星野源『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』を語る

星野源『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』を語る 星野源のオールナイトニッポン

星野源さんがニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中で最近ハマっているゲームを紹介。『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』や『Horizon Zero Dawn』について話していました。

(星野源)あとは、個人的なこと。最近、全然話したかったけど話せてなかった話をしよう。『バイオハザード7』をクリアしまして……(笑)。面白かった~。で、ダウンロードコンテンツも全部購入して、やり(笑)。それは結構前の話なんです。寝る直前にちょっとずつちょっとずつやってですね、クリアして。『バイオハザード7』は本当に面白かったです。隅々まで行き届いているというか。で、YouTubeに公式でメイキングが上がっていて、見たんですよ。本当に面白くて。

で、「ああ、こういう風に作っていたんだ」って。やっぱり日本人がアイデアを作って、こういう風に作ってきたっていうのもYouTubeの中にあって。そういうのが世界にウワーッと行っている感じがとてもいいなと。で、面白くて。で、それが終わった後に次は、また『バイオハザード7』と同じくPS4で『Horizon Zero Dawn』っていうゲームをやりまして。これが面白くてですね。

すっごい遥か未来の話という設定で。でも、1回人類が滅んだ後にもう1回、また1からスタートみたいな感じで人類が狩猟民族になっていると。で、狩猟なんですけども、狩るのは機械の獣なんですね。なので、動物のような恐竜のような間の大きい獣たちを狩るんですけど、メカなんですよ。すっごいかっこよくて。そのそれぞれのメカが。

『Horizon Zero Dawn』

で、そのメカを倒して、落とした部品を拾っていろいろ武器とかカスタマイズしたり、それをお金に替えたりとかですね。そういうのがすごく楽しくて。主人公のアーロイっていう女の子もすごいいかつい女の子なんだけど、どんどんどんどんかわいくなってくるという。で、すごく好きで。それも寝る前にちょっとずつちょっとずつやっていたんですけど……この間、発表になりましたWOWOWのドラマ『プラージュ』の撮影が始まってしまい、全くできなくなってしまいまして。「これは辛い! これはどうしたらいいんだ?」と。そこで……そこで来ました。私、移動中にできるNintendo Switchで『ゼルダの伝説』を始めました! ありがとうございます!

『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』。これが面白くてですね(笑)。『Horizon Zero Dawn』はとりあえずかなり後半まで行ったんですけど、一旦中止してですね、『ゼルダの伝説』をやっているわけです。これでなにが面白いか? というと、まあみなさん、すっごい大評判なので知っている方ももちろんいると思いますし、噂に聞いた人もいると思いますが。この、いわゆる『ゼルダの伝説』っていちばん最初の『ゼルダの伝説』が僕、大好きなんですよ。ファミコンのディスクシステムが最初だったかな? で、その『ゼルダの伝説』がすっごい好きで。いわゆるドット絵。2Dのドットでマップが広いんですよ。当時にしては。で、マップをいろいろ探索していったり、ライフ(体力)を増やしていったり。謎を解いていったり。そうやって進んでいくんですけど。

で、ハードが進化していくに従って、たとえばロード画面とか……ロードしないといけない。他のステージに行く時に一瞬、ロード画面が挟まって読み込んでから次のステージみたいな。で、いちばん最初の『ゼルダの伝説』ってそれ、ないんですよね。次のステージっていうか、次の画面に行ったらすぐに行けるみたいな。だからいわゆるオープンワールドを……もともとオープンワールドだったみたいな感じなんですが。いまの3Dのグラフィックで『ゼルダの伝説』はオープンワールドという概念で。ひとつの世界がありまして、そこをシームレスでどこにでも行けると。で、始まったところからいちばん遠くの山まで、いろんな景色が見えるんですけど。そこの全部に行けるんですよ。山の上にも、全部登れるんですよ。行けないところがないという。

で、木があったら木の上にも登れるし。すごい高い山なんですけど、壁を登って……体力が続けば、全部登れるという。そういう風にできていてですね。すごくいろんなことができて。一応ストーリーはあるんですが、ストーリーをやらなくてもいいし、やってもいいしという。その自由度がすごく心地よくて。で、僕は説明書を見ないでやるのが好きなんですよ。でも最近は、説明書を見ないでもチュートリアルがだいたいあるでしょ? ゲームって。で、いちばん最初にたとえば「こうやると走ります」とか、「こうやって戦うんんです」とか、そういうのがあるんですけど……今回の『ゼルダの伝説』はなんか、あんまないんですよ。

で、あんまなくって、それがすっごい面白くって。「えっ、こんなことできるの?」っていうのが、自分で偶然発見しちゃったりするんですよ。それが昔のファミコンの時の……説明書が前は一応あったけども、まあ読まないでやっていて発見したあの感じとか、友達から借りて説明書がない状態でやって、「えっ、こんなことできるの?」みたいな。なんかそんな感じがすごい楽しくて。で、俺、果物を拾ったりとか、どんぐりを拾ったりとか、いろいろあるんですよ。で、敵を倒すとすごい気持ち悪いものを落としたりとか。で、これ何に使えるのか全然わからないみたいなものがあって。

で、焚き火とかもあってね。すごい寒い地域にいると、すぐ死んじゃうんですよ。寒すぎて。「寒い……」ってなって。雪山みたいなところにいると、割りとすぐ死んじゃうんですけど。でも焚き火の近くにいると全然死なないみたいな。割りとリアルな。で、長く走れないとかあるんですよ。体力の概念があるんですよ。で、焚き火があって、焚き火は時間を潰せたりとかいろいろあるんですけど、焚き火とは別に、その焚き火みたいなのの上に鉄板・鍋みたいなのが乗っかっているところがあって。「なんだろう、この鍋?」って思って、試しにその果物。「食べる」っていう選択肢があるんですけど、その「食べる」っていうのの下に「手に持つ」っていうのがあって。「手に持つ」っていうのをやってみて。そしたら「置く」っていうのが出てきたんですよ。

「置く……ああ、置くのか?」って。で、その「置く」の矢印の先に鍋があったから、置いてみたら料理ができたんですよ。「あっ、料理ができるんだ!」って。俺、全然何も知らない状態で始めたから。で、焼きリンゴができたんですよ(笑)。リンゴを置いたら。「ええっ、面白い!」って思って。で、他にもなにかできるのかな?って思って。「手に持つ」っていうやつがあって。「手に持つ」っていうのを選んだら「1/5」って出たんですよ。「1/5だ。もしかしたら、他のも持てるのかな?」と思って、肉を持ってみたら、持てたんですよ。で、肉を持って「置く」っていうのをやったら、2つ、果物と肉を鍋の中に放り込んでジューッ!って料理したら、なんかフルーツ肉炒めみたいなのができたんです。「すげー!」と思って(笑)。

『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』料理

料理のレシピがすっごいいっぱいあって。料理をしているだけで数時間たっちゃうんですよ。楽しくて。いろいろ拾ったりとか。で、狩りもできるので。イノシシに矢を放って肉を手に入れて……とかできるんですけど。それだけで楽しくて。いま、それをずっとやっています。本当に。なので、移動中はそれをやって、ドラマを撮り、そして夜はラジオをし。ちょっと前まで『いのちの車窓から』の直しをやっていたんですが、いまは宣伝活動に入り、非常に、めちゃくちゃ忙しいです。あの……休みたい。休んで、ゲームばかりをやっていたんですよね。本当に。もっと料理をしたいんだよ。俺は……(笑)。

星野源『ゼルダの伝説』トーク追記

星野源さんが1週間後の番組内でさらに『ゼルダの伝説』の話をしていました。

(星野源)さあ、『星野源のオールナイトニッポン』、メールがたくさん来ております。ありがとうございます。読みたいと思います。(メールを読む)「源さん、こんばんは。東京の桜は満開になりつつありますね。最近もますます忙しくされているようですが、もうどこかで桜は見ましたか?」。いやー、見てないんです。いやー、見たい! 桜を全く見てないよ。いま、ほとんど毎日『プラージュ』というドラマの撮影に入っておりまして。それと、いろんな宣伝物がありまして。今日も『Music Video Tour』という僕、星野源のミュージックビデオ集が出るので。それの取材があって。その前は『いのちの車窓から』というエッセイ集の宣伝がありまして。

それでその前は、主演のアニメ映画『夜は短し歩けよ乙女』の宣伝がありまして。全然時間がないんです。それで、時間がある時はいま、とにかく『ゼルダ(の伝説 ブレス オブ ザ ワイルド)』。『ゼルダ』をやっております。本当に面白い。『ゼルダ』をとにかくやっていてですね。風とか草原とかですね、寒いとか温かいとか、全部『ゼルダ』の中で感じております。季節感を全て『ゼルダ』の中で感じるぐらいですね。空いている隙間に全て『ゼルダ』をやっておりますね。もう本当に面白い!

本当に自由なんですよ。本当にどこでも行けるし。オープンエアーという概念で。遠くに山が見えていたら、その山にも本当にちゃんと全部に登れるという。行けないところがないというね。川も全部入れるという。なにがいいって、プレイヤーを信じている感じがすごくします。製作者のみなさんが。すごく好きです。そういうところが。だからね、基本的にいま『ゼルダ』でございます。

<書き起こしおわり>

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