KEN THE 390 SLOTH『噂のBITCH』突然のバイラルヒットを語る

KEN THE 390 SLOTH『噂のBITCH』突然のバイラルヒットを語る シケ金

KEN THE 390さんがソラトニワFM原宿『シケ金』に出演。ジェーン・スーさん、DJ YANATAKEさんに、SLOTHの『噂のBITH』がリリースから半年後に突如バズり、iTunesヒップホップチャートで急上昇した話をしていました。

(ジェーン・スー)KEN THE 390はどなたが?

(KEN THE 390)僕、ちょっとなんか要注目っていうのと違うのかもしれないですけど、最近、SLOTHっていうラッパーがいて。『噂のBITCH』っていう曲があるんですけど。それが、結構半年ぐらい前に出した曲だったんですけど、出した時、そんなバズるわけでもなく。普通の曲だったんですけど。

SLOTH『噂のBITCH』

(ジェーン・スー)うん。

(KEN THE 390)半年後ぐらいに、ぜんぜん関係ないギャルの子が、たぶんタイトルが強烈だったから、それをハッシュタグにして、ちょっとエッチな画像とか、エッチな動画を上げ始めて。それがTwitterで超話題になって、いまiTunesずーっと1位・2位をウロウロしてるんですよ。ヒップホップの。

(ジェーン・スー)ええーっ!?

(KEN THE 390)だから最近、こんな夢のある話、あんのか!?と思って(笑)。

(ジェーン・スー)そんな話、あるんだ!

(DJ YANATAKE)結構バイラルヒットっていうか。なんか、その女子高生のツイートみたいなのが6000だか7000リツイートぐらいされていて。で、急にYouTube回ってiTunesバーッ!っとあがってきて。

(KEN THE 390)そうなんですよ。もう急にYouTubeが1日10万ぐらい回り始めて。本人も全く、『なんでこんなことになっているんだろう?』って、最初わかんないみたいになっていて(笑)。

(ジェーン・スー)(笑)。すごいね!

(KEN THE 390)夢があんなー!と思って。

(ジェーン・スー)風が吹いて桶屋が儲かりすぎだろ!って。だって、その女子高生、1円も儲かってないでしょ?

(KEN THE 390)そう。1円も儲かってないです。たぶん(笑)。

(ジェーン・スー)そんなこと、あるの!?夢、ありますね。

(KEN THE 390)そうなんですよね。

(DJ YANATAKE)でも、アメリカっていま、結構本当にそういう感じだもんね。

(ジェーン・スー)ああー、たしかに。そうかもしれないね。

(DJ YANATAKE)バイラルヒットっていうのはもう、そういうことで。

(ジェーン・スー)さあ、説明しよう。バイラルヒットについて、ヤナタケさん。簡単に。140字ぐらいで教えて下さい。

(DJ YANATAKE)バイラルヒットとはですね、まあ本当はダンス、振り付けとかそういうのが本当は必要だったりするんだけど。まあ、なにかをきっかけにして。TwitterとかSNSとかが主ですね。そういうもので広がってヒットしてくっていうことをバイラルヒットと言います。

(ジェーン・スー)はい。つまり、あれですよね。その曲自体の魅力が・・・とかの前に、フックで1個、何か。PVにこんな人が出ているとか、このダンスが面白いとかっていうのでダダダダダッ!っと。ソーシャルに広がる。

(DJ YANATAKE)よく当てぶりとかね。真似とかしたりするので。Vineとかがやっぱりアメリカで流行っているから。そうそう。そこでワーッと流行ったりするのをね、バイラルヒットと言いますね。

(ジェーン・スー)KEN THE 390さんも、バイラルヒット!どうですか?

(KEN THE 390)いや、狙いたいですけどね(笑)。

(ジェーン・スー)まあ、狙えるもんじゃないんだよね、あれがね。

(DJ YANATAKE)あ、まあだからわかりやすく言うと、あれですよ。ファレル・ウィリアムスの『Happy』とか、AKB48の『恋するフォーチュンクッキー』とか。あれ、みんな踊ってビデオをアップしたりしてるじゃないですか。ああいうののことですね。

(ジェーン・スー)ですね。あれがこうやっぱり・・・まあだから、普通に正攻法で音楽を売ろうって言ってももう無理なんですよね。たぶんね。

(KEN THE 390)うんうん。

(ジェーン・スー)『今週のベストテンは』っていう時代じゃなくなってきたというか。

(DJ YANATAKE)そうですね。

(ジェーン・スー)そう。だからやっぱりアーティストのホームページとかで、いまだにトップページにYouTubeのリンク貼られてないアーティストとか見ると、結構、大丈夫か?と思っちゃうもんね。

(KEN THE 390)(笑)

(DJ YANATAKE)まあでも本当にその、簡単に作れるなっていう。簡単に発表もできるようになった分、だけどそこでビデオが話題にならないと、話題になんないね。

(KEN THE 390)まあ、そうですね。ビデオ、大事ですよね。すごく。

(ジェーン・スー)それで回るのに、じゃあ何をするか?って、まあ仕込みすぎると上手く行かないけど。でも、何かしらそこに意識がないものは完全にスルーされちゃいますからね。

(KEN THE 390)そうですね。たしかに。

(ジェーン・スー)それはどのジャンルでもそっか。でも。

(DJ YANATAKE)まあ、そうね。

<書き起こしおわり>

タイトルとURLをコピーしました