松尾潔 Riplay『Status』を語る

松尾潔 Riplay『Status』を語る 松尾潔のメロウな夜

松尾潔さんがNHK FM『松尾潔のメロウな夜』の中でTLCフォロワーともいえるアトランタのグループ、Riplayの『Status』を紹介していました。

さて、このところ毎週のように80年代、90年代。とりわけ90年代のR&Bシーンの話をしています。というか、まあそこを避ける理由がない。もしくは、そこを語らずしていまのR&Bシーンを語ることが難しいというぐらい、907s R&B現象が定着しております。中でも、この毎週言ってますね。ラフェイス。LA&ベイビーフェイス、ジャム&ルイス、テディ・ライリー。この3組ですね。それこそブルーノ・マーズが(グラミー賞のスピーチで)「自分に影響を与えてくれた。自分のヒーローだ」と名前を挙げた三組ですが。この人たちの音楽的遺産がいま、面白い形で拡散してるんだなーっていうのを実感しております。

ラフェイスから出てきたスターで最大の成功を収めたのはなんといってもTLCですね。先週、ご紹介したトニ・ブラクストンが大人向けの音楽だったとすれば、TLCはティーンを取り込むことができました。

松尾潔 Toni Braxton『Long As I Live』を語る
松尾潔さんがNHK FM『松尾潔のメロウな夜』の中でトニー・ブラクストンの新曲『Long As I Live』を紹介。そこからミント・コンディションやサウンズ・オブ・ブラックネス関連の楽曲などを紹介していました。 HAPPY FRIDAY!...

TLCのフォロワーといえるグループが本当に最近、ウジャウジャとと出てきておりまして。この番組でも時々、こうやってご紹介してるんですけどね。ピンク・ハートっていうグループなんかはTLCフォロワーていうのが最大の売りになってる感じですし。一組、リプレイという人たち。この人たちね、TLCと同じアトランタから出てきたということもあって、本当に隠すことなくというよりも、それが最大の売りって感じなんですよね。ジャケット自体がTLCのオマージュになっていたりするんですよ。『Hate Me』という曲。いま、バックで流れている曲なんていうのはもうジャケットがこれはTLCの『Baby-Baby-Baby』ですね。

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まあ「引用」というよりも「オマージュ」という言葉が相応しいと思いますけども。そんなリプレイ、名門レーベル、デフ・ジャムと契約いたしまして。そのデフ・ジャムからのシングルをこれからご紹介したいと思います。これはね、音がいいですね。歌の方は成長の途上にあると申し上げておきますけども。サウンド込みで言うと満点という感じですね。聞いてください。リプレイで『Status』。

Riplay『Status』

Tashan Stewart『Party All Night』

(松尾潔)2曲続けてジョージア州アトランタからの新しい風をご紹介いたしました。まずは女性3人組、リプレイで『Status』。先ほどもご紹介しましたようにTLCに大変大きな影響を受けて、また彼女たちへのオマージュとなる曲を作っている人たちですね。『Status』ちおう、これはデフ・ジャムからのリリースとなっております。

そして、続けてご紹介した男性シンガーはテイシャーン・スチュワート。「テイシャーン」と言いますと、さっきデフ・ジャムとと言いましたけども、デフ・ジャムが80年代に送り出した本格派R&Bシンガーの名前であります。アリソン・ウィリアムズとのデュエットはいまでも語り草になっておりますが。

テイシャーン、僕も大好きなシンガーでした。で、そのテイシャーンというファーストネームを持つテイシャーン・スチュワート。もちろん別人。まあ、若者なんですが。彼はね、本当にスターになってほしいなと思ってご紹介してみました。まだまだこれから知られていく人でありまして、まだインディーにいるんですけどね。これ全くメジャー向きのサウンドですし、ずばりクリス・ブラウンフォロワーと言って差し支えないんじゃないでしょうかね。曲は『Party All Night』。リプレイ、そしてテイシャーン・スチュワート。フレッシュな歌声を2曲続けてご紹介いたしました。

<書き起こしおわり>

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