣ってつけたという風に聞いていますから、もとよりヒップホップアティテュードは十分なんですが。

この『The Weekend』という曲なんかですと、「私はあなたに週末しか会えないかもしれないけど、その週末だけでも私はあなたを虜にしてみせる」みたいな、そういう強い激情型の……なんて言うんでしょうか? パッションみたいなものをね、上手くこのメロディーに落とし込んでいるという。なかなか技術が高いなと思いますね。作詞も歌もね。注目の存在です。SZAで『The Weekend』でした。

<書き起こしおわり>

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