アルコ&ピース酒井 知らぬ間にヒップホップドリームを達成していた話

アルコ&ピース酒井 知らぬ間にヒップホップドリームを達成していた話 アルコ&ピースのD.C.GARAGE

アルコ&ピースのお二人がTBSラジオ『D.C. GARAGE』の中で酒井さんのラップ仕事についてトーク。いつの間にかラップ仕事が急増し、ヒップホップドリームを達成していた件について話していました。

(平子祐希)まあ芸人でよく言われるさ、「じゃない方芸人」みたいな言い方があるじゃないですか。で、まあ俺らなんてさ、どっちもどっちみたいなところもあるから、それはね。で、他の組ほどそんな顕著じゃないんだけどさ。何かの番組に出た時に先輩から言われるのが、「どっちかって言うと、じゃない方の酒井くんは……」みたいなこともね、言われ方、するじゃん?

(酒井健太)うん。いや、そうですよ。

(平子祐希)で、まあ俺もさ、歳も5才も上だしさ。で、なんだかんだ意見したりすることも多いわけじゃん。その中で、最近で言うと「本業のお笑いを疎かにしてラップをやめろ。ヒップホップにうつつを抜かしているんじゃねえよ」みたいなさ。よく言うじゃないですか。

(酒井健太)はい。

(平子祐希)ほんで、まあ4月の月末、給料日ね。太田プロは給料手渡しなんですよね。これはね、有名な話だと思いますけども。実際に封筒を手でもらって、その封筒を厚さでね、どんだけ働いたか。今月は少なかった、今月はいっぱい働いたからこんなにもらえるんだっていう、そういう実感をね、自分の手で……っていうことで、給料をね。

(酒井健太)特殊ですよね。太田プロは。

給料手渡しシステムの太田プロ

(平子祐希)手渡しなんですけども。で、まあコンビなんかだとね、それを計算してわけたり。真っ二つに、割る2で分けるコンビもいれば、ピンの仕事は各々別で自分でもらったりとか。で、うちの場合はコンビの場合は折半。ピンの仕事はお互いに分けて。それも全部ね、ガサッともらうから俺がいつも計算をするんだよね。「2人の仕事、これはいくら。酒井のピンの仕事、いくら……」って分けて、計算して2人で振り分けるんだけど。

(酒井健太)うん。

(平子祐希)まあ先月のね、月末もいつもと変わらず俺がそれを計算していて。「あ、コンビの仕事。俺の仕事……」って書いていったら、「酒井の仕事。ヒップホップ○○。ああ、これね。いくらいくら。ああ。酒井、ラップ○○選手権。いくらいくら。酒井、○○ラップ××。あれっ……?」って。酒井がガンガンに出てくるのよ。ヒップホップ関連の仕事が。

(酒井健太)(笑)

(平子祐希)で、「あれあれっ?」って思って。で、俺もね、ピンの仕事は頂いているから。でもね、それのね、倍ぐらい酒井がウワーッてね、出てきて。ラップ関連の仕事。で、酒井の名前、「ヒップホップ○○」って出るたびに俺の頭の中では「チャリーン! チャリーン!」って酒井の計算がね、跳ね上がっていくのよ。「いや、待てよ……うん。酒井、ヒップホップ、酒井、ヒップホップ、酒井、ラップ、酒井、ラップラップラップ……」って。それで合計がバババババッ、バーン! はじき出したら、酒井の給料の方がヒップホップによって俺より大きくなってて(笑)。

(酒井健太)(笑)。嘘? そうだっけ?

(平子祐希)酒井の方が多かったよ。明細、ちゃんと見てない?

(酒井健太)いや、今月はね、見てなかったと思うよ。たしか。

(平子祐希)ああ、そう? あの、悔しいのよ……。

(酒井健太)(爆笑)。あんなに馬鹿にしてたのに(笑)。

(平子祐希)別にいいのよ。どっちが多いとかで腹立つとか、そんなのじゃないよ。2人で仕事をして、2人でお互いに大きくなっていけばいいわけだから。お給料もこんだけもらったなってなりゃいい。だけどさ、ラップの仕事で抜かれているのよ。

(酒井健太)ヤバッ(笑)。

(平子祐希)まあ、ラップの仕事が多くてさ。

(酒井健太)すごいな! ヒップホップドリームじゃん! 「不可能を可能にした日本人」じゃん、俺。「アーイッ!」じゃん、まさに。川崎レペゼンで、のし上がったな。

Zeebra『Street Dreams』

(平子祐希)ゲット・ザ・ビッグ・マネーだよ。

(酒井健太)いや、ビッグ・マネーだ。ビッグ・ビッグ・マネーだわ。ヤバッ!

(平子祐希)これ……家族がいるわけじゃん。4人家族よ。で、俺なんか金をもらってもさ、俺の金なんかないよ。全部渡して、その中から交通費とか微々たるお金をちょこっともらって、それで1ヶ月生活するわけよ。だけど(酒井は)一人暮らしなわけじゃん? それをさ、一人暮らしの、言ったらまあ遊び金の部分も多いわけよ。それをヒップホップで稼いでいるわけでしょう?

(酒井健太)すんげーじゃん! 2パックじゃん!

(平子祐希)(笑)

(酒井健太)マジか!

(平子祐希)これはさ、悔しくてさ!

(酒井健太)(笑)

(平子祐希)悔しくて、悔しくて、悔しくてさっ! でも、悔しくて、その悔しさの中にも、「あれっ?」って……「ヒップホップが死んだなんて誰が言ったんだ?」っていう。

(酒井健太)言ってねえよ、別に(笑)。

(平子祐希)「ヒップホップ、死んでねえじゃないか!」っていう。

(酒井健太)(笑)。ああ、そうか。ヤバッ。カマしたね。

(平子祐希)カマされてさ。なんか始めようかって俺も思って(笑)。

(酒井健太)(笑)

(平子祐希)違う違う違う、そっちじゃない、そっちじゃないよ。

(酒井健太)急に(笑)。

(平子祐希)でも、そうだよ。俺らも仕事でやっている分さ、やっぱり事務所にいくら渡せて、俺らがその割合でもらえて……じゃん。ビジネスとしてはよ。だから先月貢献したのは酒井なのよ。ヒップホップで太田プロに貢献してるのは、まさに酒井健太。お前なのよ。

(酒井健太)ヤバッ! 酒井健太 a.k.a 菊田健太。イヤァーーッ! これで稼ぐとは……夢にも思わなかった(笑)。本当に夢にも思わないよ(笑)。

(平子祐希)(笑)

(酒井健太)ああ、そっかー。知らなかった。

(平子祐希)実感がねえのがヤバいよね。

(酒井健太)ヤバいね。これ、ヤバいわ。

(平子祐希)ヒップホップだよ。「自分、食ってる」っていう実感がねえのが本当のヒップホップだからね。

(酒井健太)明細書見て計算しねーの、ヒップホップだから。

(平子祐希)うーわっ! 小せえな、俺は……。

(酒井健太)クッシャクシャにしてポイだよ。見ないから。

(平子祐希)(笑)。それで、レコードの針を落として(笑)。

(酒井健太)うわっ、そうかー。知らんかったわ。すげーな。

(平子祐希)不可能を可能にした日本人(笑)。

(酒井健太)(笑)

(平子祐希)言っとくけど、4万の差だからね(笑)。

(酒井健太)4万かー(笑)。4万だった(笑)。

4万の差

(平子祐希)いや、でもそれでもだからね、いっぱいそんだけいただいているっていうことだから。

(酒井健太)でも、平子さんもこれからいろいろあるでしょ? めちゃくちゃあるでしょ?

(平子祐希)いや、俺も「忙しいな」と思った上で。俺も仕事、いっぱいいただいているよ。その上で、俺は抜かれているだから。

(酒井健太)いや、だからだって大物をこれから釣り上げるじゃん?

(平子祐希)大物?

(酒井健太)大物がそろそろ来るわけでしょう?

(平子祐希)ええっ? ちょっとわかんない。

(酒井健太)現金として、ズカン!って入る、なんとなく計算……。

(平子祐希)いや、わかんないけど。全然自覚はないけど、来月あたり、ネットCMのやつが入るのかな?(笑)。

(酒井健太)(笑)。ネットCMだな。それは楽しみだよな、俺も。

(平子祐希)今月末、ガタガタ震えるぞ、お前(笑)。

(酒井健太)(笑)

(平子祐希)数万だけどな(笑)。

(酒井健太)(笑)

<書き起こしおわり>

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